1994年に開催された “黄金の都シカン発掘展” を皮切りに、
“世界遺産ナスカ展”(2006年) や “インカ帝国展” (2012年)など、
アンデスをテーマにした展覧会を5回開催し、計400万人以上を動員してきたTBSアンデス・プロジェクト。
その集大成ともいうべき展覧会 “古代アンデス文明展” が、
いよいよ10月21日より、国立科学博物館にてスタートいたしました!
今回の展覧会の最大の特徴は、アンデス文明の歴史が総覧できること。
先史時代から16世紀にスペイン人がインカ帝国を滅ぼすまで、
約1万5千年間に及ぶアンデス文明の代表的な9つの文明が紹介されています。
シカン文化やインカ帝国、ナスカ文化など、
これまでに展覧会で目にしたことがある文明もありましたが。
そのほとんどが、チムー王国やティワナク文化といった全く耳馴染みのない文明です。
“楽しめるのか??”
と、展覧会を訪れるまでは不安でいっぱいでした。
しかし、モチェ文化の 《象嵌のマスク》 や、
《象嵌のマスク》 モチェ文化(紀元200年頃から750/800年頃) ペルー文化省・国立博物館所蔵 撮影 義井豊
チャビン文化の 《自身の首を切る人物の象形鐙型土器》 をはじめ、
純粋に造形が面白いと感じられる展示品が、予想以上に多く、
気づけば、文明展というよりも、アート展として楽しんでいる自分がいました。
そこらへんのアート展 (?) よりも、よっぽどアートな刺激の多い展覧会です。
どことなく中川いさみチックな小像 (写真中央) や、
どことなくさくらももこチックな壺 (写真右) 、
どことなくMAYA MAXXチックな土器もお気に入りですが、
個人的に一番のお気に入りは、《4つの首が描かれた土製内弯鉢》 (写真左) 。
完全にタッチが 『Golden Eggs』 です。
1500年以上も前のモノとは思えないくらいにポップでした。
ちなみに、描かれているのはただの顔ではなく、首級か奉納用の首とのこと。
・・・・・内容は全然ポップでなかったです。
もう一つのお気に入りは、シカン文化の 《装飾付きの壷》 (写真右)。
見ているだけで、なんだかハッピーな気持ちになれます。
じーっと見ていると、ふと誰かに似ている気がしてきました。
誰だっけ??
しばらく考えた末、閃きました。
あっ、あらぽん!!
(ANZEN漫才のみやぞんの相方)
ちなみに。
展覧会のラストの章は、「身体から見たアンデス文明」 となっています。
字面だけでは、どういう展示内容なのかイマイチわからなかったので、
気軽な感じで足を踏み入れたところ、意図的に変形させた頭蓋骨やミイラなどが展示されていました。
かなりディープな章でした。。。
それらの展示の中には、《開頭術の跡のある男性頭骨》 なるものも。
《開頭術の跡のある男性頭骨》 チリバヤ文化(紀元900年頃から1440年頃) ペルー文化省・ミイラ研究所・チリバヤ博物館所蔵 撮影 義井豊
アンデス文明の遺跡からは、
このように開頭術が行われた頭蓋骨が多く出土されているのだそうです。
メスなんか当然ないので、開頭には黒曜石のナイフなどを使ったと考えられているとのこと。
穴の周りの骨は再生が進んでいるそうで、
この頭蓋骨の持ち主は術後しばらく生きていたことがわかっていたのだとか。
アンデス文明にも、失敗しないドクターⅩがいたのですね。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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アンデスをテーマにした展覧会を5回開催し、計400万人以上を動員してきたTBSアンデス・プロジェクト。
その集大成ともいうべき展覧会 “古代アンデス文明展” が、
いよいよ10月21日より、国立科学博物館にてスタートいたしました!
今回の展覧会の最大の特徴は、アンデス文明の歴史が総覧できること。
先史時代から16世紀にスペイン人がインカ帝国を滅ぼすまで、
約1万5千年間に及ぶアンデス文明の代表的な9つの文明が紹介されています。
シカン文化やインカ帝国、ナスカ文化など、
これまでに展覧会で目にしたことがある文明もありましたが。
そのほとんどが、チムー王国やティワナク文化といった全く耳馴染みのない文明です。
“楽しめるのか??”
と、展覧会を訪れるまでは不安でいっぱいでした。
しかし、モチェ文化の 《象嵌のマスク》 や、
《象嵌のマスク》 モチェ文化(紀元200年頃から750/800年頃) ペルー文化省・国立博物館所蔵 撮影 義井豊
チャビン文化の 《自身の首を切る人物の象形鐙型土器》 をはじめ、
純粋に造形が面白いと感じられる展示品が、予想以上に多く、
気づけば、文明展というよりも、アート展として楽しんでいる自分がいました。
そこらへんのアート展 (?) よりも、よっぽどアートな刺激の多い展覧会です。
どことなく中川いさみチックな小像 (写真中央) や、
どことなくさくらももこチックな壺 (写真右) 、
どことなくMAYA MAXXチックな土器もお気に入りですが、
個人的に一番のお気に入りは、《4つの首が描かれた土製内弯鉢》 (写真左) 。
完全にタッチが 『Golden Eggs』 です。
1500年以上も前のモノとは思えないくらいにポップでした。
ちなみに、描かれているのはただの顔ではなく、首級か奉納用の首とのこと。
・・・・・内容は全然ポップでなかったです。
もう一つのお気に入りは、シカン文化の 《装飾付きの壷》 (写真右)。
見ているだけで、なんだかハッピーな気持ちになれます。
じーっと見ていると、ふと誰かに似ている気がしてきました。
誰だっけ??
しばらく考えた末、閃きました。
あっ、あらぽん!!
(ANZEN漫才のみやぞんの相方)
ちなみに。
展覧会のラストの章は、「身体から見たアンデス文明」 となっています。
字面だけでは、どういう展示内容なのかイマイチわからなかったので、
気軽な感じで足を踏み入れたところ、意図的に変形させた頭蓋骨やミイラなどが展示されていました。
かなりディープな章でした。。。
それらの展示の中には、《開頭術の跡のある男性頭骨》 なるものも。
《開頭術の跡のある男性頭骨》 チリバヤ文化(紀元900年頃から1440年頃) ペルー文化省・ミイラ研究所・チリバヤ博物館所蔵 撮影 義井豊
アンデス文明の遺跡からは、
このように開頭術が行われた頭蓋骨が多く出土されているのだそうです。
メスなんか当然ないので、開頭には黒曜石のナイフなどを使ったと考えられているとのこと。
穴の周りの骨は再生が進んでいるそうで、
この頭蓋骨の持ち主は術後しばらく生きていたことがわかっていたのだとか。
アンデス文明にも、失敗しないドクターⅩがいたのですね。
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