東京大学総合研究博物館で開催中の…
“アルケオメトリア 考古遺物と美術工芸品を科学の眼で透かし見る” に行ってきました。
アルケオメトリア
この全く耳馴染みのない言葉は、 “考古標本の年代を測定する方法” のことらしい。
「らしい」 というのは、説明を読んでもイマイチ・・・あ、ほとんど意味不明だったから。
東大脳には、全くついていけませんでした。
こんなにも、劣等感を覚えるキャプションには、初めて出合いましたw (←もはや笑うしかない)
いやさ、この数式は、なんなのさ (泣)
僕の少ない脳みそをフル回転させたところによりますと。
どうやら、この展覧会は、考古遺物や美術工芸品を、
その制作された年代を科学的に解明する方法の紹介を交えつつ展示しているそうな。
放射性炭素年代測定法とか加速器質量分析法とか…。
ただ、あたしにゃ~そういう難しいことはわからないですがね。 (出典:林家こん平)
展示されている考古遺物や美術工芸品は、純粋に素晴らしかったです。
重要文化財の 《火焔土器》 や、
弥生時代の 《漆塗り土器》 に、
古代アンデスの織物に、
エジプトのミイラまで!
ちなみに、このミイラ。
ちょっと可哀想な過去があるミイラなのです。
1884年に発掘された彼は、ペンヘヌウトジウウという名前の青年の神官 (ヒエログリフにそう書いてある)
ところが、1888年に帝国大学が、300円という値段で譲り受けた際に添付されていた書には、
「シヲピーユンドンと呼ぶ身分のある女」
と記載されていたそうです。
名前も違えば、性別も違う (笑)!
そして、月日は流れ、1975年。
ようやく、エジプト学者により、ヒエログリフが解読され、
ペンヘヌウトジウウという名前の青年の神官であることが判明。
その後、CTスキャンや解剖学的な観察から、彼の性別や死因も判明。
そして、放射性炭素年代測定法によって、年代も判明したのだとか。
とりあえず、この展覧会を通じて、
放射性炭素年代測定法などの科学が、博物学の研究には極めて有効なことは、わかりました。
科学的に調べれば、
この土器に付いたオコゲから、
縄文人が何を食べていたのかもわかるそうです。
科学の力、バンザイ!
美術ブログのランキングがアップする方法を科学的に解明して欲しいものです
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アルケオメトリア 考古遺物と美術工芸品を科学の眼で透かし見る
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