美術品を手に、銀座を代表するギャラリーの数々を訪問し、
昔話 『わらしべ長者』 のように、物々交換してもらおうという企画。
それが・・・
昨日お伝えしたように、“Xmas Art Festa” のスペシャル・パーティー内で、
『ファミリーヒストリー』 ならぬ 『わらしべ長者生活ヒストリー』 をお届けすることが決定しました。
そこで、一つでも多くの作品を紹介できるよう、ちょっとテンポアップすることに。
ヒロ画廊での交換から日を開けず、銀座7丁目にある小林画廊を訪れました。
こちらが、ギャラリストの小林將利さんです。
ギャラリーツアーなども含め、
いつも小林さんには無茶ぶりをしてしまっているのですが、この日も無茶ぶり。
展示替え期間中に関わらず、ご協力頂きました。
ちなみに、今は、展示替え期間中ですが。
小林画廊と関係の深い秋山泉さん、澁澤星さん、谷保玲奈さん、そして、田中千智さん。
4人の若手女流作家の作品が揃う次回展 “GIFT” は、12月5日よりスタートするそうです。
乞うご期待!
さてさて、実は何を隠そう、僕は、その次回展にも参加する田中千智さんの作品のファン。
横浜市民ギャラリーでの個展を観て以来、いつか作品を家に飾りたいなァと夢想していました。
今回は、その夢を叶える大チャンス!!
それとなく、小林さんに田中千智さんの作品を見せてもらえるようお願いしてみます。
すると、バックヤードからこちらの作品を出してきてくれました。
「わー、イイですね」
一目でお気に入り。
交換は、この作品に決定です。
「タイトルは何ですか?」
「え~っと、何だったけな?」
と、壁から作品を外す小林さん。
「《森へ里帰り》 だね」
「へ~。タイトルって、作品の裏に書いてあるんですか」
「田中さんの作品は、裏に遊び心があるからね。可愛らしいイラストも描いてるし」
「おー、裏ってこんな感じになってるんですね」
初めて田中さんの作品の裏側を見てテンションがアップしました。
表のクールな感じとのギャップ萌え。
さらにファンになりました。
ちなみに、ちょうど今、フランスのギャラリーで、
田中さんのフランスでの初個展が開催されているそうです。
あぁ、ますます注目を集める田中さんの作品を家に持って帰れるなんて!
・・・・・・・と、想像に浸っていたところ。
小林さんより、現実に引き戻される一言が。
「で、交換なんだけど」
「・・・・・あ、はい。」
確かに、一言も田中さんの作品と交換するとは言っていませんでした。
なんか嫌な予感がします。
「あれでどうかな?」
小林さんが指を差した方向に目を向けると、そこにあったのは・・・
いや、何すかコレ?!
「・・・・・誰かの作品ですか?」
「いやいや、蚤の市で見つけた土人形。確証はないけど、たぶん南米のだと思うよ」
「・・・・・何で買ったんですか?」
「ここのスペースに合うかなぁと思って」
「・・・・・・・・・。」
ここまで順調に交換してきましたが、ここに来て、謎の人形に。
それも、なんかやる気のない表情の人形に。
しかも・・・
「重っっ!!!」
「あ、とに~さん、重いから気を付けてね」
早く言ってくださいよ。
その後、業者のように梱包作業に取り掛かる小林さん。
その作業を見つめているときの僕の表情は、まさにこんな感じでした。
というわけで、今、我が家に飾ってありますが。
視界に入るたびに僕の表情は、まさにこんな感じ。
【今回ご協力いただいた画廊】
小林画廊
住所:東京都中央区銀座7-5−2 ニューギンザビル8号館 1F
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
↧
わらしべ長者生活
↧