第百二十四話 国宝ハンター、着こなす!
~前回までのあらすじ~ 「ぼ、ぼくは、こ、こ、国宝が好きなんだな。」 1101件 (2016年7月現在) の国宝をすべて目にするために、日本全国を歩き回っている国宝ハンター。 これまでに目にした国宝の数は、837件。...
View Article竹岡雄二 台座から空間へ
現在、埼玉県立近代美術館では、“竹岡雄二 台座から空間へ” が開催されています。こちらは、国際的な舞台で活躍するドイツ在住の美術家・竹岡雄二さん、その30年にも及ぶドイツでの制作活動を、約20点の代表作で振り返る待望の初回顧展です。竹岡雄二さんの代名詞とも言えるのが、台座彫刻。下の写真の左に写っているのは、そのシリーズのうちの1つで、その名もズバリ、《オレンジの台座》...
View Articleガラスと土の造形
先日は、かねてより、一度は訪れたいと思っていた遠山記念館へ。最寄り駅は、川越駅or桶川駅。今回は川越駅からバスで向かいます。・・・・・と、その肝心のバスが、1時間に1本しかありません。場合によっては、1本もない時もあります。運悪く、電車が遅れてしまったため、11時22分にバス停に到着...
View Articleはじめての古美術鑑賞 絵画の技法と表現
現在、根津美術館では、“はじめての古美術鑑賞 絵画の技法と表現” という展覧会が開催中です。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)敷居が高いと思われがちな日本古美術。その原因は・・・「たらしこみ」 や 「繧繝彩色」 といった専門用語にあり?!ならば、それらの専門用語の意味を、実際に技法が用いられた古美術作品を交えながら、紹介してしまおうというのが今回の展覧会。 重要文化財...
View Article名画で体ものまね
先日、ネタ探しにバラエティ雑貨ショップに訪れた際に、こんなグッズを発見いたしました。体でモノマネ 梅宮辰夫 SPO-001/ビバリーまさかの本人公認。しかも、3バージョン入り。「このお面を、名画の顔の部分に当てたらどうなるかなぁ」・・・・・てなわけで。体ものまねの名画ver.を、勝手に考えてみました。いつかは、本物の作品で実現させてみたいものです。●ドミニク・アングル...
View Article木々との対話―再生をめぐる5つの風景
今年2016年に開館90周年を迎える東京都美術館。それを記念して、“木々との対話―再生をめぐる5つの風景” という展覧会が開催されています。展覧会のテーマは、「木と再生」。木という素材で制作を続ける5人のアーティスト、國安孝昌さん、須田悦弘さん、田窪恭治さん、土屋仁応さん、舟越桂さんの作品を紹介する展覧会です。国際的にも活躍する彫刻家・舟越桂さんと、...
View ArticleThe NINJA -忍者ってナンジャ!?-
この夏、日本科学未来館では・・・子どもから外国人までに大人気の 『忍者』 をテーマにした企画展 “The NINJA -忍者ってナンジャ!?-” が開催中。こちらは、最新の史料研究や科学的なアプローチから 「真実の忍者」...
View Article江戸の博物学~もっと知りたい!自然の不思議~
現在、静嘉堂文庫美術館で開催されているのは、“江戸の博物学~もっと知りたい!自然の不思議~” という展覧会。「江戸の博物学」 に焦点を当てたユニークな展覧会で、江戸時代の日本人による初めての本格的な本草書 《大和本草》 や、 『大和本草』 貝原益軒撰江戸・宝永6年(1709)刊 静嘉堂文庫蔵 【全期間展示】日本初の本格的彩色植物図譜である 《本草図譜》 をはじめとする、 『本草図譜』(牡丹)...
View Article新・無料で観れる 美術百選 《東京大神宮(東京都新宿区)》
芸術新潮 2016年 08 月号/新潮社毎月連載を担当させて頂いている 『芸術新潮』 が、めでたく創刊800号を迎えました!今号は、まるまる特別版...
View Articleルーヴル No.9 ~漫画、9番目の芸術~
芸術の国・フランスにおいて、「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」 に次いで。9番目の芸術とされるのが・・・「漫画」 ないしは、 「バンド・デシネ」 です。(注...
View ArticleGeGeGe水木しげるの大妖界
2012年に台湾で、翌2013年には大阪で開催され、計約58万人の来場者を記録した企画展 “体感妖怪アドベンチャー GeGeGe水木しげるの大妖界” が・・・...
View Article再発見!ニッポンの立体
群馬県立館林美術館にやってきました。この広い野原いっぱい・・・に、悠然と建つ美術館。なんとも気持ちのいい建築です。都心から館林駅まで、約1時間半。駅から、タクシーで約10分かかりましたが。はるばる来た甲斐がありました。さて、そんな群馬県立館林美術館で、現在開催されているのが、“再発見!ニッポンの立体” という展覧会。その名の通り、ニッポンの立体をテーマにした展覧会です。一言で、『ニッポンの立体』...
View Article10杯目 これが、ミュシャ丼だ!
俺は、今、モーレツに腹が立っている!美術展の期間に合わせてレストランが提供する限定メニューってあるだろ?あれは、何で、フレンチだとか、スイーツだとか、女が喜ぶメニューばっかりなんだ?!漢 [おとこ]...
View Articleポール・スミス展 HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH
三菱一号館美術館の “PARIS オートクチュール” に、ポーラ美術館の “Modern Beauty” に、東京都庭園美術館の “こどもとファッション” に。今年2016年は、なぜかファッションの展覧会の当たり年。そして、この夏、上野の森美術館でも、大型ファッション展が開催されています。その名も、“ポール・スミス展 HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH”...
View Article現代陶芸・案内(ガイド) 洗練・華麗・増殖 ―進化するフォルム
茨城県陶芸美術館に行ってきました。こちらは、陶芸の町として知られる笠間市に、2000年にオープンした東日本では初となる陶芸を専門に扱う美術館です。そんな茨城県陶芸美術館で、現在開催されているのが、“現代陶芸・案内(ガイド) 洗練・華麗・増殖 ―進化するフォルム” という展覧会。前半では、八木一夫 (1918~1979) や、八木一夫 《曲》 1964年 岐阜県現代陶芸美術館蔵加守田章二...
View Article素晴らしきミュージアムショップの世界 商品番号109
本日は、軽井沢ニューアートミュージアム、愛称KaNAMのミュージアムショップで見つけた商品をご紹介いたします。こちらは、一見すると、納豆にしか見えませんが。納豆っぽいパッケージに入ったクリップ。その名も、金色納豆くりっぷ (¥530)...
View Article宇宙と芸術展
森美術館で開催中の “宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ” に行ってきました。こちらは、タイトルずばり、『宇宙と芸術』 をテーマにした展覧会で、仏教の宇宙観を表した 《曼荼羅図》 に始まり、日本最古のSF 『竹取物語』 を描いた 《竹取物語絵巻》...
View ArticleThe Power of Colors 色彩のちから 展
菊池寛実記念 智美術館で開催中の “The Power of Colors 色彩のちから 展” に行ってきました。こちらは、美術館の創立者である菊池智さんが長年にわたって蒐集した現代陶芸のコレクション、菊池コレクションの中から、「色彩のちから」...
View Articleビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展
今年2016年は、ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの生誕150年の節目の年。ビアトリクス・ポター肖像写真 Courtesy of the Victoria and Albert Museumそれを記念して、現在、Bunkamura ザ・ミュージアムでは、“ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展”...
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