根津美術館で開催中の “高麗仏画 香りたつ装飾美” に行ってきました。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、実に約40年ぶりの開催、
東京では初開催となる 「高麗仏画」 をテーマにした展覧会で、
日本全国のお寺や美術館から集められた高麗仏画の名品26件が一度に会しています。
高麗仏画とは、高麗王朝の後期に、宮廷画家たちによって制作された仏画のことで、
王朝の衰退とともに、その存在は忘れられ、朝鮮半島にはほとんど現存していないのだそうです。
現在確認されている高麗仏画は、わずか約160件。
その大半は、海を渡って日本の寺院で保存されていたものなのだとか。
つまり、高麗仏画が26件も集まっているのは、実は相当にスゴいことなのです。
さて、高麗仏画の一番の特徴は何と言っても、その細密で華麗な装飾文様。
堺市指定文化財 《阿弥陀三尊像》 朝鮮・高麗時代 13―14世紀 大阪・法道寺蔵
重要文化財 《地蔵菩薩像》 朝鮮・高麗時代 13―14世紀 神奈川・円覚寺蔵
無地の服はお気に召さないのでしょうか、
基本的にはカラフルな柄物を着ていらっしゃいます。
そして、アクセサリー (?) も多め。
韓流の仏さまは、もれなく派手なファッションがお好きなようでした。
さらに、日本の仏画と比べると、基本的にはビッグサイズ。
しかも、余白は少なく、画面いっぱいに描かれているので、圧は強め。
派手なファッションと合わせて、全体的に主張の強い仏画でした。
特に印象的だったのは、水月観音を描いた仏画。
日本ではあまり馴染みのない観音様です。
重要文化財 徐九方 《水月観音像》 朝鮮・高麗時代 1323年(至治3年・忠粛王10年) 泉屋博古館蔵
驚くべきは、そのサイズ。
左下に描かれた善財童子と比べると、その大きさは歴然!
引っ越しのCMの赤井英和くらいに大きいです。
しかし、大きさを気にしなければ、その姿は優美も優美。
特に上半身にまとったベールの繊細さは、絶品でした。
ちなみに、個人的にイチオシの高麗仏画が、こちら↓
《万五千仏図》 朝鮮・高麗時代 13世紀 広島・不動院蔵
広島の不動院が所蔵する 《万五千仏図》 です。
1万5千の仏。
「いやいや、1人しかいないじゃんw」 と思ったら、大間違い。
小さな仏様がたくさん描かれているのです。
背景にも衣服にも表装にもビッシリ。
すべての仏様を鑑賞するとグッタリ。
さてさて、現在、根津美術館の展示室5では、
“更紗の魅力” という特集展示が開催されています。
こちらもオススメ。
茶道具の箱を包んでいる更紗にスポットが当てられています。
茶道具の箱を包んでいる布が展示される機会なんてそうそう無いので、実に貴重な体験でした。
渋い茶道具なのに、普段は意外とカワイイ感じの布に包まれているのですね。
ギャップ萌えしました (笑)
由緒ある茶道具が入った箱なのでしょうが、
こうして柄物の布で包まれているとお弁当箱に見えてきます。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、実に約40年ぶりの開催、
東京では初開催となる 「高麗仏画」 をテーマにした展覧会で、
日本全国のお寺や美術館から集められた高麗仏画の名品26件が一度に会しています。
高麗仏画とは、高麗王朝の後期に、宮廷画家たちによって制作された仏画のことで、
王朝の衰退とともに、その存在は忘れられ、朝鮮半島にはほとんど現存していないのだそうです。
現在確認されている高麗仏画は、わずか約160件。
その大半は、海を渡って日本の寺院で保存されていたものなのだとか。
つまり、高麗仏画が26件も集まっているのは、実は相当にスゴいことなのです。
さて、高麗仏画の一番の特徴は何と言っても、その細密で華麗な装飾文様。
堺市指定文化財 《阿弥陀三尊像》 朝鮮・高麗時代 13―14世紀 大阪・法道寺蔵
重要文化財 《地蔵菩薩像》 朝鮮・高麗時代 13―14世紀 神奈川・円覚寺蔵
無地の服はお気に召さないのでしょうか、
基本的にはカラフルな柄物を着ていらっしゃいます。
そして、アクセサリー (?) も多め。
韓流の仏さまは、もれなく派手なファッションがお好きなようでした。
さらに、日本の仏画と比べると、基本的にはビッグサイズ。
しかも、余白は少なく、画面いっぱいに描かれているので、圧は強め。
派手なファッションと合わせて、全体的に主張の強い仏画でした。
特に印象的だったのは、水月観音を描いた仏画。
日本ではあまり馴染みのない観音様です。
重要文化財 徐九方 《水月観音像》 朝鮮・高麗時代 1323年(至治3年・忠粛王10年) 泉屋博古館蔵
驚くべきは、そのサイズ。
左下に描かれた善財童子と比べると、その大きさは歴然!
引っ越しのCMの赤井英和くらいに大きいです。
しかし、大きさを気にしなければ、その姿は優美も優美。
特に上半身にまとったベールの繊細さは、絶品でした。
ちなみに、個人的にイチオシの高麗仏画が、こちら↓
《万五千仏図》 朝鮮・高麗時代 13世紀 広島・不動院蔵
広島の不動院が所蔵する 《万五千仏図》 です。
1万5千の仏。
「いやいや、1人しかいないじゃんw」 と思ったら、大間違い。
小さな仏様がたくさん描かれているのです。
背景にも衣服にも表装にもビッシリ。
すべての仏様を鑑賞するとグッタリ。
さてさて、現在、根津美術館の展示室5では、
“更紗の魅力” という特集展示が開催されています。
こちらもオススメ。
茶道具の箱を包んでいる更紗にスポットが当てられています。
茶道具の箱を包んでいる布が展示される機会なんてそうそう無いので、実に貴重な体験でした。
渋い茶道具なのに、普段は意外とカワイイ感じの布に包まれているのですね。
ギャップ萌えしました (笑)
由緒ある茶道具が入った箱なのでしょうが、
こうして柄物の布で包まれているとお弁当箱に見えてきます。
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