ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール…と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
今回ご紹介するのは、このシリーズ史上もっともマイナーな巨匠と同じ名前のお店。
品川駅港南口から、わずか徒歩2分の位置にあるアントニオ デル ポライオーロです。
このビルの8階にアントニオ デル ポライオーロはあります。
アントニオ・デル・ポライオーロは、ルネサンス期の画家。
おそらく多くの方が、「誰それ?」 と思っているはず。
しかし、その名にピンと来なくとも、
彼が描いた妙にのほほんとした 《アポロンとダフネ》 の絵は、
画集などで一度くらいは目にしたことがあるのではないでしょうか。
ちなみに、アントニオ・デル・ポライオーロは、
レオナルド・ダ・ヴィンチに先んじて、人体表現のために死体を解剖した人物。
そういう意味でも、《裸の男たちの戦い》 は、ルネサンス版画の傑作の一つとされています。
そんなマニアックな巨匠と同じ名前、しかも同姓同名のお店があったとは。
アントニオ デル ポライオーロを発見した瞬間、思わずガッツポーズをしてしまいました。
ひょっとしたら、ここ最近で、1、2を争う嬉しかった出来事かもしれません。
この感動は是非とも誰かと共有したく、
イタリア美術が専門の学芸員さんらを誘って、アントニオ デル ポライオーロへ。
「アントニオ デル ポライオーロって名前ですから、
絶対にアントニオ・デル・ポライオーロの絵が飾ってありますよね!」
とワクワクしながら入店しました。
・・・・・・・・・・。
特に、アントニオ・デル・ポライオーロの絵は飾ってなかったです。
壁に飾ってあったものといえば、何かよくわからない切り抜き。
あいにくイタリア語はわかりませんが、
美術関係の記事でないことだけはわかりました。
気を取り直しまして。
生ハムと季節の果物のサラダ、白レバーパテ、
カリフラワーのロースト、黒トリュフのオムレツ、鴨のロースト、ブッタネスカをオーダー。
どれも普通に美味しかったです。
品川にこんな穴場のレストランがあっただなんて♪
大満足です。リピートしちゃいそうです。
・・・・・・・って、食べログの記事か!
僕が書きたいのは、こういう記事じゃないんですよ。
せめて料理が変だったり、美味しくなかったりしたら、いろいろと書くことがあったのに。
さすがに、このままではマズいと思い、店員さんに質問を。
「あのー、どうしてお店の名前が、アントニオ デル ポライオーロなんですか?」
さぁ、気の利いた回答プリーズ!
「すいません。僕はよく知らないんです。上の人が付けたので」
何そのフワッとした答え。
このままでは終われないので (←?) 帰宅後、自分で調べてみたのですが。
筆名のポライオーロは、鶏小屋の意味があるとのこと (父親が鳥肉の売買をしていたことに由来)。
そういえば、お店のロゴがニワトリだったような。
画家の名を付けたかったのではなくて、ポライオーロありきの命名だったのかもしれませんね。
あくまで、僕の推測ですが。
ちなみに、アントニオ・デル・ポライオーロには、
ピエロ・デル・ポライオーロという名の画家の弟がいます。
姉妹店の名前は、ピエロ・デル・ポライオーロに決定。
<お店情報>
アントニオ デル ポライオーロ
住所:東京都港区港南2-2-2 新富士ビル8F
定休日:不定休
営業時間:[月~木]17:00~0:00(23:00L.O.)
[金、祝前日] 17:00~3:00(2:00 L.O.)
[日、祝日] 17:00~23:30 (23:00 L.O.)
美術ブログ界の巨匠になるべく、ランキングに挑戦しています
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
今回ご紹介するのは、このシリーズ史上もっともマイナーな巨匠と同じ名前のお店。
品川駅港南口から、わずか徒歩2分の位置にあるアントニオ デル ポライオーロです。
このビルの8階にアントニオ デル ポライオーロはあります。
アントニオ・デル・ポライオーロは、ルネサンス期の画家。
おそらく多くの方が、「誰それ?」 と思っているはず。
しかし、その名にピンと来なくとも、
彼が描いた妙にのほほんとした 《アポロンとダフネ》 の絵は、
画集などで一度くらいは目にしたことがあるのではないでしょうか。
ちなみに、アントニオ・デル・ポライオーロは、
レオナルド・ダ・ヴィンチに先んじて、人体表現のために死体を解剖した人物。
そういう意味でも、《裸の男たちの戦い》 は、ルネサンス版画の傑作の一つとされています。
そんなマニアックな巨匠と同じ名前、しかも同姓同名のお店があったとは。
アントニオ デル ポライオーロを発見した瞬間、思わずガッツポーズをしてしまいました。
ひょっとしたら、ここ最近で、1、2を争う嬉しかった出来事かもしれません。
この感動は是非とも誰かと共有したく、
イタリア美術が専門の学芸員さんらを誘って、アントニオ デル ポライオーロへ。
「アントニオ デル ポライオーロって名前ですから、
絶対にアントニオ・デル・ポライオーロの絵が飾ってありますよね!」
とワクワクしながら入店しました。
・・・・・・・・・・。
特に、アントニオ・デル・ポライオーロの絵は飾ってなかったです。
壁に飾ってあったものといえば、何かよくわからない切り抜き。
あいにくイタリア語はわかりませんが、
美術関係の記事でないことだけはわかりました。
気を取り直しまして。
生ハムと季節の果物のサラダ、白レバーパテ、
カリフラワーのロースト、黒トリュフのオムレツ、鴨のロースト、ブッタネスカをオーダー。
どれも普通に美味しかったです。
品川にこんな穴場のレストランがあっただなんて♪
大満足です。リピートしちゃいそうです。
・・・・・・・って、食べログの記事か!
僕が書きたいのは、こういう記事じゃないんですよ。
せめて料理が変だったり、美味しくなかったりしたら、いろいろと書くことがあったのに。
さすがに、このままではマズいと思い、店員さんに質問を。
「あのー、どうしてお店の名前が、アントニオ デル ポライオーロなんですか?」
さぁ、気の利いた回答プリーズ!
「すいません。僕はよく知らないんです。上の人が付けたので」
何そのフワッとした答え。
このままでは終われないので (←?) 帰宅後、自分で調べてみたのですが。
筆名のポライオーロは、鶏小屋の意味があるとのこと (父親が鳥肉の売買をしていたことに由来)。
そういえば、お店のロゴがニワトリだったような。
画家の名を付けたかったのではなくて、ポライオーロありきの命名だったのかもしれませんね。
あくまで、僕の推測ですが。
ちなみに、アントニオ・デル・ポライオーロには、
ピエロ・デル・ポライオーロという名の画家の弟がいます。
姉妹店の名前は、ピエロ・デル・ポライオーロに決定。
<お店情報>
アントニオ デル ポライオーロ
住所:東京都港区港南2-2-2 新富士ビル8F
定休日:不定休
営業時間:[月~木]17:00~0:00(23:00L.O.)
[金、祝前日] 17:00~3:00(2:00 L.O.)
[日、祝日] 17:00~23:30 (23:00 L.O.)
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