美術品を手に、銀座を代表するギャラリーの数々を訪問し、
昔話 『わらしべ長者』 のように、物々交換してもらおうという企画。
それが・・・
わらしべ長者生活がスタートして、早2ヶ月。
これまでに7回、作品が交換されました。
ギャラリストさんたちの計らいで、それらの作品が、
先日開催された “Xmas Art Festa” スペシャル・パーティーに大集結!
すべての作品が一列に並び、なんとも感慨深い眺めでした。
この走馬燈のような光景をもって最終回・・・ということも、一瞬よぎったのですが。
まだまだ紹介していないギャラリーがあるので、企画は続行。
わらしべ長者生活シーズン2に突入です。
さて、今回やってきたのは、銀座7丁目にあるギャラリー広田美術。
創業は、1969年。
近代の物故作家から現代の新人作家まで、平面絵画を中心に紹介しているギャラリーです。
僕が訪れた日には、“寺内誠展 ―スタンド・ライト―” という展覧会が開催中でした。(会期は、12/22まで)
こちらが二代目となるギャラリストの廣田登支彦さん。
アートツアーでよくお世話になっていますし、
昨年は、SPICEの取材でもお世話になりました。
(参考記事:映画『シン・ゴジラ』の首相官邸に飾られていた、あの絵の正体は?)
今回のわらしべ長者生活企画にも、快くご協力。
「え~っと、とに~さんが持ってきた美術品を、うちにあるのと交換すればいいんだよね」
そう言って、廣田さんが取り出したのは・・・
野崎慎 (ちか) さんという日本画家の作品でした。
1984年生まれの若手女性作家で、
実力がメキメキと上がっている、これからが楽しみな画家の一人とのこと。
「廣田さん、ズバリ交換の理由は何ですか?」
と聞いてみると、
「う~ん。花、繋がりで」
と、一言。
「・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・えっ、それだけだと、面白くないかな?」
「まぁ、面白いか面白くないかで言えば、面白くはないですよね(笑)」
「うちに今あるので交換できそうなのは、この作品くらいだからなぁ」
「ちなみに、交換するしないは一旦置いておいて、どんな作品があるんですか?」
収蔵スペースを物色していると、
その中に、うちの父親が好きな日本画家・牧進さんの作品を発見!
「えっ、牧進さんの作品も取り扱ってるんですか?!」
「うん。僕の父 (=ギャラリー広田美術の初代) が、牧さんと同級生なんだよ」
「へ~、そうなんですね!」
と、ここで一つ閃きました
「あのー、廣田さん、提案なんですけど。
今から、一発勝負のじゃんけんをして、
廣田さんが勝ったら、野崎慎さんの作品と交換、
僕が勝ったら牧進さんの作品と交換ってのは、どうでしょう?」
我ながら無茶苦茶な提案だと思いつつ、言ってみたところ、
「それは面白いね!やろう!」
と、なぜか廣田さんは快諾。
じゃんけん対決の火蓋が切って落とされました。
やらせは一切なしの真剣勝負です。
最初はグー!じゃんけんぽん!!
とに~:グー 廣田:グー
あいこでしょ!
とに~:パー 廣田:パー
あいこでしょ!!!
とに~:パー 廣田:パー
まさかの3連続あいこ。
これぞリアルガチ。
実は、かつて実業団でテニスプレイヤーをしていた廣田さん。
「とに~さんには、絶対負けない!」
いつになく熱くなっています。
どうやら廣田さんの何かに火がついてしまったようです。
そして、ついに白熱のじゃんけんバトルに決着の時が。
あいこでしょ!!!!!
とに~:グー 廣田:チョキ
死闘を終えた直後の廣田さん↓
おそらく僕が今年で一番感情を爆発させた瞬間↓
・・・・・というわけで。
今現在、我が家に戦利品が飾ってあります。
廣田さん、いつでもリベンジお待ちしていますね (笑)
【今回ご協力いただいた画廊】
ギャラリー広田美術
住所:東京都中央区銀座7-3-15 ぜん屋ビル1F
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