現在、横浜美術館では、
“ヌード NUDEー英国テート・コレクションより” という展覧会が開催されています。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、世界屈指の西洋近現代美術コレクションを誇る英国テート、
そのコレクションより厳選された裸体表現をテーマにした作品134点を紹介する展覧会。
言うなれば、「ドキッ!丸ごと裸体!ヌードだらけの展覧会(ポロリもあるよ)」 です (←?)。
ということで、男子たるものムフフな内容を期待をせずにはいられなかったのですが。
結論から言ってしまうと、そこまでお色気路線な展覧会ではありませんでした。
横浜美術館に行くまでのあのドキドキを返して欲しいですw (←本音がポロリ)
確かに、展覧会の冒頭を飾るフレデリック・レイトンの 《プシュケの水浴》 をはじめ、
フレデリック・レイトン 《プシュケの水浴》 1890年発表 油彩/カンヴァス
Tate: Presented by the Trustees of the Chantrey Bequest 1890, image © Tate, London 2017
19世紀後半のヴィクトリア朝の神話画や歴史画こそエロティックでしたが。
時代が進むにつれ、エロティックさは減少していきます。
シュルレアリスムの時代に突入すると、エロティックさは皆無に。
現代アートのヌード表現となると、リアリスティックが勝ちすぎて・・・
エロいというよりも、生々しい、痛々しい印象です。
19世紀のヌード画は、官能的で思わず目を伏せてしまう感じでしたが。
現代のヌード画、ヌード写真は、
見ていられないor見たくないor見てはいけない気がする、何はともあれ、直視できなかったです。
200年の美術史の中で、これほどまでにヌードの表現が目まぐるしく変化していたとは。
非常に興味深かったです。
ヌード、裸体について、いろいろと考えさせられる展覧会でした。(※ただし性的な意味でなく。)
今回出展されていた中で、やはり断トツにエロティックだったのは、
今回が日本初公開となるオーギュスト・ロダンの大理石像 《接吻》 です。
オーギュスト・ロダン 《接吻》 1901-4年
会場で目に飛び込んできた途端、“(*ノωノ)カァァァァ” となりました。
公園などで人目をはばからずキスしているカップルに遭遇してしまったような。
あの感覚。
「誰だよ!美術館でキスしてるヤツ!」 と思ったら、それがロダンの彫刻でした。
圧倒的なまでのリアリティです。
しかも、360度どの角度からでも、熱々のカップルにしか見えません。
ヒューヒューだよ!(←ネタが古い!)
この1体を観るためだけに、ヌード展を訪れる価値は十分にあります。
他に印象的だったのは、ウォルター・リチャード・シッカートによるヌード画。
《オランダ人女性》(画面左)です。
シッカートは、昨年社会現象になった “怖い絵展” で、《切り裂きジャックの寝室》 が話題となった画家。
切り裂きジャックの正体の最有力候補の一人です。
そういう疑惑の目で見てみると、この絵もそういう状況のように思えてきました。
う~ん。怖い絵です。
また、ターナーによる官能的な作品も印象的。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー 《ベッドに横たわるスイス人の裸の少女とその相手》 「スイス人物」スケッチブックより
1802年 黒鉛、水彩/紙 Tate: Accepted by the nation as part of the Turner Bequest 1856, image © Tate, London 2017
風景画のイメージが強いので、まさかターナーがこっちの路線の作品も描いていただなんて。
なんだか新鮮でした!
しかしまぁ、スケッチブックに描かれているということは、
ターナーは、この光景をこの部屋にいて、眺めていたのでしょう。
そして、それをスケッチしていたのでしょう。
・・・・・・・いや、どんなプレイだよ!
