現在、横浜美術館では、“ファッションとアート 麗しき東西交流” が開催されています。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、意外にも横浜美術館開館以来初となるファッションの展覧会で、
京都服飾文化研究財団 (KCI) が所蔵するドレスや服飾品約100点を中心に、
19世紀後半から20世紀前半の日本と西洋のファッション事情が紹介されています。
展覧会のキーワードは、ファッションの東西交流。
明治以降、日本に洋装が受容されていく過程と、
反対に、ジャポニスムブームが西洋のファッションに与えた影響が、
ファッションそのものだけでなく、実に丁寧に紹介されていました。
東西の交流が、ここまでファッションに反映されてるとは。
文化史の展覧会として見ても、非常に興味深いものがありました。
また、日本初公開のジュール=ジョゼフ・ルフェーヴル 《ジャポネーズ(扇のことば)》 をはじめ、
ジュール=ジョゼフ・ルフェーヴル 《ジャポネーズ(扇のことば)》
1882年 油彩、カンヴァス 130.8×90.2cm クライスラー美術館蔵 Gift of Walter P. Chrysler, Jr.
東西のファッションの交流を物語る絵画作品も充実。
絵画ファンにも嬉しい展覧会です。
さてさて、日本人は、よく海外のものを日本風にアレンジするのが得意だといいますが。
ことファッションに関しては、海外の人のほうが一枚も二枚も上手な印象を受けました。
当時の日本人は、頑張って洋装するのがやっとで、アレンジする余裕がない感じでした。
一方、西洋では、日本のキモノを大胆にアレンジしています。
それらのファッションは、今の目から見ても十分に斬新でオシャレ。
そういう趣味は無いのですが、もし自分が女性だったら、
クリムトの愛人エミリー・フレーゲが愛用してたとされるストライプのコートと、
燕子花を大胆にあしらったドゥーセのデイ・ドレスが着てみたいところです。
(注:変な想像はしないでくださいませ)
反対に、着ないだろうなぁと思ったのはマドレーヌ・ヴィオネのウエディング・ドレスでした。
前から見る分には、イイのですが。
後ろに引きずっているのが、ふんどしに見えてしかたなかったです。
もしくは、一反木綿。
どちらにせよ、日本の影響を受けているのは間違いないですね (←?)。
ちなみに、今回の展覧会の目玉の一つが、
明治期の洋装の最高峰とされる昭憲皇太后が着用した大礼服 (マントー・ド・クール) です。
「昭憲皇太后着用大礼服」 1910年頃(明治末期) 共立女子大学博物館蔵
展示室の中心に、この1着だけがドーンと展示されています。
服なのに、ものすごいオーラでした。
思わずひれ伏してしまうレベル。
僕<<<昭憲皇太后着用大礼服。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、意外にも横浜美術館開館以来初となるファッションの展覧会で、
京都服飾文化研究財団 (KCI) が所蔵するドレスや服飾品約100点を中心に、
19世紀後半から20世紀前半の日本と西洋のファッション事情が紹介されています。
展覧会のキーワードは、ファッションの東西交流。
明治以降、日本に洋装が受容されていく過程と、
反対に、ジャポニスムブームが西洋のファッションに与えた影響が、
ファッションそのものだけでなく、実に丁寧に紹介されていました。
東西の交流が、ここまでファッションに反映されてるとは。
文化史の展覧会として見ても、非常に興味深いものがありました。
また、日本初公開のジュール=ジョゼフ・ルフェーヴル 《ジャポネーズ(扇のことば)》 をはじめ、
ジュール=ジョゼフ・ルフェーヴル 《ジャポネーズ(扇のことば)》
1882年 油彩、カンヴァス 130.8×90.2cm クライスラー美術館蔵 Gift of Walter P. Chrysler, Jr.
東西のファッションの交流を物語る絵画作品も充実。
絵画ファンにも嬉しい展覧会です。
さてさて、日本人は、よく海外のものを日本風にアレンジするのが得意だといいますが。
ことファッションに関しては、海外の人のほうが一枚も二枚も上手な印象を受けました。
当時の日本人は、頑張って洋装するのがやっとで、アレンジする余裕がない感じでした。
一方、西洋では、日本のキモノを大胆にアレンジしています。
それらのファッションは、今の目から見ても十分に斬新でオシャレ。
そういう趣味は無いのですが、もし自分が女性だったら、
クリムトの愛人エミリー・フレーゲが愛用してたとされるストライプのコートと、
燕子花を大胆にあしらったドゥーセのデイ・ドレスが着てみたいところです。
(注:変な想像はしないでくださいませ)
反対に、着ないだろうなぁと思ったのはマドレーヌ・ヴィオネのウエディング・ドレスでした。
前から見る分には、イイのですが。
後ろに引きずっているのが、ふんどしに見えてしかたなかったです。
もしくは、一反木綿。
どちらにせよ、日本の影響を受けているのは間違いないですね (←?)。
ちなみに、今回の展覧会の目玉の一つが、
明治期の洋装の最高峰とされる昭憲皇太后が着用した大礼服 (マントー・ド・クール) です。
「昭憲皇太后着用大礼服」 1910年頃(明治末期) 共立女子大学博物館蔵
展示室の中心に、この1着だけがドーンと展示されています。
服なのに、ものすごいオーラでした。
思わずひれ伏してしまうレベル。
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