東京駅のすぐそばに位置するJPタワー。
その2・3階に、学術文化総合ミュージアム・インターメディアテク (略してIMT) はあります。
こちらは、日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館の産学協働によるミュージアムで、
東京大学が所蔵する動物の骨格や剥製、産業プロダクトなどの博物標本が常設展示されています。
展示スタイルは、東京大学総合研究博物館や、
かつての東京大学総合研究博物館小石川分館と同様のカオスっぷり。
こちらでも、素晴らしきゴチャゴチャ感が存分に味わえます。
しかも、無料で。
こちらのブログで紹介するのは初めてですが、
実は、インターメディアテクは、何度も通っているほどお気に入りのミュージアム。
ミュージアムとしては、文句なしに3つ星です。
さて、そんなインターメディアテクより取材のお誘いが。
なんでも、12月3日より始まった “特別展示『医家の風貌』” をブログで紹介してほしいとのこと。
せっかくの機会ですので、お言葉に甘えてきました。
こちらは、昨年の夏に、東京大学医学部附属病院から、
東京大学総合研究博物館へと管理が移った肖像画と肖像彫刻の一部を紹介するものです。
モデルとなっているのは、東京大学医学部附属病院の歴代病院長。
確かに、皆様、威厳と貫禄がおありでした。
誰もが 『白い巨塔』 に出てきそうです。
ちなみに、これらの肖像画の中には、あの巨匠が描いたものも。
こちらの三浦謹之助なる人物を描いたのは、なんと黒田清輝なのだとか。
実にVIPな肖像画です。
病院長職の系譜を完璧に辿れるという意味で、大変貴重な史料であることは間違いありません。
ただ、まぁ、鑑賞してテンションが上がるものかといえば、そうでもありません (笑)
とりあえず、一つだけ興味深かったのは、
どの病院長も肖像画では、白衣は着ていないということ。
白衣でないと、医者感は皆無です。
こちらの長与又郎なる人物も白衣を着ていないため・・・
お医者さんどころか、茨城弁のマジシャンにしか見えませんでした。
縦縞のハンカチを横縞に変えてくれそうです。
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特別展示『医家の風貌』
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