LIXILギャラリーで開催中の・・・
“聖なる銀 アジアの装身具 展” に行ってきました。
全身にアクセサリーを身に付けるなんて、
ヨーロッパやアメリカのセレブリティだけ…という勝手なイメージを抱いていましたが。
いやいや、意外や意外、
アジアの人々の方が、アクセサリーで全身キメキメにしたがる傾向があるのだとか。
それも、金ではなく、銀のアクセサリー。
なんでも、銀の輝きは、月光を象徴しているからなのだとか。
そんなアジアのシルバーアクセ事情を、
日本宝飾クラフト学院が収集・研究してきた270点のコレクションを交えて紹介するのが、今回の展覧会。
アジア全土を、東・東南・中央・南・西の5エリアに分け、
それぞれのエリアのシルバーアクセの比較や特徴が紹介されていました。
シルバーアクセなんて、怖いお兄さんか、
もしくは、ゴスロリ好きの方が身につけるもの…という、これまた勝手なイメージを抱いていましたが。
《トルクメニスタンの「アシク」または「ゴジャ」と呼ばれる背飾り》 や、
《中国少数民族ミャオ族の頭飾り》 に、
《チベットの「ガウ」と呼ばれるお守りペンダント》
などなど。
地域によって、用途によって、
様々なバリエーションがあり、普通に見入ってしまいました。
男子の僕ですら、惹き付けられたのですから、
アクセサリーが好物の女子の皆様なら、もっともっと惹き付けられることでしょう。
今回の展覧会を通じて、何と言っても、一番驚いたのが、アジア人のアクセ熱の高さ。
耳飾り、首飾り、指輪、腕輪、腰飾りは、もちろん。
額飾りに、こめかみ飾り、背飾りなんていうのもありました。
どんだけ、シルバーアクセで決めるつもりだ!!
また、全体的に、ゴージャスなものが多く、
その大きさと装飾の派手さゆえに、 “重くね??” と心配になってしまうアクセもちらほら。
特に印象的だったのが、 《中国の南京錠型首飾り》
重厚感たっぷりのデザイン。
見た目だけでも、十分重そうですが、
実際に、首にかけるとなると、相当重いのでしょうね。
下手したら、首がもげますね。
肩凝りをほぐすネックレス (マグネループ) とは真逆の肩凝り助長ネックレスです。
他にも、中国には、驚きのシルバーアクセが。
それは、穴を開けた銀貨にピンセットや楊枝、耳掻きなどをぶら下げた腰下げ飾り。
(画像は、ありません。あしからず)
まるで、十徳ナイフのようなアイディアグッズ的なシルバーアクセ。
カッコよくはなかったですが (笑) 、その便利さゆえに、ちょっと欲しかったです。
衝撃だったと云えば、ネパールの首飾り。
男性器をモチーフにしたものが、じゃらじゃらとたくさん付いた首飾りです。
(画像は、ありません。あしからず)
何でも身に付けると、頭に悪霊が昇るのを防ぐのだとか。
「うわっ、こいつ、頭に、おちん○ん付けてるよ。ヤバい奴だよ。関わりたくねぇよ」
と、悪霊が去っていくのではないでしょうか (笑)
ちなみに、その首飾りは、子供・女用なのだそうです。
もし、こんな首飾りを付けている女性がいたら、
悪霊どころか普通の男性も近づいてこないと思います。
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聖なる銀 アジアの装身具 展
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