現在、21_21 DESIGN SIGHTでは、
デザインの視点からアスリートを紐解く展覧会、その名も “アスリート展” が開催中です。
展覧会ディレクターを務めるのは、デザインエンジニアの緒方壽人さんと、
研究者で映像作家の菅俊一さん、そして、元トップアスリートの為末大さんです。
競技前のアスリートの鼓動を、
ダイナミックなモーションキャプチャによる映像で表現した 《アスリートのダイナミズム》 や、
様々なアスリートが打ち立てた競技の最高記録を、
プロジェクション映像や立体インスタレーションで紹介した 《驚異の部屋》 といった、
映像系の作品も、何点かはありましたが。
やはり今回はテーマがアスリートだけに、体を動かす体験系の作品がメインでした。
言うなれば、21_21 DESIGN SIGHT版スポーツテスト。
種目によっては、まぁまぁハードなので、運動しやすい恰好で訪れるに越したことはありません。
例えば、こちらは 「タイミングコントロール」 を測るテスト。
所定の位置に立つと、テストがスタート。
モニターに木南晴夏似の女の子が現れて、長縄を回し始めます。
縄のタイミングに合わせて、ジャンプしなければなりません。
いかにそのタイミングを合わせられるかのテストなのですが、
いきなり速く回したり、ゆ~っくり回したり、一筋縄ではいきませんでした (←縄だけに)。
しかも、テスト終了後の木南晴夏似の女の子のふてぶてしさたるや!
・・・いや、そんなことで腹を立てていては、トップアスリートにはなれないのかもしれません。
平常心、平常心。
また、例えば、こんなテストも。
所定の位置に立って、5種類の中からポーズを選択。
すると、自分の体型とアスリートとの体型を、シルエットで計測。
どれくらい類似しているのかが即材に判明します。
ちなみに、僕と体操選手の体型の類似度は75%。
ポーズが全然あってなかったみたいです。
スポーツやダンスなど、体を動かすのは昔から苦手なものでして。。。
数ある種目にチャレンジしてみましたが、
最もショックを受けたのは、「バランスコントロール」 のテスト。
なるべく動かないようにまっすぐ立つこと10秒。
アスリートの身体のバランスとの比較から、残酷な診断結果が判明しました。
どうやら僕のバランス感覚は、高齢者に近いのだそうです。
し、知りたくなかった。。。
さてさて、こうした身体を測定する体験型作品は面白かったことは面白かったのですが。
科学技術館や日本科学未来館などの他の施設で、
類似度75%の体験型作品がありそうな感じで、さして物珍しさは感じられませんでした。
21_21 DESIGN SIGHTらしく、デザイナーがデザインしたメダルや、
アスリートの活動をサポートする器具のデザインを紹介するコーナーなどもありましたが、
全体的には、デザインの展覧会としては不完全燃焼な感は否めません。
もっと展覧会の内容を研ぎ澄ませて (=ブラッシュアップして) くれても。
アスリートのように。
ちなみに、久しぶりに21_21 DESIGN SIGHTを訪れたら、カノビアーノカフェが閉店していました!
こちらのスペースは、今年の3月31日より、「ギャラリー3」 として生まれ変わるとのこと。
パワーアップする21_21 DESIGN SIGHTに期待です。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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アスリート展
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