浮世絵と言えば、歌舞伎役者を描いた役者絵。
いやいや、遊女や茶屋の娘を描いた美人絵。
はたまた、広重がとりわけ得意とした名所絵。
と、そんなイメージがあるでしょうが。
現在、うらわ美術館では、浮世絵の数あるジャンルの中から、
「遊び絵」 にスポットライトを当てた “江戸の遊び絵づくし-おもしろ浮世絵版画” を開催中。
会期は来年1月15日までです。
「遊び絵」 とは、文字通り、遊び心に満ちた浮世絵のこと。
国芳のあの作品も、
江戸時代の絵解きなぞなぞである判じ絵も、
江戸時代における鉄板隠し芸をレクチャーしたシリーズも、
すべて、遊び絵。
「楽しくなければ浮世絵じゃない」 とばかりに描かれた浮世絵、全部ひっくるめて遊び絵です。
さて、そんな遊び絵を約150点も紹介しているのが今回の展覧会。
さらに、会場では、さまざまな定見コーナーも用意されていました。
これで面白くならないわけがありません!
さすがに、ギャハハと笑う人こそおりませんでしが、
鑑賞客は皆一様に、ニヤニヤニマニマとした表情を浮かべていたのが印象的でした。
今回の出展作品の中で印象に残った作品をいくつかご紹介いたしましょう。
まずは、ポスターのメインビジュアルになっている歌川国芳の 《年が寄ても若い人だ》。
鼻がうさぎだったり、耳が馬だったり、口が蛇だったり。
服が、「ひ・つ・じ」 の文字で描かれていたり。
もうおわかりですね?
十二支が男性の中に隠れているという絵なのです。
全部を見つけるのに、なかなか時間がかかりました。
意外と難問。
ちなみに、それを超える難問が、同じく国芳による 《はんじもの》 です。
こちらは、判じ物であることは、判じているそうなのですが。
一体、何を言い表そうとしているのが、現代に至るまで謎という一枚。
クイズ好き、パズル好き、暗号好きの皆様、是非チャレンジのほどを。
さて、話を戻しまして。
十二支と言えば、こんな作品も。
遠浪斎重光の 《寿という獣》 です。
こちらは、十二支を隠すのではなく、全キャラそのまま足してるタイプ。
虎や竜、イノシシなんかが混ざっているにも関わらず、
あまり強そうな気がしないのは、顔がネズミだからに他なりません (笑)
チョイスミスです。
個人的に一番印象に残った作品は、歌川国貞の 《新撰早替り地紙》 です。
作品中央の扇形の部分は、まさに扇のためのもの。
扇形に切り抜いて、扇に貼って楽しみます。
扇を巧い具合にパタパタと閉じていけば、
いい感じに役者のカツラを付け替えることができるのです。
楽しいのか・・・・・いや、きっと江戸の人には楽しいのでしょう!
最後に、こんな浮世絵を。
上下を逆にすると、違う顔になるという遊び絵です。
では、逆さまにしてみましょう。
すると・・・
みのもんたの顔が現れました。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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いやいや、遊女や茶屋の娘を描いた美人絵。
はたまた、広重がとりわけ得意とした名所絵。
と、そんなイメージがあるでしょうが。
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国芳のあの作品も、
江戸時代の絵解きなぞなぞである判じ絵も、
江戸時代における鉄板隠し芸をレクチャーしたシリーズも、
すべて、遊び絵。
「楽しくなければ浮世絵じゃない」 とばかりに描かれた浮世絵、全部ひっくるめて遊び絵です。
さて、そんな遊び絵を約150点も紹介しているのが今回の展覧会。
さらに、会場では、さまざまな定見コーナーも用意されていました。
これで面白くならないわけがありません!
さすがに、ギャハハと笑う人こそおりませんでしが、
鑑賞客は皆一様に、ニヤニヤニマニマとした表情を浮かべていたのが印象的でした。
今回の出展作品の中で印象に残った作品をいくつかご紹介いたしましょう。
まずは、ポスターのメインビジュアルになっている歌川国芳の 《年が寄ても若い人だ》。
鼻がうさぎだったり、耳が馬だったり、口が蛇だったり。
服が、「ひ・つ・じ」 の文字で描かれていたり。
もうおわかりですね?
十二支が男性の中に隠れているという絵なのです。
全部を見つけるのに、なかなか時間がかかりました。
意外と難問。
ちなみに、それを超える難問が、同じく国芳による 《はんじもの》 です。
こちらは、判じ物であることは、判じているそうなのですが。
一体、何を言い表そうとしているのが、現代に至るまで謎という一枚。
クイズ好き、パズル好き、暗号好きの皆様、是非チャレンジのほどを。
さて、話を戻しまして。
十二支と言えば、こんな作品も。
遠浪斎重光の 《寿という獣》 です。
こちらは、十二支を隠すのではなく、全キャラそのまま足してるタイプ。
虎や竜、イノシシなんかが混ざっているにも関わらず、
あまり強そうな気がしないのは、顔がネズミだからに他なりません (笑)
チョイスミスです。
個人的に一番印象に残った作品は、歌川国貞の 《新撰早替り地紙》 です。
作品中央の扇形の部分は、まさに扇のためのもの。
扇形に切り抜いて、扇に貼って楽しみます。
扇を巧い具合にパタパタと閉じていけば、
いい感じに役者のカツラを付け替えることができるのです。
楽しいのか・・・・・いや、きっと江戸の人には楽しいのでしょう!
最後に、こんな浮世絵を。
上下を逆にすると、違う顔になるという遊び絵です。
では、逆さまにしてみましょう。
すると・・・
みのもんたの顔が現れました。
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