Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の “ピエール・アレシンスキー展” に行ってきました。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、ベルギー現代美術を代表する作家ピエール・アレシンスキーの日本初の回顧展で、
初期の作品から最新作 (現在89歳にして、なお現役!) までを網羅した約80点が紹介されています。
「ピエール・アレシンスキー?誰??」
と思われた方が大半でしょうが。
本国ベルギーでは、その名を知らないものはほぼいないくらいの国民的アーティスト。
(日本で言えば、岡本太郎に匹敵するくらいの知名度とのこと)
また、その活躍はベルギーにとどまらず、ヨーロッパやアメリカでは何度も個展が開催されているほど。
そういう意味では、「知らぬは日本人ばかり」 なアーティストと言えそうです。
ピエール・アレシンスキー ©Adrien Iwanowski, 2009
では、ピエール・アレシンスキーは日本と縁のないアーティストなのかと言えば、むしろ逆。
森田子龍や篠田桃紅さんといった日本の前衛書道家たちの作品と交流し、
その影響から、大きなサイズのキャンバスや紙を書道のように床に置いて描くスタイルに転向したり。
日本の書が好きすぎて、ドキュメンタリー映画 『日本の書』 を制作したり。
現在、出光美術館で大回顧展が絶賛開催中の仙厓の大ファンを自認したり、と。
日本に大きく影響を受けているアーティストなのです。
それは、本人からのメッセージにも現れていました。
さて、そのように日本の書の影響を受けたアーティストと知った上で作品を見てみると、
《夜》 1952年 油彩、キャンバス 大原美術館蔵 ©Pierre Alechinsky, 2016
確かに、そう思える作品も多々あります。
とは言え、100% “日本の書” 風ではありません。
シュルレアリスムやポロック風、はたまたマンガといった、
古今東西の様々なスタイルをガーッと吸収し、自分の中でぐちゃぐちゃにミックスし、
感情の赴くままに、それらを放出しているような印象です。
でも、不思議とイヤな感じはしませんでした。
むしろ、独特の心地よさがあり、体や心にイイ気がします。
アレシンスキーの作品を、あえて食べ物に例えるなら、スムージーといった感じでしょうか。
とにもかくにも、なんか元気になれる展覧会。
なんか心が軽くなる展覧会でした。
┃会期:2016年10月19日(水)~12月8日(木) ※10/24(月)のみ休館
┃会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
┃http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_alechinsky/
~読者の皆様へのプレゼント~
こちらの “ピエール・アレシンスキー展” のペアチケットを、5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。
http://zen.exhn.jp
(〆切は、10月31日。当選は発送をもって代えさせていただきます)
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、ベルギー現代美術を代表する作家ピエール・アレシンスキーの日本初の回顧展で、
初期の作品から最新作 (現在89歳にして、なお現役!) までを網羅した約80点が紹介されています。
「ピエール・アレシンスキー?誰??」
と思われた方が大半でしょうが。
本国ベルギーでは、その名を知らないものはほぼいないくらいの国民的アーティスト。
(日本で言えば、岡本太郎に匹敵するくらいの知名度とのこと)
また、その活躍はベルギーにとどまらず、ヨーロッパやアメリカでは何度も個展が開催されているほど。
そういう意味では、「知らぬは日本人ばかり」 なアーティストと言えそうです。
ピエール・アレシンスキー ©Adrien Iwanowski, 2009
では、ピエール・アレシンスキーは日本と縁のないアーティストなのかと言えば、むしろ逆。
森田子龍や篠田桃紅さんといった日本の前衛書道家たちの作品と交流し、
その影響から、大きなサイズのキャンバスや紙を書道のように床に置いて描くスタイルに転向したり。
日本の書が好きすぎて、ドキュメンタリー映画 『日本の書』 を制作したり。
現在、出光美術館で大回顧展が絶賛開催中の仙厓の大ファンを自認したり、と。
日本に大きく影響を受けているアーティストなのです。
それは、本人からのメッセージにも現れていました。
さて、そのように日本の書の影響を受けたアーティストと知った上で作品を見てみると、
《夜》 1952年 油彩、キャンバス 大原美術館蔵 ©Pierre Alechinsky, 2016
確かに、そう思える作品も多々あります。
とは言え、100% “日本の書” 風ではありません。
シュルレアリスムやポロック風、はたまたマンガといった、
古今東西の様々なスタイルをガーッと吸収し、自分の中でぐちゃぐちゃにミックスし、
感情の赴くままに、それらを放出しているような印象です。
でも、不思議とイヤな感じはしませんでした。
むしろ、独特の心地よさがあり、体や心にイイ気がします。
アレシンスキーの作品を、あえて食べ物に例えるなら、スムージーといった感じでしょうか。
とにもかくにも、なんか元気になれる展覧会。
なんか心が軽くなる展覧会でした。
┃会期:2016年10月19日(水)~12月8日(木) ※10/24(月)のみ休館
┃会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
┃http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_alechinsky/
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住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。
http://zen.exhn.jp
(〆切は、10月31日。当選は発送をもって代えさせていただきます)
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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