板橋区立美術館で開催中の “物語る身体” という美術展に行ってきました。
こちらは、板橋区立美術館の近代日本美術コレクションから、
1920~1970年代を中心に、時代を象徴する顔や身体をモチーフにした作品をまとめて紹介する美術展。
無料です。
くどいようですが、無料です。
大事なことなので二回言いました。
ただ、無料なので、行って損はしませんでしたが。
特別、得になった感じもしませんでした f^^;
・・・と言いますのも。
展示されている作品が、こんな感じだったり、
こんな感じだったり、
はたまた、こんな感じだったり。
戦時中や、戦後の混沌期といった時代背景を、
ダイレクトに反映している作品が多かったからでしょうか。
暗い・重い・痛々しいの3拍子が揃った美術展でした。
イタリア人も発想できない?草間彌生さんの 《マカロニ・コート》 と、
妙にカワイイ岡本太郎の 《月の壁》 があったから、まだ良かったようなものの。
それらの作品がなければ、本当に、ただただ苦しいだけの美術展だったように思います。
こういう美術展こそ、キャプションとかに、
普段の板橋区立美術館のような軽妙さを、出して欲しいものです。
1つ星。
それでは、何点か印象に残った作品をご紹介いたしましょう。
まずは、阿部展也の 《顔のうしろの顔》 という一枚。
顔の後ろに顔。
それだけ聞くと、怖い感じがしますが。
この人の顔の後ろにある顔には、
プリングルスみたいな陽気なヒゲが生えています。
話せば、意外といいヤツかも。
続いて、麻生三郎の 《胴体》
キャンバスに浮かび上がる胴体。。。
バラバラ殺人が頭をよぎること必至な一枚。
リアル怖い絵。
最後は、漆原英子の 《友だちの肖像》
どう見ても、ライオン。
よしんばライオンじゃないにしても、限りなくライオンに近い人間。
漆原さんの交友関係は、どうなっているのであろうか?
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物語る身体
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