富山県立近代美術館を前身とし、
2017年に移転リニューアルオープンしたばかりの富山県美術館 アート & デザインに行ってきました。
こちらの建物を設計したのは、建築家の内藤廣さん。
彼がこれまでに設計したちひろ美術館・東京や、
茨城県天心記念五浦美術館と同様に、内部は実に気持ちの良い空間が広がっていました。
居心地が、抜群に良かったです。
さらには、建物からの眺めも抜群!
“世界一美しいスタバ” のある富岩運河環水公園と、
雄大な立山連峰の大パノラマを一望することが出来ました。
正直なところ、ここまでステキな美術館だとは、
実際に訪れてみるまで、予想だにしていませんでした。
きっと無意識下で、どこか富山県を下に見ていたのでしょう。
反省も反省。
いや、猛省です。
そして、建物以上に、想像を上回ってきたのが、
富山県美術館 アート & デザインのコレクションの質の高さ!
現在開催中の “コレクション展Ⅲ” で、そのほんの一部が公開されていましたが。
ピカソにシャガールに藤田嗣治にマグリットにダリに・・・と、
有名どころの作家の名前を、一人ひとり挙げていたらキリがないほど。
国内外問わず20世紀以降の近・現代美術が、ほぼカバーされていました。
しかも、ただの作品ではなく、代表作品や重要作品ぞろいです。
岡本太郎の 《明日の神話》 の原画も、
ジャスパー・ジョーンズの貴重な鉛の作品も、
大竹伸朗さんの初期の大型ペインティング作品も、
富山県美術館 アート & デザインのコレクションの一部。
もし、都道府県立の美術館のコレクションを比較して、
充実度ランキングを作成したら、おそらく富山県が1位に輝くのでは?
そう思ってしまうくらいに、質、量ともにコレクションが素晴らしかったです。
と、コレクション1点1点が素晴らしかっただけに、
妙な取り合わせで展示されると、若干の胸やけがしました (笑)
左から、ダリ、ムンク、杉山寧、向井潤吉。
まるで、いろんな国のメインディッシュが並んでるよう。
目にしただけで、お腹いっぱいです。
ちなみに、改名し、館名に 「アート & デザイン」 が付いていることからもお気づきでしょうが。
「アート」 だけでなく、「デザイン」 にも力を入れている富山県美術館 アート & デザイン。
特にポスターと、
チェアのコレクションが充実しています。
チェアは実際に座れるものも。
デザインに興味がある方にもオススメの美術館です。
必訪!
それと余談ですが。
美術館内に併設されたレストランは、
なんと、地方初出店となる 「日本橋たいめいけん」 でした。
3代目茂出木シェフの等身大パネルが、なんともウザかったです (笑)
MAXキャッホー!
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富山県美術館 コレクション展Ⅲ
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