国宝ハンターで大三島を訪れたついでに、
以前より気になっていた今治市伊東豊雄建築ミュージアムに行ってきました。
大山祇神社の近くでレンタサイクルを調達し、自転車で向かうこと約30分。
それらしい建物が見えてきました!
・・・・・と思ったら、こちらは、ところミュージアム大三島とのこと。
別のミュージアムでした。
そのすぐ隣にあったのが、今治市伊東豊雄建築ミュージアム。
2011年にオープンした日本初の建築のミュージアムです。
建築界のノーベル賞といわれる “プリツカー賞” を受賞した、
世界的な建築家・伊東豊雄さんの建築作品を展示する美術館です。
もちろんミュージアムの設計は、伊東豊雄さんご自身によるもの。
建物そのものが作品というわけです。
ちなみに、こちらの大雑把なダイヤモンドみたいな形をした建築は、スティールハットというそう。
主に展覧会の会場として使用される建築です。
そんなスティールハットで、現在開催されているのは、
“新しいライフスタイルを大三島から考える” という展覧会。
伊東豊雄さんが塾長を務める伊東建築塾が中心となって、
大三島で取り組んでいる全11のプロジェクトをパネルや写真、模型で紹介する展覧会です。
「大山祇神社の参道を、花と光で夢の道に変えます!」 とか、
「大三島のぶどうと醸造所で瀬戸内完全生産のワインを作ります!」 とか、
「そのワインと島の食材を味わえる小さなオーベルジュを作ります!」 とか。
・・・・・・・・・・・・・・・。
正直なところ、全く興味が湧かなかったです (笑)
僕と関係のない街の市報を読んでいるような。
訪れる予定がないエリアの 『ことりっぷ』 を読んでいるような。
なんとも言えない感覚になりました。
“入館料800円を払って、一体僕は何を見ているんだろう・・・”
将来、大三島に住みたい。
もしくは、大三島に宿泊して、のんびり観光する予定だ。
そういう人たち向けのニッチな展覧会です。
・・・・・と、まぁ、展覧会自体はビミョーでしたが。
MIKIMOTO Ginza2ビルや多摩美術大学図書館の模型が観られましたし、
何より伊東豊雄さんの記念碑的名作である自邸、通称 “シルバーハット” の再現も観られましたし、
それなりに満足はしました。
建築好きであれば、一度は訪れておきたい・・・一度訪れれば十分なミュージアムです。
ちなみに、シルバーハットの中からは、瀬戸内の絶景が一望できます。
絶景かな!
ちなみに、もともとのシルバーハットが建っていたのは、中野本町だったとのこと。
・・・・・・・何をそこまで開放的に眺めたい景色があったのでしょう?
そうそう、余談ですが。
中野本町時代、シルバーハットは近所の方に、犬の調教場だと思われていたそうです。
うん。確かに (笑)。
なお、ミュージアムから、さらに2.5キロほど南下した場所に、
伊東豊雄さんが設計した今治市岩田健母と子のミュージアムもあります。
国宝と伊東豊雄の島。
それが大三島。
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