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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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NEW VISION SAITAMA 5 迫り出す身体

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埼玉県立近代美術館で開催中の “NEW VISION SAITAMA 5 迫り出す身体” に行ってきました。

埼玉


こちらは、活躍中の埼玉県ゆかりのアーティストに焦点をあてる、
不定期開催の現代アート展 “ニュー・ヴィジョン・サイタマ” の最新版となる展覧会で、
5年ぶり5回目の開催となる今回は、1980年代生まれの新進気鋭7名の作品が紹介されています。
星


個人的にもっとも印象的だったのは、中園孔二というアーティスト。

中園 孔二

中園 孔二


1989年神奈川県生まれ。
2014~15年にかけて、さいたま市に居住。
そして、昨年、25歳という若さでこの世を去った天才アーティストです。

“夭逝した” という事実を知った上で鑑賞しているからなのかもしれませんが。
明るくて楽しげな絵なのに、どこか悲しみや寂しさがあるような気がしてなりません。

中園 孔二


キャラクターチックな絵も、やはりどこか寂しげ。

キャラクター

キャラクター


「よしよし」 と、慰めてあげたい気持ちになりました。


また、朝霞市生まれ、和光市在住の二藤建人さんの作品も、かなりのインパクト。

朝霞市


特に印象に残っているのが・・・というか、印象に残らざるを得ないのが、こちらの作品です。

朝霞市



パッと見、何をしたい作品なのか意味不明でしたが、
《誰かの重さを踏みしめる》 という作品のタイトルを見て、「もしや?!」 と頭をよぎるものが。

“いや、でも、そんな馬鹿なことあるわけ・・・”

念のため、近くにいた係員さんに、思いついたことを話してみました。
すると、「その通りですよ」 とのこと。
えっ、マジなの!

では、説明しましょう。
まず下の黒いベンチプレスのシートみたいなところに頭をして横たわります。
そして、足を2つの穴から出します。
その上に、人に乗ってもらいます。
つまり、ちょうど中国雑技団みたいな感じになるわけです。

せっかくなので、チャレンジしてみることに。
同行者に足の上に乗ってもらいました。
僕の2本足で人を支える。
人生初体験でした。
・・・・・特に得るものは無かったですが(笑)


ちなみに、二藤建人さんには、こんな作品も。

二藤建人さん


タイトルは、《pillow talk》
なんだか意味深なタイトルです。
階段を上がり、室内に入ると、そこには衝撃な光景が待ち構えていました。
(あまりに衝撃だったので、写真が手ブレしてしまいました)

二藤建人さん


布団の中にあったのは、爆弾!

こちらは、爆弾と添い寝するという作品なのだそうです。
発想があまりにぶっ飛び過ぎ。
爆発力がハンパありません。


最後にご紹介したいのは、所沢市生まれ、所沢市在住の小畑多丘さん。
ブレイクダンスをテーマに、木彫作品を作るアーティストです。

ブレイク

ブレイク


こう見えて (?) 一木彫り。
なんともスタイリッシュな木彫作品でした。
確かに、今にも踊り出しそうです。

ブレイク

ブレイク


なんとなく。
あくまで、なんとなく、ですが、東京モード学園のCMっぽい印象を受けました。

モード学園?




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