1986年に砧公園にオープンした世田谷美術館。
今年2016年に、めでたく開館30周年を迎えました。
おめでとうございます!
それを記念して、現在開催されているのが、
“開館30周年記念 コレクションの5つの物語” という展覧会です。
「生活空間としての美術館」 というコンセプトで設計されたという世田谷美術館。
![美術館]()
それにちなんで、世田谷美術館コレクションを、
美術と生活をめぐる5つの物語に見立てて、紹介しようという展覧会です。
![展覧会]()
さて、展覧会場に入る前に。
30周年のメモリアルな展覧会のわりには、
“ポスターが地味だなぁ。。。”
と思ってしまったのですが (←おいっ!)。
展覧会場も負けず劣らず、地味でした (笑)
これまでに、さまざまな美術館の開館○周年記念展を鑑賞してきましたが。
それらと比べてしまうと、どうにも地味な印象は否めません。
ただ、これは決して、ディスっているのではなく。
30周年だからといって、何か特別に気負うのではなく、
いつもと変わらない普段着の世田谷美術館 (←?) を見せる展覧会といった印象を受けました。
(確かに、自分が30歳を迎えたときも、特別なことは何も無かったからなぁ・・・)
![星]()
さて、今回、特に嬉しかったのは、郵便配達夫として働きながら、
レンガや石畳までキッチリ描いちゃう独特な絵を制作し続けたルイ・ヴィヴァンの 《凱旋門》 や、
![ルイ・ヴィヴァン《凱旋門》]()
ルイ・ヴィヴァン 《凱旋門》 1935年 世田谷美術館蔵
家政婦として生計を立てながら、孤独の中で黙々と絵を描いたセラフィーヌ・ルイの 《枝》 をはじめ、
![セラフィーヌ・ルイ《枝》]()
セラフィーヌ・ルイ 《枝》 1930年 世田谷美術館蔵
世田谷美術館コレクションの核の一つである素朴派の作品群が観られたこと。
もちろんセタビの顔とも言うべきアンリ・ルソーのあの作品も、
満を持して (←?)、展示されていました。それも、センターに!
![アンリ・ルソー]()
アンリ・ルソー 《フリュマンス・ビッシュの肖像》 1893年頃 世田谷美術館蔵
「ボタン、多っ!」 とか、
「道、細っ!」 とか。
これまでは、そういう部分にばかり目が向いていましたが。
今回改めて鑑賞した際には、額の右上に描かれた葉っぱが気になりました。
ちょっとミュシャ風?
でも、きっとすぐに飽きて、これだけでやめてしまったのでしょうね (笑)
また、素朴派の画家ではないですが。
小堀四郎という画家の存在を知ることができたのも、個人的には嬉しかったです。
![小堀四郎《無限静寂》]()
小堀四郎 《無限静寂(宵の明星―信)》 1977年 世田谷美術館蔵
小堀四郎は、その生涯で個展を開催したのは、
1934年に藤島武二の奨めで開いた滞欧作品展のただ一度だけ。
それ以降は個展を開催せず、ほとんど作品を売ることもなかったキング・オブ・孤高の画家です。
ちなみに、妻は、森鷗外の次女・杏奴 (あんぬ) です。
彼女の理解と支えがあったからこその孤高の画家ライフ。
スゴい画家がいたものです。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です
)
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それを記念して、現在開催されているのが、
“開館30周年記念 コレクションの5つの物語” という展覧会です。
「生活空間としての美術館」 というコンセプトで設計されたという世田谷美術館。

それにちなんで、世田谷美術館コレクションを、
美術と生活をめぐる5つの物語に見立てて、紹介しようという展覧会です。

さて、展覧会場に入る前に。
30周年のメモリアルな展覧会のわりには、
“ポスターが地味だなぁ。。。”
と思ってしまったのですが (←おいっ!)。
展覧会場も負けず劣らず、地味でした (笑)
これまでに、さまざまな美術館の開館○周年記念展を鑑賞してきましたが。
それらと比べてしまうと、どうにも地味な印象は否めません。
ただ、これは決して、ディスっているのではなく。
30周年だからといって、何か特別に気負うのではなく、
いつもと変わらない普段着の世田谷美術館 (←?) を見せる展覧会といった印象を受けました。
(確かに、自分が30歳を迎えたときも、特別なことは何も無かったからなぁ・・・)

さて、今回、特に嬉しかったのは、郵便配達夫として働きながら、
レンガや石畳までキッチリ描いちゃう独特な絵を制作し続けたルイ・ヴィヴァンの 《凱旋門》 や、

ルイ・ヴィヴァン 《凱旋門》 1935年 世田谷美術館蔵
家政婦として生計を立てながら、孤独の中で黙々と絵を描いたセラフィーヌ・ルイの 《枝》 をはじめ、

セラフィーヌ・ルイ 《枝》 1930年 世田谷美術館蔵
世田谷美術館コレクションの核の一つである素朴派の作品群が観られたこと。
もちろんセタビの顔とも言うべきアンリ・ルソーのあの作品も、
満を持して (←?)、展示されていました。それも、センターに!

アンリ・ルソー 《フリュマンス・ビッシュの肖像》 1893年頃 世田谷美術館蔵
「ボタン、多っ!」 とか、
「道、細っ!」 とか。
これまでは、そういう部分にばかり目が向いていましたが。
今回改めて鑑賞した際には、額の右上に描かれた葉っぱが気になりました。
ちょっとミュシャ風?
でも、きっとすぐに飽きて、これだけでやめてしまったのでしょうね (笑)
また、素朴派の画家ではないですが。
小堀四郎という画家の存在を知ることができたのも、個人的には嬉しかったです。

小堀四郎 《無限静寂(宵の明星―信)》 1977年 世田谷美術館蔵
小堀四郎は、その生涯で個展を開催したのは、
1934年に藤島武二の奨めで開いた滞欧作品展のただ一度だけ。
それ以降は個展を開催せず、ほとんど作品を売ることもなかったキング・オブ・孤高の画家です。
ちなみに、妻は、森鷗外の次女・杏奴 (あんぬ) です。
彼女の理解と支えがあったからこその孤高の画家ライフ。
スゴい画家がいたものです。
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