東京オペラシティアートギャラリーで開催中の “五木田智央 PEEKABOO” に行ってきました。
こちらは、国際的に注目を集めているアーティスト五木田智央さんの最新個展で、
DIC川村記念美術館での大々的な個展以来、実に4年ぶりとなる日本の美術館での個展です。
出展作品は約40点のうち、ほぼ半数が新作!
さらには、展示室すべて写真撮影がOK!
五木田ファンには、たまらない展覧会です。
惹かれる人は、とことん惹かれる。
受け付けない人は、とことん受け付けない。
ホームランか三振か。
五木田さんは、好き嫌いがハッキリと分かれるタイプのアーティストです。
例えば、展覧会の冒頭で待ち構えている今展のために描き下ろされた新作 《Come Play with Me》 。
五木田さんが大のプロレス好きということを知っていたので、僕はすんなり受け入れられましたが。
何も知らない状態で、いきなりこの絵が登場したら、たいていの人はおそらく戸惑うことでしょう。
いきなりラリアットを喰らったような感じになるはず。
他にも、三白眼にもほどがある女性の絵や、
全ての感情を失った合唱団を描いた絵、
・・・・・ただの変態 (?) を描いた絵など、
クセ強め、パクチーみたいな作品が続々登場します。
ハマるかハマらないかはあなた次第です (←?)。
また、五木田さんの代名詞ともいえる顔のない人物画は、今回も健在でした。
描かれている全員の顔が無いパターンは、特になんとも感じなかったのですが。
こちらの 《記念撮影》 のように、
顔のある人と無い人が混じってるパターンの絵は、
なんだか心霊写真のようで、薄気味悪く感じました。
しかも、顔が消えているだけでなく、女性の肩に謎の手が!
・・・・・あ、それはたぶん向かって右の男性の手ですね。
ちなみに、展覧会の終盤では、
800点以上の大小さまざまなドローイングからなるインスタレーションが展示されています。
五木田さん本人が3日かけて展示構成を完成させたという大作です。
近づいて見てみると、抽象画やテキスタイルのような絵、
さらに、アメリカのサブカルやアングラな雑誌からインスピレーションを受けたという絵がビッシリ。
そして、それらに混ざって、藤山直美。
そういえば、前回のDIC川村記念美術館での展覧会の時も、藤山直美がいましたっけ。
きっと五木田さんは藤山直美のファン。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
↧
五木田智央 PEEKABOO
↧