第27回　府中市宮西町でシャガール

ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール…と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか？？

気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く！！


今回の巨匠は、シャガール。
第3回に登場以来、2度目。
東京で2人目 （？） となるシャガールは、府中駅の近くにいました。




・・・・・って、シャガァル！！

惜しい！
『－』 が 『ァ』 になっただけで、絶妙に昭和の香りが。
どうして、『ァ』 にしてしまったのか。
こだわりなのか。
あぁ、もう気になって仕方がありません！

早速、シャガール、もといシャガァルへ。




・・・・・・・・・・・・。

お昼とは思えないほどの薄暗さです。
もしかしたら、今日はお休みなのかも。
そう思った次の瞬間、ふと足元に目をやると・・・




営業中のプレートを発見！

えっ？なぜに足元に置く？？
まぁ何はともあれ、お店は開いているみたいです。




ちなみに、お店の入り口脇には、「節電中」 のプレートがありました。
なるほど、どうりで薄暗いわけです。


そして、お店の外だけでなく、お店の内部も 「節電中」 でした。
薄暗さが尋常ではありません。




しかし、この何とも言えない薄暗さによって、純喫茶感がアップ。
なんだか、コーヒーが美味しそうな感じがしてきました。

と思ったら、やはり僕の予想は的中！




メニューの裏に、コーヒーのこだわりが熱く綴られていました。
しかも、『シャガァル』 ではなく、『ｼｬｶﾞァﾙ』 と表記されているではないですか？！
全部半角なのに、『ァ』 だけ全角。
コーヒー以上に、 『ァ』 に対するこだわりがハンパではありません！


・・・なんて、『ァ』 に想いを馳せていたところ、
オーダーしたランチセット （870円） のナポリタンが運ばれてきました。




見た目は普通ですが、きっとこだわりが詰まっているはず。
では、一口。

「・・・・・・ァ、普通。」


まぁ、ナポリタンのお店ではないですからね。
食後に、シャガァルこだわりのコーヒーをいただきました。




「・・・・・・ァ、うん。普通。
　というか、そんなにコクがないような？」

そんな僕の疑問に対するアンサーは、ソーサーに。




何でしょう？『SOFT COFFEE』 って？


最後に、恒例のチェックを。
店内にシャガールの作品はあるのかと見回してみました。
何やら額装されているものがあったので、もしやシャガールなのかと思ったら・・・




なんかよくわからない写真でした。
残念。。。
勝手に期待していた僕のが悪いのであって、シャガァルさんは悪くありません。


さて、今回は、特に得るものがなかったなァと、会計を済まし、お店を出た次の瞬間です。
奇跡は起こりました！




シャガールの作品が目に飛び込んできたのです！！




こんな感動的な結末を誰が予想していたでしょうか！
ありがとう、神様！
そして、ありがとう、シャガァル！


・・・・・てか、何ちゅうところに、飾ってるの？！

＜お店情報＞
珈琲館シャガァル
住所：東京都府中市宮西町1-11-1
定休日：土曜日
営業時間：［月～金] 8:00～19:00
　　　　　　　［日、祝日］ 9:00～19:00
　



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