日本近代洋画への道 山岡コレクションを中心に
現在、中村屋サロン美術館では “日本近代洋画への道 山岡コレクションを中心に” が開催中です。“日本洋画の父” と呼ばれた高橋由一の 《鮭図》...
View Article生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲
入場者数44万6千人を記録した東京都美術館の “生誕300年記念 若冲展” に、そして、現在、箱根の岡田美術館で絶賛開催中の “若冲と蕪村 江戸時代の画家たち” に。今年2016年は、伊藤若冲イヤーとばかりに、若冲展が大盛り上がりを見せています。・・・・・・・関東圏では。そこに 「ちょっと待った!」 をかけるように...
View Article漆芸名品展 ―うるしで伝える美の世界―
静嘉堂文庫美術館で開催中の “漆芸名品展 ―うるしで伝える美の世界―” に行ってきました。こちらは、静嘉堂文庫美術館コレクションの中から漆芸に焦点を当てた展覧会です。展示されているのは、尾形光琳の硯箱 (重要文化財!) や、唐物茶入の傑作・付藻茄子 (大名物!) 、さらには、世界のZESHINこと柴田是真の 《柳流水青海波塗重箱》 など、柴田是真 《柳流水青海波塗重箱》...
View Article第百三十話 国宝ハンター、気づく!
~前回までのあらすじ~まだ見ぬ国宝を求めて、日本全国を旅する国宝ハンター・とに~。 これまでにハンティングした国宝の数は、855件。 しかし、ゴールの1101件までの道のりは、まだまだ遠い。 そんな国宝ハンターの奮闘ぶりが読めるのは、 アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】だけ! というわけで、最新作をどうぞ。おはようございます。今回は、奈良県五條市にやってきました。「五」...
View Article「つくることは生きること 震災 《明日の神話》」展
1995年には、阪神・淡路大震災。2011年には、東日本大震災。そして、今年は熊本地震と、地震が絶えない国・ニッポン。大きな震災が起きるたびに、人の無力さを感じずにはいられません。ましてや、アートなんて・・・。震災と芸術。このナイーブなテーマを真っ向から取り上げた展覧会が、10月22日より、川崎市岡本太郎美術館で開催されています。その名も、“「つくることは生きること 震災 《明日の神話》」展”...
View Article漢字三千年 ─ 漢字の歴史と美
東京富士美術館で開催中の “漢字三千年 ─ 漢字の歴史と美” に行ってきました。こちらは、「漢字」 という切り口で、中国三千年の歴史をたどる展覧会で、中国の博物館・研究機関17ヶ所から来日した、漢字が刻まれた (記された) 名品を紹介するものです。中国文明系の展覧会は、東京国立博物館の専売特許というイメージがなんとなくあったので、東京富士美術館での展覧会にはそこまで期待はしていませんでした...
View Article革新の工芸 ―“伝統と前衛”、そして現代―
先日は、東京国立近代美術館工芸館で開催中の “革新の工芸 ―“伝統と前衛”、そして現代―” へ。 富本憲吉や松田権六ら 「先駆者」 が築いた、日本工芸の戦後の基盤である “伝統” は、昭和30年代頃、それを受け継いだ岡部嶺男らによる “伝統の工芸” と、オブジェ焼の八木一夫らの “前衛的な工芸” へと展開され、新世代の作家によって 「革新」 ともいうべきあらたな局面が生まれました。...
View Article世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画
サントリー美術館で開催中の “世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画” に行ってきました。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)こちらは、秋田藩士が中心に描いた阿蘭陀風の絵画、略して (?)、『秋田蘭画』 にスポットを当てた展覧会です。さて、今回の展覧会のキーマンとなるのが、小田野直武。「えっ、誰??」と思われた方も多いでしょうが。教科書でおなじみのあの絵・・・・・解体新書(部分)...
View Article第2回ホキ美術館大賞展
写実絵画界のM-1グランプリ。・・・と僕が勝手に呼んでいる “ホキ美術館大賞” が今年も開催されています。第2回となる今回は、93点がエントリー。前回以上に激戦だったそうで、入賞作はそのうちの37点にとどまりました。栄えある第2回ホキ美術館大賞を受賞したのは、鶴友那さんの 《ながれとどまりうずまききえる》 という作品。第2回ホキ美術館大賞受賞作 鶴友那 《ながれとどまりうずまききえる》...
View Article文人として生きる―浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術
千葉市美術館で開催中の “文人として生きる―浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術” に行ってきました。こちらは、2006年に開催されて以来、ちょうど10年ぶりとなる日本文人画壇の巨星・浦上玉堂の大規模な展覧会です。「・・・浦上玉堂って??」という方も多いでしょうから、簡単にプロフィールをご紹介いたします。浦上玉堂 (1745~1820)...
View Article【告知】 現在募集中のアートツアー 【告知】
現在募集中のアートツアーです。アートに興味のない方でも楽しんで頂ける企画を心掛けております。初参加の方も多いので、どうぞお気軽にご参加くださいませ♪...
View Article新・無料で観れる 美術百選 《溜池山王駅(東京都千代田区)》
長かったアメリカ大統領選挙も、なんだかんだで一応の決着を見せたということで (?)。今回は日本とアメリカの友好をテーマにした無料で観れる美術作品を紹介したいと思います。その作品があるのは、アメリカ大使館の最寄駅・溜池山王駅。アメリカ大使館に近い改札を抜けた目の前に設置されています。作者は、「日本のエッシャー」...
View Articleメナード美術館コレクション名作展
先日は、愛知県にあるメナード美術館へ。こちらを来訪するのは、今年2月に初めて訪れて以来、2回目。メナードの美術館だけに、月2回・・・・・とは、さすがに実現できませんでしたが。年2回は、なんとか実現できました...
View Article柳幸典 ワンダリング・ポジション
横浜のBankArt Studio NYKで開催中の “柳幸典 ワンダリング・ポジション” に行ってきました。こちらは、国内外で活躍する現代美術家・柳幸典さんの集大成ともいうべき個展で、80年代の初期の作品から最新作までが、約3000平方メートルの全館を使って展示されています。ちなみに、展覧会タイトルの “ワンダリング・ポジション” は 「さまよえる位置」...
View Article