現在、川崎市岡本太郎美術館で開催されているのは、“「鉄道美術館」展” という展覧会。
「岡本太郎と鉄道・・・?」
全くもって想像がつきません。
想像がつかないからこそ、とても気になります。
というわけで、小田急線に乗って、向ヶ丘遊園駅へ。
数年ぶりに川崎市岡本太郎美術館へとやってきました。
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実は、岡本太郎と鉄道は、全く関係がないわけではなく。
例えば、国鉄が民営化された際に、
記念として発行されたメダルをデザインしたのが、何を隠そう、岡本太郎だったのです。
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他にも、山陽新幹線が岡山駅に開通した記念に制作された壁画 《躍進》 の作者も岡本太郎です。
・・・・・・・・以上。
岡本太郎と鉄道の関係は、まぁ、そんなものでしたが (笑)
会場には、鉄道をモチーフにした現代アーティストの作品と
岡本太郎のオブジェとが、不思議なコラボを果たしたジオラマ空間が広がっていました。
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カオスにもほどがありましたが。
このカオス感こそが、岡本太郎パワー。
「岡本太郎の美術館で、そもそも何で鉄道展なの?」
そんな至極もっともな質問を吹き飛ばすだけのパワーがありました。
正直なところ、冷静になって考えてみると、
何かしたい展覧会なのかが、イマイチよくわからないのですが・・・・・面白かったですw
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個人的には、プラレールを使ったインスタレーションでおなじみのパラモデルの新作と、
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レールをイメージした2本のテグスを延々とピンポン玉が転がっていく、
原倫太郎さんのインスタレーション作品 《コロコロ・ダイアグラム》 が観られて、大満足だったのですが。
(正確無比な日本の鉄道を運するためのダイヤグラムをイメージした作品とのこと)
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さらに、鉄道に関する絵画を紹介するコーナーでは、
鉄道博物館が所蔵する長谷川利行の傑作の一つ 《赤い汽罐車庫》 や、
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同じく鉄道博物館が所蔵する珍品 (?) 勝海舟による 《蒸気車運転絵》、
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(注:こちらは以前に出展されていた際の展示風景画像です)
現代を代表する人気絵師・山口晃さんの作品なども展示されていました。
思いのほかの豪華ラインナップ。
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その中には、昨年ネットで一躍話題の人となった、
鉄道画家・福島尚さんの名を連ねています。
おそらく美術館で展示されるのは初めてなのでは?
とりあえず僕は今回初めて福島さんの鉄道絵画を目にしました。
たぶん、彼の絵を観た100人が100人思うことでしょうが、
マジで記憶だけで描いた絵とは、到底思えなかったです。
鉄道のディテールまで描かれているのはもちろん、情景の温度や空気感までもが描かれているのです。
人間の能力って、スゴいんですね。。。 (←スゴすぎて、やや引くレベルw)
ちなみに、美術作品以外には、
今は懐かしい鉄道ポスターや時刻表、鉄道車両模型、トレインマークなど、
鉄道ファンには嬉しい (鉄道ファン以外にはどうでもいい?) 展示品が多数展示されています。
また、その世界では有名だという鉄道映像作家・佐々倉実さんの映像コーナーも。
日本の新幹線や特急が紹介されるこちらの映像は、すべて鑑賞すると4時間くらいかかります。
鉄道ファンの皆様は、鑑賞時間に余裕をもってお出かけくださいませ。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位ですImage may be NSFW.
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「鉄道美術館」展
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