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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝

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現在、日本で初めてサウジアラビア王国の至宝を公開する展覧会、
“アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝” が、東京国立博物館の表慶館で開催中です。

アラビア


アジア最古級の石器から、サウジアラビア王国の初代国王の遺品まで。
400件を超える貴重な文化財が、ところ狭しと紹介されていました。

展示
展示


エジプト文明やアンデス文明の展覧会は、何度か訪れていますが。
アラビアやイスラム文明を取り上げた展覧会を訪れるのは、今回が初。
「タイマー」や「タールート島」 といった耳馴染みない地名や、
「カリフ」や「バリード」、「ダーダーン文字」 といった耳馴染みない言葉が、
当たり前のように続々登場し、やや面食らってしまいましたが。
(↑できれば、もう少し詳しく解説して欲しかった・・・)

なんかサブレみたいな 《人型石柱》 や、

石柱



なんかロディみたいなラクダの塑像、

楽だ


なんかイラっとさせられる骨製の人形など、

穂ね


印象に残る作品も多く、眺めているだけでも、なんか楽しめました。
ちなみに、この展覧会は、展示作品すべて撮影OK!
しかも、総合文化展 (平常展) と同じチケットで観覧できます。
さらに、2月4日までは、各日先着1000名限定で、
アラビックコーヒーとデーツ (ナツメヤシの実) を無料で提供してくれるとのこと。
さすが、サウジアラビア王国は太っ腹です。
なんか、いろいろお得な展覧会でした。
星


個人的に一番印象に残っているのは、
カルヤト・アルファーウで発掘されたという 《男性頭部》 です。

苅谷と
《男性頭部》 前1~2世紀、カルヤト・アルファーウ出土 キング・サウード大学博物館所蔵


カラーを巻いたオバチャンかと思いきや、男性頭部とのこと。
性別を間違えて、大変失礼いたしました。
ただ、しばらくじーっと眺めていたら、ビートたけしにも見えてきました。


それと、アラブの人はライオンが好きなのでしょうか、
いろんなパターンのライオンがいたのも、印象的でした。

ライオン
ライオン


こちらの四角い分銅も・・・

分銅


ライオンなのだとか (そうは見えませんが・・・w)。
おはようからおやすみまで、重さをはかるライオンです。


全体的には、見慣れないものが多かったですが、
中には、「あれっ、これって日本製じゃないの?」 と思わされるものも。

茶碗


シルクロードを通じて、アラビアと日本が繋がっていたことを実感した次第です。


ちなみに、僕が訪れたのは、関東地方を大雪が直撃したあの日。

雪


展覧会に合わせて表慶館前に設置されたアラビアの遊牧民テントが雪で埋もれていました。
本場アラビアでは、おそらく目に出来ないであろう光景です。

展と




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