『美術手帖』 も、
美術手帖 2016年5月号/美術出版社
『Pen』 も、
Pen (ペン) 『特集 史上最強の天才絵師 若冲を見よ。』〈2015年 4/1号〉 [雑誌]/CCCメディアハウス
『和樂』 も、
和樂(わらく) 2016年 04 月号 [雑誌]/小学館
そして、お世話になっている 『芸術新潮』 も、
芸術新潮 2016年 05 月号/新潮社
こぞって若冲を特集をしている今日この頃。
今、日本は、まさに若冲祭り状態です。
その中心地 (?) となっているのが、東京都美術館。
史上最大、空前絶後の伊藤若冲の展覧会 “生誕300年記念 若冲展” が開催されています。
おなじみの 《鳥獣花木図屏風》 をはじめ、
《鳥獣花木図屏風》
紙本着色 六曲一双 各168.7×374.4 cm エツコ&ジョー・プライスコレクション
MIHO MUSEUM所蔵の 《象と鯨図屏風》 や、
佐野市立吉澤記念美術館所蔵の重要文化財 《菜蟲譜》 など、
代表作のほとんどが出展されているといっても過言ではない今回の若冲展。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
これほどまでに、若冲の代表作が一堂に会すとは。
スゴすぎて、笑ってしまうレベルです。
展覧会というよりも、もはやテーマパークといった感じでした。
どれもこれも目玉作品ではありますが。
やはり何と言っても、今回多くの方が熱い視線を注いでいるのは・・・
《動植綵絵 群鶏図》
絹本着色 一幅 142.6×79.7cm 明和2年(1765年)以前 宮内庁三の丸尚蔵館
現在は、宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する 《動植綵絵》 の全30幅展示。
それも、京都・相国寺の 《釈迦三尊像》 と合わせての展示でしょう。
もともとはセットで飾られていた 《釈迦三尊像》 と、
《動植綵絵》 が約120年ぶりに再会を果たしたのは、2007年の京都でのこと。
つまり、約130年の間で再会はたったの2回だけ、
しかも、東京では今回が初という超貴重な機会なのです。
《釈迦三尊像》 と 《動植綵絵》 が一緒に展示されている。
それだけでも十分に素晴らしいことなのですが。
1フロアを贅沢に使い、インスタレーションのように、《釈迦三尊像》 と 《動植綵絵》 が展示されていました。
この展示デザインが、本当に素晴らしかったです。
会場の中心には、《釈迦三尊像》 。
そして、両サイドに15幅ずつの 《動植綵絵》 が弧を描くように配置されています。
この空間に関しては、今年一番、いや、ここ数年間でも一番感動しました。
その感動を金銭で表現するのもなんですが、
展覧会とは別に、この1フロアを鑑賞するためだけに、
+2500円支払ってもイイと思ったくらいです (←?)。
当然、期待はしていましたが。
その期待を超えてくる展覧会でした。
文句なしの3ツ星。
混雑は必至でしょうが、それも若冲祭りの思い出になるはずです。
ちなみに、個人蔵の 《百犬図》 は、4/22~5/8までの展示。
《百犬図》 絹本着色 一幅 142.7×84.2cm 個人
京都国立博物館所蔵の 《果蔬涅槃図》 は、5/10~5/24の展示となっています。
ごく一部展示替えもあるので、要チェックです。
《果蔬涅槃図》 紙本墨画 一幅 181.7×96.1cm 京都国立博物館
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生誕300年記念 若冲展
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