先日は、板橋区立美術館に行ってきました。
板橋区立美術館といえば、幟。
これまでたくさんの笑いを提供してきた幟が、2016年ver.にモデルチェンジされているようです。
(板橋区立美術館の幟の歴史は、こちらの記事を参照→「板橋区立美術館の幟芸!」)
果たして、今回の幟には、一体どんなフレーズが・・・?
どこかで聞いたことがあるようなフレーズでした (笑)
確か、エステのCMだったような。
何はともあれ、今年も期待を裏切らない幟でした。
気は早いですが、来年も楽しみです。
さて、そんな板橋区立美術館で、現在開催されているのは、
“サザエさん生誕70年記念 よりぬき長谷川町子展” という展覧会です。
美術館に入る前から、すでに 『サザエさん』 ワールド全開でしたが、
今回の展覧会の主役は 『サザエさん』 ではなく、『サザエさん』 の生みの親・長谷川町子。
わずか15歳 (!) で、日本初の女性プロ漫画家デビューしてから、
72歳で逝去するまで、ひたすら漫画を描き続けた長谷川町子の全貌を明らかにする展覧会です。
それだけに、展覧会場には、少女時代のスケッチブックや、
戦時下の漫画、長谷川町子初めての新聞連載漫画など、貴重な作品が勢ぞろい。
(注:会場は撮影禁止です。記事に使用している画像は、特別に提供して頂いたものです)
さらには、長谷川町子が生涯にわたって取り組んだ絵本の仕事なども勢ぞろいしていました。
『サザエさん』 だけでない漫画家・長谷川町子の姿を知ることができる展覧会です。
今更ながら、多彩な人物であったことを実感させられました。
とは言っても、やはり展覧会の目玉は何と言っても、『サザエさん』 の原画。
よりぬきに、よりぬかれた100本の4コマ漫画の原画が一挙展示されています。
時事ネタも少なくないので、当時の社会情勢を知らないと、そこまで笑えなかったものもありましたが。
基本的には、今読んでもクスッとなるものが多かったです。
100本すべての原画を読んでみて、特に印象に残ったことは3つ。
せっかくなので (?) 、予告風にして紹介してみます。
ちなみに、大阪万博を題材にした回がありまして、
個人的には、そこに登場する長谷川町子流の 《太陽の塔》 が、ゆるキャラのようでツボでした。
この他にも、しりあがり寿さんが描きおろした 『サザエさん』 があったり、
長谷川町子のイラストから再現した部屋があったり、
(こちらは写真撮影可能です!)
カフェでは、サザエさんをモチーフにしたケーキやクッキーが提供されていたり、
(もちろん、店内のBGMは、サザエさんで使われているBGM!)
いつも以上に楽しさいっぱいの展覧会でした。
長谷川町子展は、愉快だなぁ。
さて、取材を終えて帰ろうとした時のこと、
いつもお世話になっている学芸員さんより、「一つお願いがあるのですが・・・」 と切り出されました。
「何ですか??」
「展覧会オリジナルグッズのTシャツを着てるので、
その宣伝もかねて、うちの館長が、とに~さんのブログに出たいと言っているんです。
あ、でも、嫌なら断っていただいて、全然構わないので。」
「?!」
謎の展開ですが、登場いただきました (笑)
「皆さん、是非遊びにいらしてください!(by館長)」
サザエさんに匹敵するくらいに、愉快な館長です。
愉快ついでに、無茶ぶりをしてみました。
「『サザエさん』 のエンディングみたいに、じゃんけんするってのは、どうでしょう (笑)?」
「いいですね!やりましょう」
ということで、このブログ史上初。
美術館の館長さんと、じゃんけんでお別れです。
板橋区立美術館に来てくださいねー
じゃんけんぽん!
うふふふふふふっ
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サザエさん生誕70年記念 よりぬき長谷川町子展
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