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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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宇宙と芸術展

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森美術館で開催中の “宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ” に行ってきました。

宇宙


こちらは、タイトルずばり、『宇宙と芸術』 をテーマにした展覧会で、
仏教の宇宙観を表した 《曼荼羅図》 に始まり、日本最古のSF 『竹取物語』 を描いた 《竹取物語絵巻》
ガリレオ・ガリレイの書籍や天才ダ・ヴィンチが描いた天文学手稿、本物の隕石、
さらには、森美術館らしく、宇宙に関する現代アート作品まで。

アート
アート


古今東西、様々なジャンルのアイテムが展示されています。
その数、実に約150点。
ボリューミーな展覧会です。

とても楽しい展覧会でした。
期待を裏切ることもありませんでした。
ただ、率直に言えば、数年前に同じく森美術館で開催された “医学と芸術展” の 「二匹目のドジョウ」 感は否めません。
どんな展覧会なのか、どんな展示品があるのか、
いい意味で想像がつかなかった “医学と芸術展” と比べてしまうと、
今回の “宇宙と芸術展” に関しては、ある程度、想像がついてしまいました。
そして、その想像の範疇内に収まっていました。
宇宙に果てはないですが、宇宙をテーマにした展覧会には 「果て」 があるようです。
星星


今回出展されていた作品の中で、特に印象に残ったのは、空山基さんの 《セクシーロボット》

空山基 《セクシーロボット》


「未来感ハンパねぇ!」 な作品です。
くわえて、セクシー感もハンパなかったです。
ただ、冷静になって考えてみると、そこまで宇宙感はなかったです (笑)
C-3POっぽいってこと?


また、パトリシア・ピッチニーニの 《ザ・ルーキー》 もインパクト大。

ザ・ルーキー


宇宙人のような謎のクリーチャーの赤ちゃん。
目だけはカワイイですが、あとは、そうでもないです。。。
てか、まぁまぁキモイです。
キモ9:カワイイ1のキモカワイさ。
ちょっとアルフに似ている気もします。


個人的には、メゾンエルメスでの展覧会で目にして以来、
久しぶりにローラン・グラッソの作品と再開を果たせたのは嬉しい限り。

ローラン


ただし、彼の作品が3点も出展されており、
そのどれもが、メゾンエルメスでの展覧会で初披露されていたものでした。
使いまわし感、ハンパねぇです (笑)


使いまわしと言えば、チームラボの作品も。

チームラボ


2年前の日本科学未来館の大々的なチームラボ展で披露された、
《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点−Light in Dark》 が出展されています。
この作品に関しては、今回の森美術館での展示空間のほうがフィットしていた印象。
より浮遊感を味わうことが出来ました。
スペーストラベルしている気持ちになれること請け合いです。




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