~前回までのあらすじ~
本当に生意気ですが、画家のゴッホとピカソに捧げる歌を作ってきました。
ゴッホより、普通に国宝が好きっ~!
ピカソより、普通に国宝が好きっ~!
そんな男が、日本全国にある国宝を巡って旅を続ける企画、それが国宝ハンター。
前回、奈良県へとやってきた国宝ハンターは、
1年に3日しか公開されない 《乾漆鑑真和上坐像(開山堂安置)》 との対面を無事に果たす。
はてさて、次に狙う国宝は?
奈良国立博物館から、電車で約1時間。
長谷寺駅へとやってきました。
長谷寺駅というくらいですから、
当然、目指す長谷寺は、ほど近くにあるのかと思いきや・・・
ここから歩いて、約15分。
なかなかの距離です。。。
しかも、雨も降り始めて、テンションはダウン気味。
それでも、長谷寺を目指すしかありません。
すると、参道で気になる寿司屋さんを発見!
「江戸前寿司って!100%、ウソでしょ!」
何はともあれ、長谷寺に到着。
この長い長い回廊 (重要文化財!) を登った先にあったのが、
《長谷寺本堂》 (ジャンル:建造物) です。
想像していた以上に、迫力がありました。
駅から15分かかってでも観に来る価値はあります。
さて、こちらの本堂には、京都の清水寺と同じく、舞台が設置されていました。
そんな舞台からの眺めは、絶景・・・なのでしょうが。
高所恐怖症の僕には、ただただヘビーなだけです。
ちなみに、こちらのご本尊様は、10メートルを超える超巨大な 《木造十一面観音立像》 。
見下されている・・・もとい、見下されてる感ハンバなかったです。
長谷寺を後にし、次に向かったのは吉野駅。
ここから、修験道の本山である金峯山寺を目指します。
一番楽なのは、ロープウェイを使うルートです。
・・・・・・・・・。
しかし、筋金入りの高所恐怖症なだけに、
あそこまで老朽化が進んだロープウェイに、自分の命を託すことは出来ませんでした。
というわけで、山道を歩くという選択肢をチョイス。
30分近く、坂を登り続けることに。
余談ですが、このロケ当日もっともホットだった話題が、ファンキー加藤のW不倫のニュース。
そんなファンキー加藤が主演した映画のポスターが、
金峯山寺の門前町に、なぜか異様なほど貼られていました。
あまりにタイムリーすぎて、サブイボです。
そんなこんなで、金峯山寺に到着しました。
国宝の 《金峯山寺二王門》 (ジャンル:建造物) は、あいにく修理中でしたが。
一部でも見れたので、ヨシとしましょう。
さて、こちらは、金峯山寺からの吉野山の眺め↓
桜の時期に来たら、さぞ綺麗な眺めだったのでしょう!
でも、桜が咲いてなければ、よくある山の眺めです。
完全に来る時期を間違えました。
気を取り直して、金峯山寺のもう一つの国宝のもとへ。
《金峯山寺本堂》 (ジャンル:建造物) です。
なかなか、いかつい建築でした。
この中に、7mを超える大きさのいかつい青い蔵王権現像が安置されているわけですね。
重要文化財とは言え、インパクトは国宝級。
念願の初対面に、ドキドキしています。
「この中で、(あの青い) 蔵王権現像が観られるんですよね?」
と確認をした上で、拝観料を払い、本堂の中へ。
・・・・・しかし、肝心の蔵王権現像の姿は幕で隠されていました。
あれ??
「え~っと、あの青い蔵王権現像は??」
「蔵王権現様は、秘仏なので」
「あ、あの、さっき蔵王権現像が観られると・・・」
「あぁ、それでしたら本堂の奥に、秘仏ではない蔵王権現立像が。そちらも重要文化財です。」
ガッデム!!
蔵王権現なみに憤怒した僕でした。
この振り上げた拳は、どうしたものか。
こうして、今回の奈良の旅は終わったのであった。
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第百二十三話 国宝ハンター、憤怒する!
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