Quantcast
Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5005

村上春樹とイラストレーター-佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-

$
0
0

現在、ちひろ美術館・東京では、

ちひろ美術館・東京
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)


“村上春樹とイラストレーター-佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-” が開催中。
こちらは、村上春樹さんとイラストレーターをテーマにした初の展覧会で、
これまでに村上文学を彩ってきたイラストレーションの数々が紹介されています。

安西  村上


その中には、かつて村上春樹さんが経営していたジャズバーに飾られていた貴重な原画も。
(今回の展覧会が初公開となります!)

佐々木  佐々木マキ 『風の歌を聴け』(講談社)表紙 1979年 個人蔵
©Maki Sasaki 1979 by Medialynx Japan


村上


まさに、ハルキスト垂涎の展覧会と言えましょう!


さてさて、1日1冊ペースで本を読み、活字中毒を自認している僕ですが。
実は、村上春樹さんの小説は、食わず嫌い (読まず嫌い?) で、一冊も読んだことはありません。
どちらかと言えば、アンチです (ハルキストの皆様、ゴメンナサイ)。


そんな第三者の厳しい目で (?) 、この展覧会を鑑賞したわけですが・・・

普通に面白かったです!

村上さんの文が、イラストの魅力を引き立てているのか。
はたまた、イラストが、村上さんの文の魅力を引き立てているのか。
文とイラストが、わかりやすく対応しているわけではなく、
かといって、お互いが、まったく独立しているわけでもなく。
その絶妙で洒脱な距離感が、鑑賞していて、なんとも心地良かったです。
星
気づけば、展覧会の帰りに本屋に寄って、
『風の歌を聴け』 を購入している自分がいました。(もちろんポケットマネーで)


今回紹介されていた4人のイラストレーターの中では、
個人的には、大橋歩さんの余韻のある作品に惹かれました。

3.大橋歩「猫に名前をつけるのは」  
大橋歩 「猫に名前をつけるのは」『サラダ好きのライオン村上ラヂオ3』(マガジンハウス)より  2012年 個人蔵


シンプルだけど、滋味深い。
乾物のような味わいがあります。
村上さんの文体をビジュアル化すると (?)、
「こうなるしかないよなぁ!」 という妙な説得力もありました。


ちなみに。
美術館内の絵本カフェでは、会期中、期間限定メニューとして、
『風の歌を聴け』 に登場する鼠の好物 「ホットケーキのコカコーラがけ」 が販売されています。

美味しそうな気が全くしないのですが (笑)
せっかくの機会なのでご相伴にあずかりました。

ホット


本当に、コカコーラをホットケーキにどばどばとかけています。

ケーキ


仕上がりは、こんな感じ。

コーラ


恐る恐る、一切れ口に運んでみることに。
味は・・・まぁ・・・う~ん・・・駄菓子っぽかったです (笑)
予想よりはマズくなかったですが、B級感のある味わいでした。
やれやれ。

 ┃会期:2016年5月25日(水)~8月7日(日)
 ┃会場:ちひろ美術館・東京
 ┃
http://www.chihiro.jp/tokyo/museum/schedule/2016/0119_1653.html

~読者の皆様へのプレゼント~
こちらの “村上春樹とイラストレーター” のペアチケットを、5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。

http://homepage3.nifty.com/art-teller/tony_contact.htm
(〆切は、6月10日。当選は発送をもって代えさせていただきます)



1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位ですアップ
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!

Blogランキングへ  にほんブログ村 美術ブログへ


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5005

Trending Articles