名画IPPONグランプリ 第8問&第9問
出張授業などでお世話になった小学生たちに、名画に関する大喜利に挑んでもらい、その中から厳選されたオモシロ回答だけを紹介していく企画。それが、名画IPPONグランプリです。今回のお題となる絵は、こちら。アメリカを代表する画家エドワード・ホッパーの 《日曜日》...
View Articleアジェのインスピレーション ひきつがれる精神
天才アラーキーこと荒木経惟氏には、「やっぱ <私情> がなくちゃね。やっぱりアッジェだね。」 と言わしめ、日本を代表する写真家・森山大道には、「現代に至るまで、アッジェの写真への心の追及は止むことがない」 と言わしめる写真家。それが、ウジェーヌ・アジェ (1857~1927)...
View ArticleMarimekko Spirit -Elämäntapa マリメッコの暮らしぶりー
12月15日より、Gallery A4 (ギャラリーエークワッド) にて、“Marimekko Spirit -Elämäntapa マリメッコの暮らしぶりー” なる展覧会がスタートしました。正直なところ、“ここ最近、マリメッコの展覧会多くない?” という気持ちもありましたし、“てか、Elämäntapaって何?どんな展覧会か全く想像がつかなくない?”...
View Articleわらしべ長者生活
美術品を手に、銀座を代表するギャラリーの数々を訪問し、昔話 『わらしべ長者』 のように、物々交換してもらおうという企画。それが・・・わらしべ長者生活がスタートして、早2ヶ月。これまでに7回、作品が交換されました。ギャラリストさんたちの計らいで、それらの作品が、先日開催された “Xmas Art Festa”...
View Article【告知】 現在募集中のアートツアー 【告知】
現在募集中のアートツアーです。アートに興味のない方でも楽しんで頂ける企画を心掛けております。初参加の方も多いので、どうぞお気軽にご参加くださいませ♪ (男女比は、7:3くらいで女性が多いです。...
View Article遊ぼかね
先日は、新宿三井ビル1階にあるエプソンイメージングギャラリー エプサイトへ。来年1月18日まで開催されている “遊ぼかね” を観てきました。こちらは、今もっとも注目を集めているアマチュア写真家・西本喜美子さんの待望の個展です。西本喜美子さんは、現在87歳。草間彌生さんと同い年です。ちなみに、写真を始めたのは72歳の時だったそう。“人生に遅すぎるということはない”...
View Article第7回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の〈今〉
2年に1度の現代陶芸の祭典、菊池ビエンナーレの季節がやってきました!第7回となる今回には、日本国内を中心に総数322点がエントリー。そのうちの入選作52点 (大賞1点、優秀賞1点、奨励賞3点を含む) が、菊池寛実記念 智美術館で、今まさに開催中の展覧会 “第7回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の〈今〉” で紹介されています。栄えある大賞に輝いたのは、和田的さんの...
View Article第百五十五話 国宝ハンター、狩り納める!
~前回までのあらすじ~国宝全1108件を目にするため、日本を掛け巡る国宝ハンター。これまでにハンティングした国宝の数は、943件となりました。順調にゴールに近づいているかに思えましたが、またしても、宿敵 (←?) 文化庁が国宝を増やし、そのゴールを阻みます...
View Articleニッポンの写実 そっくりの魔力
現在、奈良県立美術館で開催されているのは、“ニッポンの写実 そっくりの魔力” という展覧会。髙島野十郎の 《百合とヴァイオリン》 や、磯江毅の 《鰯》 といった本物そっくりな写実絵画の数々と、安藤緑山の 《牙彫 竹の子、豌豆、独活》 や、満田晴穂さんの 《自在深山鍬形(雄)》...
View Article日本の絵本100年の歩み
現在、世界で最初の絵本美術館であるちひろ美術館・東京では、100年におよぶ日本の絵本の歩みを辿る展覧会 “日本の絵本100年の歩み” が開催されています。子供たちのための本が作られた最初期の絵本から、岡本帰一 サンリンシャ「コドモノクニ」 1926年2月号(東京社)より 1926年 ちひろ美術館蔵誰もが一度は目にしたことがあろう超ベストセラーの絵本や、瀬川康男 『いないいないばあ』(童心社)より...
View ArticleFilm:40 『モリのいる場所』
先日は、東京国立近代美術館へと足を運んできました。こちらでは、現在、“没後40年 熊谷守一 生きるよろこび” が絶賛開催中なわけですが。その開催に合わせて、『横道世之介』『南極料理人』 の沖田修一監督が、守一の晩年のある1日を描いた話題の最新作 『モリのいる場所』 の先行試写会が開催されることに。来年5月の公開よりも一足早く、いや二足も三足も早く鑑賞させて頂きました。ありがたや。■モリのいる場所...
View Article毛利悠子 グレイ スカイズ
JR辻堂駅から徒歩5分。ココテラス湘南の6階に、2015年10月にオープンしたばかりのアートスペースがあります。その名も、藤沢市アートスペース。愛称は、 Fujisawa City Art Spaceの頭文字を取って、FAS (エファース) です。そんなFASで、現在開催されているのが、“毛利悠子 グレイ スカイズ”...
View Article北斎と北斎派の江の島
先日、藤沢市アートスペースで、“毛利悠子 グレイ スカイズ” をたっぷり鑑賞し、帰ろうとした時のこと。とある案内札が目に飛び込んできました。「あれっ?上の階にも、美術館があるの??」階段をあがってみると・・・そこには、藤沢市藤澤浮世絵館がありました。(←「沢」 ではなく 「澤」)...
View Article図録・オブ・ザ・イヤー2017
早いもので、2017年も残すところあとわずか。振り返ってみると、今年もたくさんの展覧会を鑑賞いたしました。そして、たくさんの図録が、我が家の本棚に加わりました。というわけで、今年もやります。図録・オブ・ザ・イヤー2017展覧会の内容は一切考慮することなく、ただただ図録の良しあしだけを、独断と偏見で評価する図録の祭典。果たして、その栄冠は、一体どの図録の頭上に輝くのでしょうか。第10位...
View Article2017年アートテラー10大ニュース
今年も残すところ、あとわずか。今年も一日も休むことなく、ブログをお届けすることが出来ました。誰も言ってくれないので、この場を借りて、自分で自分に言おうと思います。お疲れ様でした、と (笑)さて、2017年のラストを飾るのは、毎年恒例となったアートテラー10大ニュース。年末の忙しい時に、「そんなん、どうでもいいわ!」...
View Article太陽の塔 1967―2018
新年おめでとうございます。今年2018年は、アートテラー10周年目を迎える節目の年。昨年以上に面白いことを仕掛けてまいります。もちろんブログも守りに入ることなく、あくまでも攻めの姿勢で、休まず頑張ることを誓います!褒められて伸びるタイプの人間ですので、みなさま応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします (笑)さて、2018年のアートシーン。過去最大級の “プラド美術館展” や...
View Article小沢剛 不完全―パラレルな美術史
現代アーティスト・小沢剛さんの関東では久々となる大規模個展、千葉市美術館で開催中の “小沢剛 不完全―パラレルな美術史” に行ってきました。初期の代表作から最新作 《不完全》 まで。日本美術史から着想を得て、小沢さんが制作した作品を中心に展示されています。こちらが、その 《不完全》...
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