川口市立アートギャラリー・アトリアで開催中の “アートで解明!空気の正体” に行ってきました。
こちらは、僕らの身の回りにありながら、
意外と謎な存在である 「空気」 の正体に迫ろうという展覧会で、
3人のアーティストによる 「空気」 をテーマにした作品が展示されています。
まず1人目のアーティストは、奥中章人さん。
注意事項がわりと多めの 《Inter - world - sphere》 というインスタレーション作品を発表しています。
さぁ、では、《Inter - world - sphere》 の中へ入ってみましょう。
「・・・ん?んん??」
想像していたより入るのが大変です。
意外と苦戦を強いられました。
と言いますのも、こちらの作品は、
空気パンパンの巨大な袋 (?) で、空間を満たしているというもの。
その中に入るだけでも一苦労ですが、作品内では、
パンパンの袋とパンパンの袋の間に挟まれながら、奥へ奥へと進んでいかなくてはなりません。
なんて体力を奪われるアート作品なんだ!
空気圧との格闘に次ぐ、格闘。
若干、空気が嫌いになりました。
続いてのアーティストは、大巻伸嗣さん。
森美術館で以前開催されていた “シンプルなかたち展” にも出展されていた・・・
《Liminal Air Space-Time》 の “アートで解明!空気の正体” ver.が展示されています。
下からのファンの風によって、光沢のある1枚の布が、ふわふわと煽られる。
ただ、それだけのシンプルな作品なのですが、ずーっとぼーっと観ていられます。
不思議な魅力のある作品です。
水族館でクラゲの動きを、ずーっとぼーっと観ていられるのに近いものがあるかもしれません。
あと、光沢のある布がなめらかに動くさまは、ラックスのCMを彷彿とさせるものがあります。
さて、3人目のアーティストは、本間純さん。
石に石の表面を写した写真の一部をコラージュした作品や、
無数の穴が開いたアルミ板に川口市の風景がプリントされた作品など、
新作を含む数点が発表されていました。
一番インパクトがあったのが、《春日さん》 という映像作品。
「綺麗な菜の花畑の映像だなぁ」 とボーっと眺めていたら、
こちらに向かって手を振る怪しげな人物の存在に気づいてしまいました (汗)
『ナンチャンを探せ!』 かっ!!
さてさて、観覧料は300円。
しかも、会期中は何度でも入場できるパスポート制。
それぞれの作品も良かったのですが。
ボリュームは少なかったなぁ、という印象です。
これが近場の美術館やギャラリーだったらいいのですが、
このためだけに川口市立アートギャラリー・アトリアを足を運ぶのは、ちょっと厳しいかも。
あっ、もちろん、近場の方にはオススメです (←最後、空気読みました!)
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アートで解明!空気の正体
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