現在、東京ステーションギャラリーで開催されているのは、
“鉄道絵画発→ピカソ行 コレクションのドア、ひらきます” という展覧会。
こちらは、東京ステーションギャラリーが開館から30年間、
少しずつ収蔵を続けていたというコレクションを初めてまとめて公開する展覧会です。
“30年間も公開しなかったってことは、きっと大したコレクションじゃないんじゃない?”
と、正直、あまり期待はしていなかったのですが。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
展覧会場で、猛省も猛省。
見切り発車な発言はするものではありませんね (汗)
充実したコレクションでした。
というか、むしろ何故これだけのコレクションが、
今まで公開されなかったのかと疑問に感じてしまったほど。
何はともあれ、収蔵を続けてくれていてありがとう。まとめて公開してくれてありがとう。
東京ステーションギャラリーには、感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、そんな東京ステーションギャラリーのコレクションの中核をなすのは、
日本画家・中村岳陵が戦時中に描いた 《驀進》 しかり、
中村岳陵 《驀進》 1943年
ミニチュア風の写真でお馴染みの本城直季さんによる 《small planet tokyo station》 しかり、
本城直季 《small planet tokyo station》 2004年 ©Naoki Honjo
やはり駅や電車にまつわる作品でした。
その中には、東京都美術館で現在開催中の展覧会、
“現代の写実―映像を超えて” の出展作家の一人、元田久治さんの作品も。
元田久治 《Indication-Tokyo Station-》 2007年
どんなランドマークも廃墟にしちゃう元田さんによって、東京駅がとんでもないことになっています。
作品自体も、もちろんインパクトがあるのですが。
こんな悲惨な姿となった東京駅の絵を、東京駅内にある東京ステーションギャラリーが所蔵している。
その事実が、何よりもインパクト。
今回、紹介されていた駅や鉄道をテーマにした作品の中で、
個人的に一番気に入ったのは、立石大河亞の最晩年の作 《アンデスの汽車》 でした。
立石大河亞 《アンデスの汽車》 1997-98年
芸術家と漫画家のボーダーを超えて活動していた立石大河亞らしい3コマ漫画的な作品です。
普通だったら、「いや、小っちゃいんかい!」 とツッコミを入れそうなものですが。
アンデスの少女が平然と事態を受け入れていることに、ジワジワとくるものがありました。
笑いのテイストとしては、吉田戦車風。
少女の顔のテイストは、バカリズム風。
ちなみに、駅や鉄道をテーマにした作品以外で、
東京ステーションギャラリーコレクションの目玉となるのが、ピカソの絵画4点。
今回の展覧会では大トリを飾っています。
(・・・・・が、大人の事情があるため、作品を画像で紹介できません)
他には、森村泰昌さんや李禹煥さんなど、現代アートの作品が充実。
昨年の千葉市美術館の展覧会で衝撃を受けて以来、
ずっと注目している小川信治さんの作品とも思いがけず出会えました。
コレクション展というと、普通は見慣れた感が拭えないものですが。
このコレクション展に関しては、それが一切なし。
終始、新鮮な気持ちで楽しめた展覧会でした。
“鉄道絵画発→ピカソ行 コレクションのドア、ひらきます” という展覧会。
こちらは、東京ステーションギャラリーが開館から30年間、
少しずつ収蔵を続けていたというコレクションを初めてまとめて公開する展覧会です。
“30年間も公開しなかったってことは、きっと大したコレクションじゃないんじゃない?”
と、正直、あまり期待はしていなかったのですが。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
展覧会場で、猛省も猛省。
見切り発車な発言はするものではありませんね (汗)
充実したコレクションでした。
というか、むしろ何故これだけのコレクションが、
今まで公開されなかったのかと疑問に感じてしまったほど。
何はともあれ、収蔵を続けてくれていてありがとう。まとめて公開してくれてありがとう。
東京ステーションギャラリーには、感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、そんな東京ステーションギャラリーのコレクションの中核をなすのは、
日本画家・中村岳陵が戦時中に描いた 《驀進》 しかり、
中村岳陵 《驀進》 1943年
ミニチュア風の写真でお馴染みの本城直季さんによる 《small planet tokyo station》 しかり、
本城直季 《small planet tokyo station》 2004年 ©Naoki Honjo
やはり駅や電車にまつわる作品でした。
その中には、東京都美術館で現在開催中の展覧会、
“現代の写実―映像を超えて” の出展作家の一人、元田久治さんの作品も。
元田久治 《Indication-Tokyo Station-》 2007年
どんなランドマークも廃墟にしちゃう元田さんによって、東京駅がとんでもないことになっています。
作品自体も、もちろんインパクトがあるのですが。
こんな悲惨な姿となった東京駅の絵を、東京駅内にある東京ステーションギャラリーが所蔵している。
その事実が、何よりもインパクト。
今回、紹介されていた駅や鉄道をテーマにした作品の中で、
個人的に一番気に入ったのは、立石大河亞の最晩年の作 《アンデスの汽車》 でした。
立石大河亞 《アンデスの汽車》 1997-98年
芸術家と漫画家のボーダーを超えて活動していた立石大河亞らしい3コマ漫画的な作品です。
普通だったら、「いや、小っちゃいんかい!」 とツッコミを入れそうなものですが。
アンデスの少女が平然と事態を受け入れていることに、ジワジワとくるものがありました。
笑いのテイストとしては、吉田戦車風。
少女の顔のテイストは、バカリズム風。
ちなみに、駅や鉄道をテーマにした作品以外で、
東京ステーションギャラリーコレクションの目玉となるのが、ピカソの絵画4点。
今回の展覧会では大トリを飾っています。
(・・・・・が、大人の事情があるため、作品を画像で紹介できません)
他には、森村泰昌さんや李禹煥さんなど、現代アートの作品が充実。
昨年の千葉市美術館の展覧会で衝撃を受けて以来、
ずっと注目している小川信治さんの作品とも思いがけず出会えました。
コレクション展というと、普通は見慣れた感が拭えないものですが。
このコレクション展に関しては、それが一切なし。
終始、新鮮な気持ちで楽しめた展覧会でした。