先週は、板橋区立美術館に行ってきました。
これまでに、切実なメッセージを発したり、
『龍馬伝』 に勝手に便乗したり、
平に謝ったり、
様々な展開を繰り広げてきた板橋区立美術館の幟。
いつのまにやら、
わりとオーソドックスなメッセージに変わっていました。
ちょっと残念・・・ (笑)
と、肩を落とした矢先に、
ヘンテコなものが目に飛び込んできました!!
「ん」
そして、入り口脇の石にも。
「んん」
何者なのかは、不明。
おそらく板橋区立美術館の仕業でしょうが、
もしかしたら、全く関係ない愉快犯の仕業かも。
とりあえず、 『ナニコレ珍百景』 に投稿してみようかと思います (笑)
そんな、ある意味で期待を裏切らない板橋区立美術館では・・・
現在、 “2012イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展” が開催中。
こちらは、すっかり板橋区立美術館の夏の風物詩となった美術展です。
毎年イタリアのボローニャで開催される児童書専門の見本市 “ボローニャ・ブックフェア” 。
それに伴うイベントとして、
1967年から開催されている 「ボローニャ国際絵本原画展」 は、世界最大規模の絵本原画コンクールです。
子どもの本のために描かれた作品を、5枚一組にすれば誰でも応募できることから、
新人イラストレーターの登竜門としても知られているのだとか。
言わば、イラストレーター界のM-1のようなコンクールです。
今年2012年のボローニャ国際絵本原画展には、
世界60ヶ国2685人ものイラストレーターから応募があり、
その中から日本人7人を含む19ヶ国72人 (組) の作家が入選したのだそうです。
板橋区立美術館の美術展会場では、
そんなボローニャ国際絵本原画展入選作品の数々が、一挙に公開されています。
未来のスターイラストレーターが、この中にいるのかもしれません!
参考までに (←何の?) 、
僕が気に入ったイラストレーターさんの名前を箇条書きにしますと・・・
(敬称略・五十音順)
・アマンディーヌ・マース
・アレッサンドロ・ルマーレ
・アンヤ・リーガー
・いのとみか
・クララ・ド・ヴィリエ
・武政諒
そして、特に気に入ったイラストレーターさんが、
モルテザー・ザーヘディと、小輪瀬護安さんの二人。
思わずポストカードを購入してしまいました。(1枚50円と破格!)
イラン生まれのモルテザー・ザーヘディが生み出す独特の動物のキャラクターは、どれもツボ。
小輪瀬護安さんの描く “はたらくくるま” シリーズは、
この歌で育った僕には、どストライクのイラストでした♪
ちなみに。
今回の美術展のポスターは、
ボローニャ在住のイラストレーター・ヨッチ(Yocci)こと、のだよしこさんの描き下ろし。
活字を一切使わず、全部手描きなのだそうです。
可愛くて、斬新な壁新聞スタイルのポスター。
このポスターも、今回の美術展の出展作品の一つと言っても過言ではありません。
それくらいにクオリティーが高いです。
このポスターしかり、
美術展の会期限定で、特別にカフェをオープンさせたり。
年に一度のお祭り感いっぱいの美術展。
絵本好きも、そうでない方も、ワクワクすること間違いなし!
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