猪熊弦一郎展 猫たち
現在、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されているのは、“猪熊弦一郎展 猫たち” という展覧会。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)「猪なの?熊なの?猫なの??」と困惑された方も、いらっしゃるでしょうが (←?)。こちらは、昭和期に活躍した洋画家・猪熊弦一郎が描いた猫の絵の数々を紹介する展覧会です。もし、猪熊弦一郎 (1902~1993)...
View Articleヌード NUDEー英国テート・コレクションより
現在、横浜美術館では、“ヌード NUDEー英国テート・コレクションより” という展覧会が開催されています。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)こちらは、世界屈指の西洋近現代美術コレクションを誇る英国テート、そのコレクションより厳選された裸体表現をテーマにした作品134点を紹介する展覧会。言うなれば、「ドキッ!丸ごと裸体!ヌードだらけの展覧会(ポロリもあるよ)」 です...
View Article名工の明治
今年2018年は、明治元年から起算して満150年の節目の年。そんな 「明治150年」 を記念して、各地でイベント&展覧会が開催されています。東京国立近代美術館工芸館もまたしかり。「明治150年」 を記念して、“名工の明治” なる展覧会が開催中です。金工師の加納夏雄や、真葛焼の創始者である (初代)...
View Articleリアル 最大の奇抜
府中市美術館、春の恒例企画。「春の江戸絵画まつり」 が今年も開催されています。今年のテーマは、『リアル』。今でこそ、リアルに絵を描くというのは、基本中の基本のことのような気がしますが。実は、日本においては、西洋絵画の概念が輸入されてから、スタンダートになったもの。江戸時代までの絵画は、リアルさ (写実性)...
View Article超えろ、アロンソ・カーノ!聖ベルナルドゥスの奇跡選手権
現在、国立西洋美術館で絶賛開催中の “プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光”。その出展作品の中で一際、鑑賞者をザワつかせている絵があります。それが、アロンソ・カーノによる 《聖ベルナルドゥスと聖母》。アロンソ・カーノ 《聖ベルナルドゥスと聖母》 1657-60年 マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del...
View Article【告知】 現在募集中のアートツアー 【告知】
現在募集中のアートツアーです。アートに興味のない方でも楽しんで頂ける企画を心掛けております。初参加の方も多いので、どうぞお気軽にご参加くださいませ♪ (男女比は、7:3くらいで女性が多いです。...
View Article東西美人画の名作 《序の舞》への系譜
鳥居清長や喜多川歌麿らによる浮世絵美人たちに。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)菱田春草や鏑木清方ら東京画壇のスターが描く美人たちに。京都画壇の中村大三郎ら、大阪画壇の北野恒富ら、関西の画家によって描かれた美人たちに。現在、東京藝術大学大学美術館で開催中の展覧会には、東京ガールズコレクションばりに美人が大集結しています!しかし、これらの美人画は、「序」...
View Article看板建築展
現在、江戸東京たてもの園では、江戸から東京へ改称して150年という節目の年を記念して、“看板建築展” が開催されています。こちらは、都内各所から6棟も移築、復元、公開されている、江戸東京たてもの園の看板の一つともいうべき、「看板建築」...
View Article広重 名所江戸百景
今年2018年は、風景画の巨匠・歌川広重の没後160年にあたる節目の年。それを記念し、太田記念美術館では、春と秋の二度にわたって、大々的な歌川広重展を開催するそうです。その第一弾として、現在開催されているのが、“広重 名所江戸百景” という展覧会。広重が死の直前まで手掛けたという、最晩年の傑作シリーズ 《名所江戸百景》...
View Articleアンリ・ルソーの《蛇使いの女》に描かれてる鳥ってペリカン?フラミンゴ?
スズメにサギにニワトリに。美術の世界には、実にたくさんの鳥が登場します。それら鳥にまつわるアート作品に関して抱いている疑問を、これまでに何度もトークショーでタッグを組んだ鳥博士・高橋雅雄君に解決してもらおうという企画。それが、「高橋君に聞いてみないとネ」 。 <プロフィール>高橋雅雄...
View Article没後50年 中村研一の制作―日常風景とともに
近代日本洋画壇の重鎮として活躍した中村研一 (1895~1967)。その没後50年がちょうど経過したこともあり、かねてから一度は訪れようと思っていた (でも、遠いので面倒くさがっていた)・・・小金井市立はけの森美術館に行ってきました。最寄り駅の武蔵小金井駅から、小金井市立はけの森美術館までは徒歩約15分。“はけの道” なる道に沿って歩き、濁点がイタズラ書きされてしまった “コーポはけ”...
View Articleセーラー服と女学生 ~イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密~
現在、弥生美術館では、日本初となる・・・いや、おそらく世界でも初となるセーラー服にスポットを当てた展覧会が開催されています。その名も、“セーラー服と女学生 ~イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密~” 。一体どんな展覧会なのでしょうか?!セーラー服が好きとか、興味があるとか、そういう理由ではなく...
View Article超難問!クイズ どこの『館』?
さぁ、始まりました。『館』 の一字から、どの館のロゴなのかを当てる新 『館』 覚のクイズ。その名も、「クイズ どこの 『館』?」。出題者は私、ありとあらゆる 『館』 を訪れたアートテラー・とに~です。どうぞよろしくお願いします。まずは、例題。クイズ どこの...
View Article百花繚乱列島−江戸諸国絵師めぐり−
現在、千葉市美術館では、お家芸ともいうべき江戸美術の展覧会、その名も、“百花繚乱列島−江戸諸国絵師めぐり−” が開催中です。ちなみに、「絵師」 と書いて、「うまいもん」 と読ませています。“『諸国うまいもんめぐり』...
View Article蓮沼執太: ~ ing
現在、資生堂ギャラリーで開催されているのは、“蓮沼執太: ~ ing” という展覧会。音楽家、作曲家、プロデューサー、演奏家、シンガー、さらには、アーティストとしても活躍中の蓮沼執太さんの個展です。ちなみに、タイトルの “ ~ ing” は、「から イング」 と読むそう。事物 (人間) を繋ぐ関係性の象徴としての 『~』 と、進行形・Thing・Beingという意味での 『ing』...
View ArticleRe 又造 MATAZO KAYAMA
す2014年に竣工したSUBARU (旧:富士重工業) の新社屋ビル、エビススバルビルの3階に位置するイベントホール・EBiS303に行ってきました。現在、こちらで開催されているのが、“Re 又造 MATAZO KAYAMA” というアート展。日本の美術界100年に一人の天才とも称された日本画家、加山又造の世界を紹介する展覧会です。ところで、「MATAZO」...
View ArticleBook:28 『風神雷神 風の章/雷の章』
■風神雷神 風の章/雷の章 作者:柳広司 出版社:講談社 発売日:2017/8/30 ページ数:【風の章】 260ページ 【雷の章】 276ページ【風の章】扇屋 「俵屋」 の養子となった伊年は、醍醐の花見や、出雲阿国の舞台、また南蛮貿易で輸入された数々の品から意匠を貪っていた。俵屋の扇は日に日に評判を上げ、伊年は 「平家納経」 の修理を任される。万能の文化人・本阿弥光悦が版下文字を書く...
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