それと、イギリスの歴史画家ウィリアム・エッティの絵画 (画面右) も印象的でした。
タイトルは、《寝床に就く妻を下臣ギュゲスに密かに見せるリディア王、カンダウレス》。
・・・・・・・いや、どんなプレイだよ!(本日2回目)
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“ヌード NUDEー英国テート・コレクションより” という展覧会が開催されています。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、世界屈指の西洋近現代美術コレクションを誇る英国テート、
そのコレクションより厳選された裸体表現をテーマにした作品134点を紹介する展覧会。
言うなれば、「ドキッ!丸ごと裸体!ヌードだらけの展覧会(ポロリもあるよ)」 です (←?)。
ということで、男子たるものムフフな内容を期待をせずにはいられなかったのですが。
結論から言ってしまうと、そこまでお色気路線な展覧会ではありませんでした。
横浜美術館に行くまでのあのドキドキを返して欲しいですw (←本音がポロリ)
確かに、展覧会の冒頭を飾るフレデリック・レイトンの 《プシュケの水浴》 をはじめ、
フレデリック・レイトン 《プシュケの水浴》 1890年発表 油彩/カンヴァス
Tate: Presented by the Trustees of the Chantrey Bequest 1890, image © Tate, London 2017
19世紀後半のヴィクトリア朝の神話画や歴史画こそエロティックでしたが。
時代が進むにつれ、エロティックさは減少していきます。
シュルレアリスムの時代に突入すると、エロティックさは皆無に。
現代アートのヌード表現となると、リアリスティックが勝ちすぎて・・・
エロいというよりも、生々しい、痛々しい印象です。
19世紀のヌード画は、官能的で思わず目を伏せてしまう感じでしたが。
現代のヌード画、ヌード写真は、
見ていられないor見たくないor見てはいけない気がする、何はともあれ、直視できなかったです。
200年の美術史の中で、これほどまでにヌードの表現が目まぐるしく変化していたとは。
非常に興味深かったです。
ヌード、裸体について、いろいろと考えさせられる展覧会でした。(※ただし性的な意味でなく。)
今回出展されていた中で、やはり断トツにエロティックだったのは、
今回が日本初公開となるオーギュスト・ロダンの大理石像 《接吻》 です。
オーギュスト・ロダン 《接吻》 1901-4年
会場で目に飛び込んできた途端、“(*ノωノ)カァァァァ” となりました。
公園などで人目をはばからずキスしているカップルに遭遇してしまったような。
あの感覚。
「誰だよ!美術館でキスしてるヤツ!」 と思ったら、それがロダンの彫刻でした。
圧倒的なまでのリアリティです。
しかも、360度どの角度からでも、熱々のカップルにしか見えません。
ヒューヒューだよ!(←ネタが古い!)
この1体を観るためだけに、ヌード展を訪れる価値は十分にあります。
他に印象的だったのは、ウォルター・リチャード・シッカートによるヌード画。
《オランダ人女性》(画面左)です。
シッカートは、昨年社会現象になった “怖い絵展” で、《切り裂きジャックの寝室》 が話題となった画家。
切り裂きジャックの正体の最有力候補の一人です。
そういう疑惑の目で見てみると、この絵もそういう状況のように思えてきました。
う~ん。怖い絵です。
また、ターナーによる官能的な作品も印象的。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー 《ベッドに横たわるスイス人の裸の少女とその相手》 「スイス人物」スケッチブックより
1802年 黒鉛、水彩/紙 Tate: Accepted by the nation as part of the Turner Bequest 1856, image © Tate, London 2017
風景画のイメージが強いので、まさかターナーがこっちの路線の作品も描いていただなんて。
なんだか新鮮でした!
しかしまぁ、スケッチブックに描かれているということは、
ターナーは、この光景をこの部屋にいて、眺めていたのでしょう。
そして、それをスケッチしていたのでしょう。
・・・・・・・いや、どんなプレイだよ!
それと、イギリスの歴史画家ウィリアム・エッティの絵画 (画面右) も印象的でした。
タイトルは、《寝床に就く妻を下臣ギュゲスに密かに見せるリディア王、カンダウレス》。
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