今年の芸術の秋、ド本命の展覧会、
“興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」” が、いよいよトーハクで開幕いたしました!
![運慶]()
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、日本一有名な仏師・運慶の展覧会で、
国宝や重要文化財に指定されている名品の仏像の数々が日本中から集結しています。
ちなみに、2017年現在、運慶作とされる仏像で現存しているものは、全部で31体。
そのうちの約7割にあたる22体が、今回の展覧会に出展されています。
![仏像]()
さてさて、会場に入って、まず出迎えてくれたのは、奈良の円成寺にある国宝の 《大日如来坐像》。
運慶20代のデビュー作です。
![ダイニチ]()
国宝 運慶 《大日如来坐像》 平安時代・安元2年(1176) 奈良・円成寺蔵 写真:飛鳥園
実は、一昨年に円成寺を訪れて、こちらの 《大日如来坐像》 と対面を果たしているのですが。
安置されている多宝塔がガラス張りだったため、あまりよく見えず。。。
![多宝塔]()
![ガラス]()
《大日如来坐像》 そのものの記憶よりも、
必至にガラスに張り付いた記憶のほうが残っています。
しかし、今回の運慶展では、ガラスに張り付くことなく、
ゆったりと細部まで、思う存分に鑑賞することが出来ました。
しかも、背後からの鑑賞も可能!
![背後]()
この1体だけでも、観に来た甲斐が十分にありました。
ちなみに、この仏像の台座の天板の裏には、運慶の花押 (サイン) があるそうです。
実は、このサインが、現在確認されている中で最も古い仏師のサインとのこと。
なるほど。運慶はかなりアーティスト気質の強い仏師だったようです。
確かに、運慶の仏像は、現代人の目から見ても、驚くほどに写実的。
仏師というよりも、彫刻家といったほうがしっくりくる作品が多いです。
特に、制多伽童子(せいたかどうじ)をはじめとする・・・
![八台]()
国宝 運慶 《八大童子立像のうち制多伽童子》 鎌倉時代・建久8年(1197)頃 和歌山・金剛峯寺蔵 写真:高野山霊宝館
金剛峯寺蔵の 《八大童子立像》 は、造形が絶妙も絶妙。
![八代]()
人生で本物の彼らに出会ったことはないですが、
“たぶんこういう姿をしているんだろうなァ” という妙な説得力があります。
ちなみに、メンバーの中には、ガリガリガリクソンに似ているのがいました。
元キングオブコメディの今野浩喜に似ているのもいました。
どちらかと言えば、芸人顔なのかもしれません。
個人的に一番惹かれたのは、国宝の 《毘沙門天立像》。
![毘沙門天]()
国宝 運慶 《毘沙門天立像》 鎌倉時代・文治2年(1186) 静岡・願成就院蔵 写真:六田知弘
腰を少し左にクイッとやったポーズに思わず目を惹かれました。
左手に乗せた宝塔のバランス感覚にも目を惹かれました。
パーマの機械か、はたまたダイソンのスタイリッシュ家電のような光背にも目を惹かれました。
でも、それ以上に目を惹かれたのが、踏みつけられた2体の邪鬼。
いつもは踏みつけられてばかりの可哀相な存在ですが、
この邪鬼は、戟の柄の先を握って、少しだけ抵抗しているように見えます。
ビーチフラッグしているようにも見えます (笑)
ちなみに、展覧会には、運慶の作品だけでなく、運慶の父である康慶や、
![慶]()
運慶の息子である康弁、
![弁]()
運慶イズムを引き継いだ仏師たちの名品の数々もあわせて紹介されていました。
![計]()
まさに、今世紀最大の運慶展。
いや、今世紀最大の仏像展です。
行くべし。
![星]()
![星]()
![星]()
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です
)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
“興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」” が、いよいよトーハクで開幕いたしました!

(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、日本一有名な仏師・運慶の展覧会で、
国宝や重要文化財に指定されている名品の仏像の数々が日本中から集結しています。
ちなみに、2017年現在、運慶作とされる仏像で現存しているものは、全部で31体。
そのうちの約7割にあたる22体が、今回の展覧会に出展されています。

さてさて、会場に入って、まず出迎えてくれたのは、奈良の円成寺にある国宝の 《大日如来坐像》。
運慶20代のデビュー作です。

国宝 運慶 《大日如来坐像》 平安時代・安元2年(1176) 奈良・円成寺蔵 写真:飛鳥園
実は、一昨年に円成寺を訪れて、こちらの 《大日如来坐像》 と対面を果たしているのですが。
安置されている多宝塔がガラス張りだったため、あまりよく見えず。。。


《大日如来坐像》 そのものの記憶よりも、
必至にガラスに張り付いた記憶のほうが残っています。
しかし、今回の運慶展では、ガラスに張り付くことなく、
ゆったりと細部まで、思う存分に鑑賞することが出来ました。
しかも、背後からの鑑賞も可能!

この1体だけでも、観に来た甲斐が十分にありました。
ちなみに、この仏像の台座の天板の裏には、運慶の花押 (サイン) があるそうです。
実は、このサインが、現在確認されている中で最も古い仏師のサインとのこと。
なるほど。運慶はかなりアーティスト気質の強い仏師だったようです。
確かに、運慶の仏像は、現代人の目から見ても、驚くほどに写実的。
仏師というよりも、彫刻家といったほうがしっくりくる作品が多いです。
特に、制多伽童子(せいたかどうじ)をはじめとする・・・

国宝 運慶 《八大童子立像のうち制多伽童子》 鎌倉時代・建久8年(1197)頃 和歌山・金剛峯寺蔵 写真:高野山霊宝館
金剛峯寺蔵の 《八大童子立像》 は、造形が絶妙も絶妙。

人生で本物の彼らに出会ったことはないですが、
“たぶんこういう姿をしているんだろうなァ” という妙な説得力があります。
ちなみに、メンバーの中には、ガリガリガリクソンに似ているのがいました。
元キングオブコメディの今野浩喜に似ているのもいました。
どちらかと言えば、芸人顔なのかもしれません。
個人的に一番惹かれたのは、国宝の 《毘沙門天立像》。

国宝 運慶 《毘沙門天立像》 鎌倉時代・文治2年(1186) 静岡・願成就院蔵 写真:六田知弘
腰を少し左にクイッとやったポーズに思わず目を惹かれました。
左手に乗せた宝塔のバランス感覚にも目を惹かれました。
パーマの機械か、はたまたダイソンのスタイリッシュ家電のような光背にも目を惹かれました。
でも、それ以上に目を惹かれたのが、踏みつけられた2体の邪鬼。
いつもは踏みつけられてばかりの可哀相な存在ですが、
この邪鬼は、戟の柄の先を握って、少しだけ抵抗しているように見えます。
ビーチフラッグしているようにも見えます (笑)
ちなみに、展覧会には、運慶の作品だけでなく、運慶の父である康慶や、

運慶の息子である康弁、

運慶イズムを引き継いだ仏師たちの名品の数々もあわせて紹介されていました。

まさに、今世紀最大の運慶展。
いや、今世紀最大の仏像展です。
行くべし。



1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です

下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!

