パルコミュージアムで開催中の展覧会、
“ウルトラセブン放送開始50年特別企画展 70 CREATORS’ SEVEN” に行ってきました。
こちらは、今年で放送50年を迎える国民的特撮番組 『ウルトラセブン』 をテーマにした展覧会で、
総勢70人の人気クリエイターが思い思いに、『ウルトラセブン』 のオマージュ作品を制作したものです。
参加メンバーは、超豪華!
画力が凄まじい漫画家と評される上條淳士さんに、
日本を代表するシュールな漫画家で、最近では現代美術家としても活躍するしりあがり寿さんに、
サイケアートの巨匠・田名網敬一さんに、
「ファイナルファンタジー」 や 「タイムボカン」 シリーズのイラストでお馴染みの天野喜孝さんに、
“バベルの塔展” とのコラボ企画も記憶に新しい、画家のヒグチユウコさんに、
荒井良二さんに、片桐仁さんに、横山裕一さんに、と挙げていたらキリがないほど。
・・・ただ、参加メンバーは超豪華なのに。
出展作品一つ一つも見ごたえはあるのに。
展覧会全体としては、「スパーク!」 とも、
「ストライク!」 とも、「アタック!」 とも、そこまで心にガツンとくるものがありませんでした。
その理由はおそらく、ウルトラセブンへの思い入れが強い人が多かったのでしょう、
普通に、ウルトラセブンを題材にしただけの作品が大半だったことにある気がします。
「なるほど、こう来たか!」 的な、
いい意味で世界観を壊すような作品は、ほとんど無し。
もっとウルトラセブンと戦って欲しかったです。
ガッツ星人やパンドンくらいに、ウルトラセブンを追い込んで欲しかったです。
個人的には、五月女ケイ子のイラストが好きなので、それが観られただけでも満足。
このフザケた感じがたまりません。
ちなみに、タイトルは 《ごあいさつ》。
フザケてるなぁ (笑)
それから、新鮮な驚きがあったのが、こちらの絵。
なんと描いたのは、みうらじゅんさんです。
ゆるキャラのようなイラストでくるかと思いきや、意外とマジなタッチの絵。
本当に、ウルトラセブンが好きなのでしょうね。
最後に、ウルトラマンと違って、
どこか陰があるウルトラセブンの独特な世界観に通ずると感じた作品をご紹介。
くるはらきみさんの 《ダーク・ゾーン》 という一枚です。
どことなくバルテュスを連想させる少女たちと不気味な影。
そして、棚に置かれたペガッサ星人。
いちいち不穏に満ちています。
もしかしたら、この中の誰かが実は地球侵略を企む宇宙人なのかもしれません。。。
ちなみに。
僕が訪れた平日の夜には、
子供の頃にウルトラセブンに夢中になったであろうオジサマ方が多くいらっしゃいました。
皆様もれなく、グッズコーナーで、いろいろ買いこんでいました。
たぶん、あれも宇宙人の仕業。
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