2015年は、モネの年でしたが。
今年2016年は、ルノワールの年。
この春見逃せない展覧会のひとつ・・・
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
“オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展” が、ついに幕を開けました。
国立新美術館にて、8月22日まで開催されています。
喫茶店チェーンの名前にも使われるくらいに (?) 、日本で大人気のルノワール。
これまでに何度も、ルノワールの展覧会は国内で開催されていますが。
今回のルノワール展は、間違いなくその決定版。
オルセー美術館とオランジュリー美術館が所蔵する、
世界有数のルノワール・コレクションの中から選りすぐりのルノワールの名品を紹介する展覧会です。
《ぶらんこ》 に、
《ぶらんこ》 1876年 油彩/カンヴァス オルセー美術館
©Musée d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt / distributed by AMF
《ジュリー・マネ》 あるいは 《猫を抱く子ども》 に、
《ジュリー・マネ》 あるいは 《猫を抱く子ども》
1887年 油彩/カンヴァス オルセー美術館
© RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF
揃って来日するのは45年ぶりとなる 《田舎のダンス》 と 《都会のダンス》 に。
《田舎のダンス》 1883年 油彩/カンヴァス 《都会のダンス》 1883年 油彩/カンヴァス
オルセー美術館 © RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / オルセー美術館 © RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) /
Hervé Lewandowski / distributed by AMF Hervé Lewandowski / distributed by AMF
ルノワールの代表作の数々が、これでもかと展示されていました。
さらに、ルノワールの一般的なイメージとは違った、
クラシックなスタイルの肖像画や、モネのような風景画なども展示されていました。
このような絵も描いていたのですね。
そういった意味でも、画家ルノワールの全貌がよくわかる展覧会だったといえましょう。
さてさて、今回のルノワール展の目玉は何と言っても、
《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》
1876年 油彩/カンヴァス オルセー美術館
©Musée d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt / distributed by AMF
日本初上陸となる 《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》 です!!
画集やネット上では、幾度となく目にしてきたルノワールの代表作中の代表作。
期待に胸ふくらませた、その初対面の率直な第一印象は・・・・・
「おっ、デカっ!」 でした。
シンプルにもほどがある自分の感想に、自分でもビックリです (笑)
ただ、この大きさというのが、この作品にとって重要な要素である気がしました。
というのも、画集やネット上で眺めているときは、
「(光が)明るい絵だなァ」 くらいの感想しか抱かなかったものですが。
この大きさの 《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》 の前に立つと、
大画面に吸い込まれ、本当にムーラン・ド・ラ・ギャレットにいるような感覚に陥るのです。
温度や湿度といった空気や、人々の話し声やダンス音楽といった喧騒も感じられました。
「臨場感ハンパねー!」 な一枚です。
ちなみに、会場には、この絵を少し離れた位置から眺めるためのベンチが設置。
ここから眺めると、より臨場感が増します。
サンドイッチなどがあれば、さらに臨場感アップ。
(注:館内での飲食は禁止です)
展覧会も充実していましたが、同じくらいにショップも充実していました。
イチオシは、《ジュリー・マネ》 あるいは 《猫を抱く子ども》 に描かれた猫のぬいぐるみ。
可愛さ爆発。
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オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展
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