前回、Bunkamuraザ・ミュージアムの “俺たちの国芳 わたしの国貞” に、
完全に乗っかる形で、“歌川国貞 ~和の暮らし、和の着こなし。” を開催した太田記念美術館ですが。
今回は、サントリー美術館で開催中の “広重ビビッド” に、
完全に乗っかる形で、“歌川広重 ~東海道五十三次と冨士三十六景” を開催しています。
こちらは、歌川広重の代表作 《東海道五拾三次之内》 シリーズと、
最晩年に手がけた 《冨士三十六景》 シリーズを、前後期に分けて一挙公開する展覧会です。
《東海道五拾三次之内》 は、これまでにいろんな展覧会で目にしているので、
“特に目新しい発見は無いよなぁ...( -_-)”
と、実はそこまで期待をしていなかったのですが。
今回の展覧会では、よく知られたバージョンだけでなく、
《東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景》
レアな別バージョンも合わせて展示されていました。
《東海道五拾三次之内 日本橋 行烈振出》 サントリー美術館蔵
《東海道五拾三次之内》 は、長年に渡って売れ続けた人気シリーズ。
その中でも特に人気の高い絵柄は、色を少し替えたり、
版を付け加えたり、さまざまにマイナーチェンジされていったのだそうです。
ビックリマンシールで言えば、ヘッドロココのシールが何パターンもあるようなものですね。
(↑同世代の人にしかピンとこない例えで、恐縮です)
![ロココ]()
《東海道五拾三次之内》 シリーズを鑑賞したあとは、《冨士三十六景》 シリーズへ。
富士山。
三十六景。
どうしたって、葛飾北斎の 《富嶽三十六景》 シリーズを連想してしまいます。
そして、そんな葛飾北斎の 《富嶽三十六景》 シリーズと比べてしまうと・・・
《冨士三十六景 武蔵本牧のはな》
どうにも、ちんまりした印象です。
富士山から雄大さや迫力が感じられません。
《冨士三十六景 武蔵小金井》 のように構図がトリッキーなものもありましたが。
![冨士三十六景 武蔵小金井]()
全体的には、いまいちパッとせず。
個人的には、葛飾北斎のほうに軍配です。
やはりパクリがオリジナルを超えるというパターンは、そうそうないのではないでしょうか。
ちなみに。
6月1日からの後期には、僕の出身である千葉を舞台にした 《冨士三十六景》 シリーズも出展されるとのこと。
《冨士三十六景 下総小金原》
「千葉は田舎じゃないよー!」
と、思わずケント・デリカットばりに叫びたくなる作品です。
草原に野生の馬って。。。
また、疑惑の一枚も出展予定。
《冨士三十六景 駿河薩タ之海上》
これは、完全に葛飾北斎に寄せていますね。
世が世なら、アウトです。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です
)
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こちらは、歌川広重の代表作 《東海道五拾三次之内》 シリーズと、
最晩年に手がけた 《冨士三十六景》 シリーズを、前後期に分けて一挙公開する展覧会です。
《東海道五拾三次之内》 は、これまでにいろんな展覧会で目にしているので、
“特に目新しい発見は無いよなぁ...( -_-)”
と、実はそこまで期待をしていなかったのですが。
今回の展覧会では、よく知られたバージョンだけでなく、

レアな別バージョンも合わせて展示されていました。

《東海道五拾三次之内》 は、長年に渡って売れ続けた人気シリーズ。
その中でも特に人気の高い絵柄は、色を少し替えたり、
版を付け加えたり、さまざまにマイナーチェンジされていったのだそうです。
ビックリマンシールで言えば、ヘッドロココのシールが何パターンもあるようなものですね。
(↑同世代の人にしかピンとこない例えで、恐縮です)

《東海道五拾三次之内》 シリーズを鑑賞したあとは、《冨士三十六景》 シリーズへ。
富士山。
三十六景。
どうしたって、葛飾北斎の 《富嶽三十六景》 シリーズを連想してしまいます。
そして、そんな葛飾北斎の 《富嶽三十六景》 シリーズと比べてしまうと・・・

どうにも、ちんまりした印象です。
富士山から雄大さや迫力が感じられません。
《冨士三十六景 武蔵小金井》 のように構図がトリッキーなものもありましたが。

全体的には、いまいちパッとせず。
個人的には、葛飾北斎のほうに軍配です。
やはりパクリがオリジナルを超えるというパターンは、そうそうないのではないでしょうか。
ちなみに。
6月1日からの後期には、僕の出身である千葉を舞台にした 《冨士三十六景》 シリーズも出展されるとのこと。

「千葉は田舎じゃないよー!」
と、思わずケント・デリカットばりに叫びたくなる作品です。
草原に野生の馬って。。。
また、疑惑の一枚も出展予定。

これは、完全に葛飾北斎に寄せていますね。
世が世なら、アウトです。
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