茨城県陶芸美術館に行ってきました。
こちらは、陶芸の町として知られる笠間市に、
2000年にオープンした東日本では初となる陶芸を専門に扱う美術館です。
そんな茨城県陶芸美術館で、現在開催されているのが、
“現代陶芸・案内(ガイド) 洗練・華麗・増殖 ―進化するフォルム” という展覧会。
前半では、八木一夫 (1918~1979) や、
八木一夫 《曲》 1964年 岐阜県現代陶芸美術館蔵
加守田章二 (1933~1983) といった陶芸界のレジェンドたちの作品を通じて、
加守田章二 《曲線文扁壺》 1970年 岐阜県現代陶芸美術館蔵
現代陶芸の流れを、ざっくりと、でもピンポイントに紹介。
まさに現代陶芸の教科書のような、ガイドブックのような展覧会です。
後半では、新里明士さん (1977~) や、
新里明士 《光水指》 2011年 個人蔵
五味謙二さん (1978~) をはじめとする、
五味謙二 《彩土器》 2013年 岐阜県現代陶芸美術館蔵
現在活躍中の陶芸界のニューウェーブ、
ないしは、ネクストブレイク陶芸家たちの作品が紹介されています。
陶芸界の “今” を徹底ガイドする展覧会という感じでした。
総勢100人近くの陶芸家の作品を観ることが出来て、
なおかつ、オールカラーのわかりやすいパンフレットまで戴けて、
何とも、お得な展覧会。
陶芸好きな方はもちろん、陶芸ビギナーな方にもオススメの展覧会です。
さてさて、今回の展覧会を鑑賞して、
何よりも印象に残ったのは、女性の陶芸家たちの活躍ぶり。
田中知美 《ある夜の出来事》 2014年 当館蔵
特に男女差別をしているわけではないのですが、
なんとなく、“陶芸家は男性の仕事” と思っていました。
しかし、今は、女性陶芸家はそう珍しい存在ではないようです。
男女比半々くらいでした。
しかも、なんなら女性陶芸家の作品のほうが目立っていた感さえあったほどです。
確かに、よく考えてみれば、森泉がDIYをする時代。
女性の力は、日に日に増しているようです。
こんなマシーン (?) もあるようですし↓
藤井実佳 《女子力増殖マシーン》 2014年 個人蔵
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現代陶芸・案内(ガイド) 洗練・華麗・増殖 ―進化するフォルム
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