練馬区立美術館で開催中の “朝井閑右衛門展 空想の饗宴” に行ってきました。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、第一線で活躍していながらも、
常に中央画壇から距離を取っていたことから野人画家とも言われた朝井閑右衛門の大回顧展です。
朝井閑右衛門という名前から、江戸から明治にかけての画家のような気がしますが。
実は、1901年生まれで、昭和に活躍した画家。
本名は、普通に (?) 、朝井実です。
横須賀美術館が朝井閑右衛門の作品を多く収蔵しているので、
僕の中では、すっかり横須賀ゆかりの画家というイメージだったのですが。
若き日は練馬のアトリエ長屋で制作をしていたとのこと。
そういう繋がりで、今回の練馬区立美術館での朝井閑右衛門展が実現したそうです。
ちなみに、東京の美術館で、朝井閑右衛門の展覧会が開催されるのは、今回が初めてなのだとか。
目玉はなんといっても、今回のメインビジュアルに使われている 《丘の上》 です。
1936 (昭和11) 年の文部省美術展覧会に出品され、文部大臣賞を受賞。
これを機に、朝井閑右衛門の名が世に知られるようになった、言うなれば彼の出世作です。
そのサイズは、な・な・なんと500号!
高さは約268㎝、横幅は約338㎝という巨大な絵画です。
この絵があまりに大きかったため、朝井閑右衛門のアトリエから出すことが出来ず、
窓ガラスを取り払い、窓枠の中央の柱を切ることで、なんとか外に出せたという逸話があるほど。
いろいろな意味で、圧倒される絵でした。
こういう初期のシュルレアリスム風、ピカソ風の作品が観られたのも良かったのですが。
個人的には、やっぱり朝井閑右衛門の代名詞ともいえる・・・
全盛期の “絵具がMORI MORI” スタイルな作品に惹かれます。
絵具の物質感、ハンパなし!
この迫力に関しては、実物を目にするしかありません。
是非、一度ご体験を。
さて、初期から晩年の作品までが万遍なく展示された今回の展覧会。
盛り盛りなスタイルが登場するのは、ちょうど中間くらいでした。
いよいよ現れた瞬間には、思わず、
「盛り上がってまいりました!」
と言葉が、口をついてしまったほどです (笑)
ちなみに、上で紹介した2枚の絵も下に紹介した2枚の絵も、
電線を描いたシリーズのうちの数点。
電線と言われないと電線に見えません。
いや、電線と言われても電線に思えません。
太すぎ。
また、今回の展覧会では、晩年まで造作にこだわりぬき、没後30年以上経った今でも、
遺族によって大切に守り続けられているという朝井のアトリエの様子が一部再現されています。
その中には、朝井が大事にしていた骨董の壺の姿も。
“この龍、何かに似てるんだよなァ・・・?”
あ
『サザエさん』 に出てくるカツオの担任だ!!
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、第一線で活躍していながらも、
常に中央画壇から距離を取っていたことから野人画家とも言われた朝井閑右衛門の大回顧展です。
朝井閑右衛門という名前から、江戸から明治にかけての画家のような気がしますが。
実は、1901年生まれで、昭和に活躍した画家。
本名は、普通に (?) 、朝井実です。
横須賀美術館が朝井閑右衛門の作品を多く収蔵しているので、
僕の中では、すっかり横須賀ゆかりの画家というイメージだったのですが。
若き日は練馬のアトリエ長屋で制作をしていたとのこと。
そういう繋がりで、今回の練馬区立美術館での朝井閑右衛門展が実現したそうです。
ちなみに、東京の美術館で、朝井閑右衛門の展覧会が開催されるのは、今回が初めてなのだとか。
目玉はなんといっても、今回のメインビジュアルに使われている 《丘の上》 です。
1936 (昭和11) 年の文部省美術展覧会に出品され、文部大臣賞を受賞。
これを機に、朝井閑右衛門の名が世に知られるようになった、言うなれば彼の出世作です。
そのサイズは、な・な・なんと500号!
高さは約268㎝、横幅は約338㎝という巨大な絵画です。
この絵があまりに大きかったため、朝井閑右衛門のアトリエから出すことが出来ず、
窓ガラスを取り払い、窓枠の中央の柱を切ることで、なんとか外に出せたという逸話があるほど。
いろいろな意味で、圧倒される絵でした。
こういう初期のシュルレアリスム風、ピカソ風の作品が観られたのも良かったのですが。
個人的には、やっぱり朝井閑右衛門の代名詞ともいえる・・・
全盛期の “絵具がMORI MORI” スタイルな作品に惹かれます。
絵具の物質感、ハンパなし!
この迫力に関しては、実物を目にするしかありません。
是非、一度ご体験を。
さて、初期から晩年の作品までが万遍なく展示された今回の展覧会。
盛り盛りなスタイルが登場するのは、ちょうど中間くらいでした。
いよいよ現れた瞬間には、思わず、
「盛り上がってまいりました!」
と言葉が、口をついてしまったほどです (笑)
ちなみに、上で紹介した2枚の絵も下に紹介した2枚の絵も、
電線を描いたシリーズのうちの数点。
電線と言われないと電線に見えません。
いや、電線と言われても電線に思えません。
太すぎ。
また、今回の展覧会では、晩年まで造作にこだわりぬき、没後30年以上経った今でも、
遺族によって大切に守り続けられているという朝井のアトリエの様子が一部再現されています。
その中には、朝井が大事にしていた骨董の壺の姿も。
“この龍、何かに似てるんだよなァ・・・?”
あ
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