國學院大學の渋谷キャンパス内にある國學院大學博物館へ行ってきました。
2013年に発足したばかりということで、キレイな館内。
展示は、全部で4つのゾーンに分かれており、
そのうちの考古ゾーンに関しては、写真撮影も可能となっています。
入館料は無料。
だからと言って、展示品がショボいというわけではありません。
《火焔土器》 や、
《埴輪》 など、
貴重な考古品の数々が、スタイリッシュな空間にズラリと並べられています。
僕のオススメは、こちらの 《鹿型埴輪》 。
カピバラさんに通ずる可愛さがあります。
是非とも、ぬいぐるみ化を検討して頂きたいところです。
さて、そんな國學院大學博物館では、
現在、“偶像(アイドル)の系譜―神々と藝能の一万年―” という企画展が開催されています。
特に、アイドルが好きというわけではないですが。
非常に興味をそそられます (笑)
こちらは、「アイドルとは、一体何なのか」 というテーマを、学術的に掘り下げた展覧会です。
第1章では、“会いに行けるアイドル” の原型が紹介されます。
まずは、現役のアイドルをパネルで紹介。
その中には、AKB48についての言及も。
第七回AKB48で、31位にランクインしたHKT48渕上舞を推すコミュニティーの横断幕を例に、
特定のアイドルを推す 「界隈」 は、神仏に仕える結社 「講」 のようなものであると解説。
なるほど (笑)
さらに、歴史をさかのぼって、元祖 “会いに行けるアイドル” が紹介されます。
その元祖アイドルとは、
《お仙と菊之丞とお藤》
鈴木春信が浮世絵のモデルとして描いている笠森お仙。
谷中の笠森稲荷の境内にあった 「鍵屋」 という水茶屋で働いていた看板娘だそうです。
その姿をひと目見ようと、江戸中から男が集まってきたのだとか。
人間の性というのは、江戸時代から変わらないのですね (笑)
・・・と、ここまでは面白かったのですが。
第2章では、さらに突き詰めて、マツリや祭祀など、『芸能』 のルーツを紹介。
第3章では、さらにさらに突き詰めて、仏像や土偶など、『偶像』 のルーツを紹介していました。
“いや、何もそこまで、突き詰めなくても。。。”
急に、ついて行けなくなりました (笑)
担当した学芸員さんの研究ヲタっぷりが炸裂してしまっていた気がします。
ちなみに、会場で展覧会に関するアンケートに協力するだけで、
展覧会の図録が、なんと無料でもらえてしまいます。
太っ腹!
こちらの図録も、なかなか読みごたえがあったのですが、
個人的には、館内で無料配布されていたフリーペーパー 『縄文ZINE』 にノックアウトされました。
「縄文時代のtwitter」 やら、「縄文人おすすめの映画」 特集や、
頭がおかしい企画が満載 (笑)
この編集をした人に、会いに行きたいです。
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偶像(アイドル)の系譜―神々と藝能の一万年―
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