現在、ちひろ美術館・東京では、
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
“村上春樹とイラストレーター-佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-” が開催中。
こちらは、村上春樹さんとイラストレーターをテーマにした初の展覧会で、
これまでに村上文学を彩ってきたイラストレーションの数々が紹介されています。
その中には、かつて村上春樹さんが経営していたジャズバーに飾られていた貴重な原画も。
(今回の展覧会が初公開となります!)
佐々木マキ 『風の歌を聴け』(講談社)表紙 1979年 個人蔵
©Maki Sasaki 1979 by Medialynx Japan
まさに、ハルキスト垂涎の展覧会と言えましょう!
さてさて、1日1冊ペースで本を読み、活字中毒を自認している僕ですが。
実は、村上春樹さんの小説は、食わず嫌い (読まず嫌い?) で、一冊も読んだことはありません。
どちらかと言えば、アンチです (ハルキストの皆様、ゴメンナサイ)。
そんな第三者の厳しい目で (?) 、この展覧会を鑑賞したわけですが・・・
普通に面白かったです!
村上さんの文が、イラストの魅力を引き立てているのか。
はたまた、イラストが、村上さんの文の魅力を引き立てているのか。
文とイラストが、わかりやすく対応しているわけではなく、
かといって、お互いが、まったく独立しているわけでもなく。
その絶妙で洒脱な距離感が、鑑賞していて、なんとも心地良かったです。
気づけば、展覧会の帰りに本屋に寄って、
『風の歌を聴け』 を購入している自分がいました。(もちろんポケットマネーで)
今回紹介されていた4人のイラストレーターの中では、
個人的には、大橋歩さんの余韻のある作品に惹かれました。
大橋歩 「猫に名前をつけるのは」『サラダ好きのライオン村上ラヂオ3』(マガジンハウス)より 2012年 個人蔵
シンプルだけど、滋味深い。
乾物のような味わいがあります。
村上さんの文体をビジュアル化すると (?)、
「こうなるしかないよなぁ!」 という妙な説得力もありました。
ちなみに。
美術館内の絵本カフェでは、会期中、期間限定メニューとして、
『風の歌を聴け』 に登場する鼠の好物 「ホットケーキのコカコーラがけ」 が販売されています。
美味しそうな気が全くしないのですが (笑)
せっかくの機会なのでご相伴にあずかりました。
本当に、コカコーラをホットケーキにどばどばとかけています。
仕上がりは、こんな感じ。
恐る恐る、一切れ口に運んでみることに。
味は・・・まぁ・・・う~ん・・・駄菓子っぽかったです (笑)
予想よりはマズくなかったですが、B級感のある味わいでした。
やれやれ。
┃会期:2016年5月25日(水)~8月7日(日)
┃会場:ちひろ美術館・東京
┃http://www.chihiro.jp/tokyo/museum/schedule/2016/0119_1653.html
~読者の皆様へのプレゼント~
こちらの “村上春樹とイラストレーター” のペアチケットを、5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。
http://homepage3.nifty.com/art-teller/tony_contact.htm
(〆切は、6月10日。当選は発送をもって代えさせていただきます)
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村上春樹とイラストレーター-佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-
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