練馬区立美術館で開催中の “粟津則雄コレクション展 〝思考する眼″の向こうに” に行ってきました。
こちらは、フランス文学者でもあり、美術評論家でもある粟津則雄さんが、
練馬区立美術館に太っ腹にも一括寄贈した約100点のコレクションの半数を紹介する展覧会です。
粟津さんが評論・評伝の中で取り上げたというルオーを筆頭に、
ムンクやシャガール、池田満寿夫といった有名どころの版画作品も出展されていましたが。
展覧会に出展されている半数以上が、その名と作品を初めて知る作家さん。
「誰だ 誰だ 誰だー」 な展覧会でした。
とは言え、誰だか知らなかったながらも (←失礼!)。
麻田浩をはじめ、
畑中優さん、
木原康行、久保卓治さん、加藤清美さんなどなど、
その作品世界に惹きこまれる作家との出会いのオンパレード。
いやはや、粟津則雄さんのセンスは、たいしたものでした (←めちゃめちゃ失礼!)。
粟津則雄コレクションの中で個人的にお気に入りなのは、井上長三郎の 《牛》 です。
まるで赤や黄色、青の配線コードが絡まっているかのよう。
そういう新種の牛ポケモンなのかなと思いました。
それから、ポスターのメインビジュアルにも使われていたルドンの作品も印象的な一枚。
浜崎あゆみばりに目が大きなこの人物。
なんとキリストなのだとか。
こんなに目力の強い人物だったのですね。
ガッツリ茨の冠をかぶっているのに、その痛みを全く感じさせないつぶらな瞳。
神ってます。
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粟津則雄コレクション展 〝思考する眼″の向こうに
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