~前回までのあらすじ~
日本各地に散らばる国宝のすべてを、その目に焼き付ける!
そんな無謀とも言えるチャレンジに挑む国宝ハンター。
しかし、幸運の女神は、彼に微笑む。
なぜなら、東京国立博物館で、大量の国宝をゲットすることに成功したからだ。
そして、前回の宣言通り、 “法然と親鸞 ゆかりの名宝” の後期を訪れるのであった―
先日、会期終了間近の “法然と親鸞 ゆかりの名宝” に行ってまいりました。
しかし、その前に、トーハクに来たからには、平常展 (=本館) をチェック。
これ、国宝ハンター界の常識です (←?)
大体、月替わりで、何種類もの国宝がお目見えしているのです。
はい。早速、1つ目をゲット。
《興福寺金堂鎮壇具》 (ジャンル:考古資料)
鎮壇具とは、寺院を建立する時に、地鎮のために埋納される品のこと。
つまり、埋める前提で作られた品なのです。
掘り起こされて、国宝と認められて、良かった良かった。
続く、国宝室にて、2つ目をゲット。
《紙本著色観楓図〈狩野秀賴筆/六曲屏風〉》 (ジャンル:絵画)
何とも陽気な国宝です。
その後、2階では、 《紺紙著色金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅図》 (ジャンル:絵画) だけしかゲット出来ず。
(画像は、ありません。あしからず)
いつものトーハクに比べると、国宝が不作でした。
もっと国宝を! (←ワガママ)
ちなみに、本館1階の方が、国宝の数は多く、
ハンティングした国宝は、以下の4件の工芸品でした。
・《倶利伽羅竜蒔絵経箱》 (ジャンル:工芸品)
・《梅蒔絵手箱》 (ジャンル:工芸品)
・《短刀〈銘吉光(名物厚藤四郎)/〉》 (ジャンル:工芸品)
・《太刀〈銘長光/〉》 (ジャンル:工芸品)
さぁ、平常展で肩慣らしした後は、
いよいよ、今回のメインである “法然と親鸞 ゆかりの名宝” へ。
前期には出展されていなかった国宝を、ハンティングしていきましょう!
まずは、浄土真宗の秘宝中の秘宝とされてきた国宝。
《紙本墨画親鸞聖人像(鏡御影)》 (ジャンル:絵画)
(画像は、こちら)
秘宝中の秘宝という触れ込み (?) のわりには、コミカルな一枚。
漫画っぽいです。
良く言えば、井上雄彦の漫画っぽいです (←良く言ってるのか??)
続いて、親鸞の真面目っぷりがうかがえる国宝。
《阿弥陀経註〈親鸞筆/〉》 (ジャンル:書跡・典籍) です。
赤ペン先生に、添削されたわけではありません (笑)
親鸞自身が、注釈を付けて、自学に励んだものとのこと。
勉強熱心です。
ラストは、 《絹本著色山越阿弥陀図》 (ジャンル:絵画)
阿弥陀様が、デカイ!!
赤井英和ばりに、だいぶ巨大化してしまっています。
「阿弥陀さ~ん、どうしてそんなに大きくなっちゃったんですか?」 と問いかけても、
「何でやろなぁ。」
と、照れくさそうにするのでしょうね。
というわけで、何だかルーチンワークのように、9件の国宝を無事にハンティング。
今現在の国宝ハンティング数 108/1082
気づけば、ハンティングした国宝は、100を超えているではないですか!
国宝の1割をハンティングしたことになります。
意外と、いいペースかも?
次回は、そろそろ東京を離れてみようかと思います。
目指すは、あそこだ!
to be continued…
国宝ハンターは、ランキングにも挑戦中
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第九話 国宝ハンター、帰依する?part2
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