歴史ファン、それも戦国時代ファンの皆様、
さらには、刀剣ファン (刀剣女子) の皆様に朗報です!
約100年にも及ぶ戦国時代を網羅した大々的な展覧会、
“戦国時代展 -A Century of Dreams-” が、いよいよ江戸東京博物館にて開幕いたしました!
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
会場に展示されているのは、戦国時代に関するあれやこれや。
上杉謙信に、武田信玄に織田信長に。
有名武将にまつわる品々も多く出展されています。
それらの武将の中には、思わず脳内でBGMが再生されてしまう、あの人物も。
(最終回まで、あと残すところ3話ですね!)
戦国時代ファンとしては、アガらざるをえない展覧会です。
心の中のほら貝 (←?) が吹き荒れました (←??)。
個人的に一番テンションが上がったのは、重要文化財の 《刀 義元左文字 無銘》 です。
重要文化財 《刀 義元左文字 無銘》 南北朝時代 京都・建勲神社蔵 (※展示は、11月23日~12月18日)
こちらは、今川義元が桶狭間の戦いに出陣した際に携行していたもので、
勝利した織田信長が、戦利品として手に入れたと伝えられている刀です。
実物には、織田信長の文字が象嵌されていました。
これだけバッチリと名前があれば、
万が一、戦場で落としたとしても、拾った人が届けてくれるかもしれませんね。
ちなみに、1月2日からは、《短刀 銘 吉光 号 五虎退》 が出展される予定とのこと。
《短刀 銘 吉光 号 五虎退》 13世紀 個人蔵 (※展示は、1月2日~1月29日)
こちらは、上洛した上杉謙信が、正親町天皇より拝領した由緒ある刀。
号の由来は、以前の持ち主が虎の群に襲われた際に、この刀で追い払ったという逸話から。
・・・・・短刀ですけど??
しかも、一気に虎が五匹も襲ってきますかね??
いろいろ疑念は拭えませんが、 《短刀 銘 吉光 号 五虎退》 が素晴らしいことに変わりはありません。
きっと。
さて、戦国ファンだけでなく、日本美術ファンも楽しめるが今回の展覧会。
《川中島合戦図屏風 米沢本》 や、
《川中島合戦図屏風 米沢本 左隻》(部分) 18世紀末-19世紀初 米沢市上杉博物館蔵 (※展示は、11月23日~12月25日)
狩野元信の 《四季花鳥図屏風》 をはじめ、
重要文化財 《四季花鳥図屏風 右隻》 狩野元信画 天文18年(1549) 兵庫・白鶴美術館蔵 (※展示は、1月9日~1月29日)
戦国時代に花開いた日本美術の作品の数々も展示されています。
全体に比べると、作品数はそう多くはないのですが。
貴重な作品が観られるのは、嬉しい限りでした。
ちなみに。
個人的な欲を言えば、刀剣や甲冑、絵画の展示がもう少しあったらなぁと。
書状や絵地図が多く、やや地味な印象を受けました。
ただ、その代り (?) 音声ガイドが華やかだったので、
プラスとマイナスが相殺された感じでしょうか。
常設展と併せて楽しみたい展覧会です。
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戦国時代展 -A Century of Dreams-
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