永谷園のお茶づけ海苔に封入されている東海道五十三次カード。
全55枚揃えるには、何日かかるのか?
アートテラー・とに~が体を張って検証する企画。
それが・・・・・
5月17日。
皆様、今日が何の日かご存知でしょうか?
正解は、お茶漬の日。
本日5月17日は、永谷園の創業者・永谷嘉男の先祖にあたり、
江戸時代にお茶の製法を発明し、煎茶の創始者とされる永谷宗七郎 (宗円) の命日なのだとか。
そんな永谷宗七郎の偉業をたたえて制定されたのが、お茶漬けの日です。
ちなみに、僕にとっては、毎日がお茶漬けの日。
今日に限らず、もはや半年以上、来る日も来る日もお茶漬けを食べ続けています。
55枚集め終えたその日を、真のお茶漬けの日に制定しよう思います。
さて、46袋目。
《東海道五十三次之内 袋井 出茶屋ノ図》 が出ました。
江戸から数えても、京都から数えても、ちょうど27番目の袋井宿。
まさに、折り返し地点です。
描かれているのは、出茶屋と呼ばれる簡素な茶屋。
この時代から、やかんの形は完成されているのですね。
お湯の沸かし方が、アウトドアスタイル。
続く47袋目から出てきたのは、
《東海道五十三次之内 亀山 雪晴》 でした。
世界の亀山と呼ばれる前、江戸時代の亀山が描かれています。
雪道&急勾配。
参勤交代のメンバーを襲う過酷な試練!
そんな彼らの道の先にあるのは、亀山城の京口門です。
さて、こちらの京口門、あまりに壮麗なため、
「亀山に過ぎたるもの」 と言われていたのだとか。
大きなお世話。
48袋目から出てきたのは、
《東海道五十三次之内 小田原 酒匂川》 です。
広重お得意の引きの絵。
ドローン的視点の絵です。
酒匂川をちょうど渡っているのは、大名の大きな駕籠。
確認できるだけでも、10人の人足が担いでいます。
大きさ、どんだけ?
画面奥に見える箱根山のポリゴン感も気になります。
49袋目に入っていたのは、《東海道五十三次之内 宮 熱田神事》。
宮宿。別名、熱田宿。
東海道最大の宿場町です。
描かれているのは、熱田神宮の神事 「馬の塔」。
夜に馬を駆けさせ、その速さで、その年の豊作などを占ったのだとか。
パッと見たときは、当時の暴走族か何かかと思いました。
チームで同じ衣装を着てるし。
と、45袋目から49袋目まで、なんと奇跡の5連勝。
このまま波に乗れるかと期待してしまいましたが・・・
お茶漬け生活は、そんなに甘くないのです!
打って変わって、50袋目から56袋目までの7袋のうち、新出だったカードは、たったの1枚。
丸みを帯びたフォルムの高麗山が特徴的な、
《東海道五十三次之内 平塚 縄手道》 だけでした。
あとは、すべてダブり。
ダブった場合は、ばっさりダイジェストでお届け。
お茶漬け生活は、そんなに甘くないのです (泣)
このまま停滞した日々が続くのかと思われた57袋目。
明らかに見慣れない絵柄のカードが出てきました。
馬がいっぱい。
《東海道五十三次之内 池鯉鮒 首夏馬市》 です。
池に鯉に鮒と書いて、“ちりゅう” 。
現在の知立市です。
馬の産地なのかと思いきや、毎年4月25日から5月5日にかけて、
全国から400~500頭の馬が集まる大々的な馬市が開かれていたとのこと。
今でいう、モーターショーですね。
時期も、ゴールデンウィークですし。
そして、58袋目。
ついに、あのカードが登場したのです!
《東海道五十三次之内 京師 三条大橋》。
長かった東海道の旅のゴール地点です。
・・・・・・・って、すいません。
感動の曲を流して、ゴールしたことにしようとしちゃいました。
東海道の旅はゴールでも、お茶漬け生活のゴールではありません。
僕の旅は、まだまだ続くのです。。。
ゴールまで、あと18枚。
さてさて、最後は、恒例のお茶づけレシピのコーナーです。
先日、名古屋からアートツアーに参加してくださったTさんより、
「お茶づけに合うと思います!」 と、こちらの差し入れを頂きました。
ご飯にかける飛騨牛ハンバ具ーです。
(ハンバー具でなく、ハンバ具ー)
美味しいに決まってると思いながら、お茶づけにかけてみたところ・・・
本当に美味しかったです!!
Tさん、ありがとうございます。
と、そんなハンバ具ーなお茶づけを食べている時に、パッと閃くものがありました。
「・・・ということは、逆にイケるんじゃない?!」
まずは、お茶づけ海苔から、あられだけを丁寧に取り出します。
1杯分にあたり、あられは平均して約50個入っています。
だいたい8杯分のあられがあれば、良いでしょう。
(あられを取り出したお茶づけは、あられ無しで美味しく頂きました)
そして、あられを豆乳に浸して、柔らかくしておきます。
お次に、柔らかくなったあられと、ひき肉と卵、
みじん切りの玉ねぎ (レンジで温めてから、冷ましておきます) をボールに入れます。
もう、何を作るかおわかりですね?
普通は、ここに塩やコショウ、ナツメグなどを入れるところですが。
味付けは、わさび茶づけだけでオッケーです。(ひき肉300gに対して、2杯分がベスト)
そしたら、粘りが出るまでよく捏ねて、成形。
フライパンに投入します。
両面をこんがりと焼いて、中までちゃんと火を通せば、
わさび茶づけハンバーグの完成です。
肉に味はしっかりと付いているので、ソースは必要ありません。
そのままお召し上がりください。
肉とわさびの風味がベストマッチ。
お茶づけの魔術師、渾身の逸品です。
たぶん、梅干し茶づけを使っても美味しいでしょう♪
・・・・・・・って、僕は一体何の記事を書いてるんだ?!
『お茶づけの魔術師』 って何なんだ?!
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