ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール…と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
美術界の巨匠と同じ名前の店を訪れる。
ただただそれだけのシンプルな企画が産声を上げたのは、2010年の秋のこと。
品川駅近くのダリに始まって、フェルメール、ユトリロ、ボテロと、これまでたくさんのお店と出逢ってきました。
そして、今回が、ついに記念すべき25回目!
向かったのは、IDC大塚家具の新宿ショールームの斜向かいに位置するこちらのビルです。
このビルの5階にあるのが、Bar Tiziano。
ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノと同じ名前のバーです。
早速、エレベーターで5階へ。
そこには、新宿の喧騒を全く感じさせないお洒落なバーの入り口がありました。
まさに隠れ家系といった感じです。
そして、そのドアの横には、現在、東京都美術館にて、
絶賛開催中の “ティツィアーノとヴェネツィア派展” のポスターが貼られているではないですか。
これは、画家ティツィアーノと無縁なわけがありません。
さてさて。
何を隠そう、いい歳こいて、これまでバーという大人なお店とは全く無縁だった僕。
扉を開けるのには、ちょっと勇気がいりました。
しかし、これも25回目記念のため。
エイッと勇気を出して、お店に足を踏み入れました。
そんな僕をカウンターで出迎えてくれたのは、女性のバーテンダーさん。
どうやら、この方がお店のオーナーさんのようです。
優しそうな方だったので、これ幸いとばかりに、いきなり核心を突く質問。
「ティツィアーノって名前が気になって、お店を訪れたのですが。
やっぱり画家のティツィアーノから、名前を取ったのですか?」
「まぁ、そうと言えば、そうなのですけれど。
正しくは、画家のティツィアーノに由来するティツィアーノというカクテルの名前から取りました」
つまりは・・・
ティツィアーノ (画家) ⇒ティツィアーノ (カクテル) ⇒ティツィアーノ (バー)
ということですね。
まぁ、間に一回カクテルを挟んでますが、関係は大いにあるようです。
せっかくなので、お店の由来となったティツィアーノを注文してみることに。
すると、申し訳なさそうに、
「今の時期は、お出ししてないんですよ、、、」
との回答が。
実は、こちらのBar Tizianoは、特にフレッシュなフルーツカクテルに定評のあるバー。
(↑お店の棚に並んだ新鮮なフルーツは、まるで静物画のよう!)
巨峰とスパークリングワインで作るティツィアーノは、
巨峰が旬の8月から秋にかけて、提供しているカクテルとのことでした。
「画家の名前のカクテルでしたら、今が旬の苺で作るレオナルドはいかがですか?
レオナルドは、もちろんレオナルド・ダ・ヴィチのことです」
と勧められたので、レオナルドを注文してみました。
で、こちらがレオナルド。
巨峰ではなく苺とスパークリングワインで作るカクテルなのだそうです。
口に含んだ瞬間に、苺の果汁のジューシーさがパッと広がりました。
で、その後に、スパークリングワインの風味がやってきて、
喉を通っていくときは、スパークリングワインの切れを感じました。
まさに、苺の果汁とスパークリングワインのスフマート (←?)
さすがレオナルドという名前だけはあります。
ほろ酔い気分で、2杯目は今日のイチオシをオーダーしてみました。
出てきたのは、ジャック・ローズ。
フレッシュなザクロジュースを使ったカクテルだそうです。
こちらもレオナルドに負けず劣らずの美味。
甘味と酸味がちょうどフィフティーフィフティー。
絶妙なバランスの味わいでした。
さてさて、バーテンダーさんとの会話も弾み、それなりに打ち解けたところで、3杯目を注文。
「じゃあ、最後は、アートテラー・とに~をイメージしたカクテルをお願いします♪」
いきなりの無茶ぶりに、悩むバーテンダーさん。
しかし、そこはさすがプロ。
数分後には、「イメージがまとまりました!」 と、
アートテラー・とに~ (カクテル) を作り始めました。
で、こちらが、Bar Tizianoで誕生したカクテル “アートテラー・とに~”。
ベースとなるのは、ジン・フィズ。
アートという王道に携わりながら、そこに遊び心を加えている。
そんな僕をイメージして、王道のカクテルに遊び心として、
ジン・フィズには使わないスーズというリキュールを加えたのがポイントだそうです。
ちなみに、
スーズは、ピカソが愛したお酒として知られているのだとか。
ピカソは静物画の題材としてスーズを描いたこともあるそうです。
ではでは、アートテラー・とに~を一口。
「美味い♪」
僕が言うのもなんですが、これは流行りそうな味です。
(↑いろいろな意味で、自分に酔っています)
もし飲んでみたい方という奇特な方がいらっしゃれば、
「このブログを見ました」 と伝えたら、作って頂けるそうですので、是非お試しを。
このアートテラー・とに~の味が広まって、
いつか日本全国のバーで、アートテラー・とに~が飲める日が来るのを楽しみにしています。
最後に、アートテラー・とに~ (カクテル) 以上に、とってもお得な情報を。
“ティツィアーノとヴェネツィア派展” の会期中、
展覧会チケットの半券を持っていくと、ティツィアーノを一杯プレゼントしてくれるそうです。
(注:フレッシュな巨峰を使ったものではないそうですが)
ティツィアーノ展のあとは、山手線に乗ってBar Tizianoへ。
<お店情報>
Bar Tiziano
住所:東京都新宿区新宿3-28-1 新宿コルネ坂詰ビル5F
定休日:月曜日
営業時間:[火~金]17:00~翌1:00(L.O.0:00)
[土・日]15:00~翌1:00(L.O.0:00)
美術ブログ界の巨匠になるべく、ランキングに挑戦しています
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
美術界の巨匠と同じ名前の店を訪れる。
ただただそれだけのシンプルな企画が産声を上げたのは、2010年の秋のこと。
品川駅近くのダリに始まって、フェルメール、ユトリロ、ボテロと、これまでたくさんのお店と出逢ってきました。
そして、今回が、ついに記念すべき25回目!
