これまでに 「トラベル」 や 「ビール」 など、
ユニークな切り口の展覧会で、47都道府県の個性を浮き彫りにしてきたd47 MUSEUM。
現在は、“d mart 47 – 47都道府県のご当地ものコンビニ –” という企画展が開催されているようです。
テーマは、僕らの生活に欠かせない 「コンビニ」。
そう言えば、d47 MUSEUMでは、3年前には、
“みんなのスーパーマーケット 47都道府県のご当地スーパー展” が開催されていましたっけ。
今回もそんな感じで、セイコーマートとかセーブオンとか、
47都道府県ごとに、ご当地コンビニが紹介されているのでしょうか?!
・・・・・と思ったら。
見たことありそうで、見たことないオリジナルのコンビニが誕生していました。
その名も、d mart 47。
入店 (?)すると、これまた聞いたことありそうで、
聞いたことないオリジナルの入店音が流れてきました (笑)
「こんなところまで、こだわる?!」 と驚いたのもつかの間、
耳を澄ませば店内 (?) を流れているのは、d mart 47のオリジナルテーマソングではないですか。
本当に、こんなコンビニが実在しているような気になってきました。
さて、d mart 47の一番の特徴は、品ぞろえにあります。
普通のコンビニは、便利さ重視。
「間に合わせのため」 の商品が多く、
「大切に長く使うため」 の商品は、ほとんど棚に並んでいません。
しかし、d mart 47には、47都道府県から厳選された、
その土地らしさのあるロングライフデザインの商品ばかりが並べられています。
もちろん、コンビニなので、雑貨だけでなく、食品や飲料品も充実。
全国区のコンビニには置いていない商品が、たくさん並んでいました。
どれも美味しそうですね!
いつものコンビニよりも、目移りしてしまいます。
・・・・・と、ついつい忘れてしまっていましたが。
ここは、実際はコンビニではなく、ミュージアム。
これらの商品をコンビニ風に展示することで、
その土地らしさのあるロングライフデザインとは何かを考える展覧会です。
確かに、言われてみれば、普段のコンビニでは、
そこまでデザインを意識したことがなかった気がします。
買いたいものをパッと買って、サッと出る。
ただ、それだけです。
しかし、こうしてデザインされた商品がたくさん並んでいると、
思わず、棚の端から端まで、じっくりと眺めてしまうものなのですね。
改めて、デザインの力を考えさせられる展覧会でした。
たっぷり観賞したので、帰ろうとしたところ、
「気になった商品がありましたら、実際に買えますよ」
と店員さん (?) に、声掛けされました。
「えっ、実際に買えるんですか?!」
そこまでくると、もう完全にコンビニですね (笑)
というわけで、悩んだ末に、3点お買い上げ。
山形県のローカルなお菓子という 「ミルクケーキ」。
初めて食べてみましたが、ケーキという名に反して、バリバリした食感でした。
山形県の皆様、こういう食べ物なのですか??
ちなみに。
d47 MUSEUMのディレクター・ナガオカケンメイさんは、
21_21 DESIGN SIGHTで開催中の “雑貨展” に姉妹店とも言うべき・・・
d mart usedを出展中。
こちらのコンセプトは、必要以上に複数あり、
使われていない生活用品を集めたコンビニエンスストアとのことです。
d mart usedの商品は購入出来ませんので、あしからず。
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d mart 47 – 47都道府県のご当地ものコンビニ –
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