向かったのは、IDC大塚家具の新宿ショールームの斜向かいに位置するこちらのビルです。
このビルの5階にあるのが、Bar Tiziano。
ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノと同じ名前のバーです。
早速、エレベーターで5階へ。
そこには、新宿の喧騒を全く感じさせないお洒落なバーの入り口がありました。
まさに隠れ家系といった感じです。
そして、そのドアの横には、現在、東京都美術館にて、
絶賛開催中の “ティツィアーノとヴェネツィア派展” のポスターが貼られているではないですか。
これは、画家ティツィアーノと無縁なわけがありません。
さてさて。
何を隠そう、いい歳こいて、これまでバーという大人なお店とは全く無縁だった僕。
扉を開けるのには、ちょっと勇気がいりました。
しかし、これも25回目記念のため。
エイッと勇気を出して、お店に足を踏み入れました。
そんな僕をカウンターで出迎えてくれたのは、女性のバーテンダーさん。
どうやら、この方がお店のオーナーさんのようです。
優しそうな方だったので、これ幸いとばかりに、いきなり核心を突く質問。
「ティツィアーノって名前が気になって、お店を訪れたのですが。
やっぱり画家のティツィアーノから、名前を取ったのですか?」
「まぁ、そうと言えば、そうなのですけれど。
正しくは、画家のティツィアーノに由来するティツィアーノというカクテルの名前から取りました」
つまりは・・・
ティツィアーノ (画家) ⇒ティツィアーノ (カクテル) ⇒ティツィアーノ (バー)
ということですね。
まぁ、間に一回カクテルを挟んでますが、関係は大いにあるようです。
せっかくなので、お店の由来となったティツィアーノを注文してみることに。
すると、申し訳なさそうに、
「今の時期は、お出ししてないんですよ、、、」
との回答が。
実は、こちらのBar Tizianoは、特にフレッシュなフルーツカクテルに定評のあるバー。
(↑お店の棚に並んだ新鮮なフルーツは、まるで静物画のよう!)
巨峰とスパークリングワインで作るティツィアーノは、
巨峰が旬の8月から秋にかけて、提供しているカクテルとのことでした。
「画家の名前のカクテルでしたら、今が旬の苺で作るレオナルドはいかがですか?
レオナルドは、もちろんレオナルド・ダ・ヴィチのことです」
と勧められたので、レオナルドを注文してみました。
で、こちらがレオナルド。
巨峰ではなく苺とスパークリングワインで作るカクテルなのだそうです。
口に含んだ瞬間に、苺の果汁のジューシーさがパッと広がりました。
で、その後に、スパークリングワインの風味がやってきて、
喉を通っていくときは、スパークリングワインの切れを感じました。
まさに、苺の果汁とスパークリングワインのスフマート (←?)
さすがレオナルドという名前だけはあります。
ほろ酔い気分で、2杯目は今日のイチオシをオーダーしてみました。
出てきたのは、ジャック・ローズ。
フレッシュなザクロジュースを使ったカクテルだそうです。
こちらもレオナルドに負けず劣らずの美味。
甘味と酸味がちょうどフィフティーフィフティー。
絶妙なバランスの味わいでした。
さてさて、バーテンダーさんとの会話も弾み、それなりに打ち解けたところで、3杯目を注文。
「じゃあ、最後は、アートテラー・とに~をイメージしたカクテルをお願いします♪」
いきなりの無茶ぶりに、悩むバーテンダーさん。
しかし、そこはさすがプロ。
数分後には、「イメージがまとまりました!」 と、
アートテラー・とに~ (カクテル) を作り始めました。
で、こちらが、Bar Tizianoで誕生したカクテル “アートテラー・とに~”。
ベースとなるのは、ジン・フィズ。
アートという王道に携わりながら、そこに遊び心を加えている。
そんな僕をイメージして、王道のカクテルに遊び心として、
ジン・フィズには使わないスーズというリキュールを加えたのがポイントだそうです。
ちなみに、
スーズは、ピカソが愛したお酒として知られているのだとか。
ピカソは静物画の題材としてスーズを描いたこともあるそうです。
ではでは、アートテラー・とに~を一口。
「美味い♪」
僕が言うのもなんですが、これは流行りそうな味です。
(↑いろいろな意味で、自分に酔っています)
もし飲んでみたい方という奇特な方がいらっしゃれば、
「このブログを見ました」 と伝えたら、作って頂けるそうですので、是非お試しを。
このアートテラー・とに~の味が広まって、
いつか日本全国のバーで、アートテラー・とに~が飲める日が来るのを楽しみにしています。
最後に、アートテラー・とに~ (カクテル) 以上に、とってもお得な情報を。
“ティツィアーノとヴェネツィア派展” の会期中、
展覧会チケットの半券を持っていくと、ティツィアーノを一杯プレゼントしてくれるそうです。
(注:フレッシュな巨峰を使ったものではないそうですが)
ティツィアーノ展のあとは、山手線に乗ってBar Tizianoへ。
<お店情報>
Bar Tiziano
住所:東京都新宿区新宿3-28-1 新宿コルネ坂詰ビル5F
定休日:月曜日
営業時間:[火~金]17:00~翌1:00(L.O.0:00)
[土・日]15:00~翌1:00(L.O.0:00)
美術ブログ界の巨匠になるべく、ランキングに挑戦しています