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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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司会進行のおしギョと

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ここに一枚の写真があります。




画面の中央には、「ギョギョ!」 でおなじみの魚博士、さかなクン。
左には、ロンドンを拠点にマルチに活躍するネオポップアーティスト、フィリップ・コルバート。
そして、右には、よく見慣れた人物。

どう見ても合成写真のようですが、CGは一切なし。
現実の光景です。

フィリップ・コルバート×さかなクン×アートテラー・とに~。
この謎過ぎる3ショットは、9月4日より日動画廊でスタートする、
フィリップ・コルバートの日本初個展 “PHILIP COLBERT NEW PAINTINGS” に合わせ、




フィリップが来日していることを記念して開催された・・・

さかなクン×フィリップ・コルバート ライブ・ペインティング&トーク Show @日動画廊
~ 描こう、話そう、そして海を守ろう ~


というイベントでの一コマです。
真っ赤なロブスターがアイコンとなっているフィリップ・コルバートと、
イラストレーターとしても活躍するさかなクンが、海や海洋生物をテーマにトークを繰り広げつつ、
ライブペインティングをして、世界に一つしかないコラボ作品を完成させようというイベント。
ちなみに、完成した作品は、後日、オークションにて販売、
落札された金額の一部が、NGO団体セイラーズフォーザシーに寄付されるそうです。

今回は、そのイベントの司会進行を任されました。
イベントの時間は、約45分。
トークショーを進行することに関しては、それなりに自信はありますが、
今回のイベントは、限られた時間内に、きちんと絵を仕上げてもらわねばなりません。
かなりの大役です。


まず心配だったのは、初対面の2人が打ち解けられるのかということ。
お互いが通じ合っていなければ、良い作品は生まれません。

が、それは全くの杞憂に終わりました。
出逢うやいなや、学生時代からの友人かのように通じ合う2人。
トークショー前から、ごらんの通り盛り上がっています。




そのせいもあって、ほとんど打ち合わせが出来ないまま、トークショーの時間に突入 (笑)
ぶっつけ本番スタイルで、イベントはスタートしました。

最初は、改めて、自己紹介。
そして、お互いに対して、どんな印象を抱いているかのお話。
さらに、汚染問題など海に関するお話。
気づけば、あっという間に15分が経過していました。

そろそろ絵を描いてもらわねば!

しかし、トークは止まらず、話題はロブスターについて。
フィリップが、ロブスターの生態について語り始めます。
負けじと (?)、さかなクンもロブスターの生態について語り始めます。

マジで絵を描いてもらわねば(汗)

「あのー。ロブスターの話は、トークショーが終わったら、2人でたっぷりやってください」

と強制終了させ、ライブペインティングに取り掛かっていただく事に。
交互に描くのか、一緒に描くのか、何を描くのか、全く打ち合わせなし。
完全な白紙状態、いや、白キャンバス状態で、ライブペインティングはスタートしました。




大胆に真っ赤なロブスターを描き始めるフィリップ。
対して、さかなクンは大好きなエビスダイ (別名:ヨロイダイ)、ハコフグを描いていきます。
さすがは、プロの2人。
ペンがどんどんと進んでいきます。

途中、そんな2人を応援するべく、ロブスター君も登場してくれました。




しかし、ロブスター君の活動限界時間は、ウルトラマン並みなので、すぐに退場 (笑)




その座った姿は、さかなクン曰く、まるで監督のようとのこと。
監督の視線に見つめながら、ライブペインティングは続きました。




せっかくのコラボということで、お互いに描いて欲しいものをリクエスト。
その結果、フィリップがさかなクンのアイコンでもあるハコフグを、
さかなクンは、ジャパニーズスピニーロブスターことイセエビを描くことに。
そして、ライブペインティング開始から、30分後。
見事、素敵なコラボ作品が完成しました。




タイトルは、《HAPPY Sea》 です。




この絵は、フィリップの個展の期間中、日動画廊で、ご覧頂けます。
是非、この機会に!


さてさて、イベントは滞りなく終わったのですが。
こんな機会は二度とないだろうと、思い付きで、さかなクンとフィリップを誘って、
日動画廊のすぐ近くの銀座ソニーパークにある沖縄美ら海の大水槽に行ってみることにしました。





まさかのさかなクン登場に、銀座の街が軽いパニック状態に (笑)




銀座の皆さま、その節は大変お騒がせいたしました。


ちなみに。
さかなクンは、トークショーの時もそうでない時も、ずっとあのままのさかなクンでした。
その変わらない姿に、心から感動。
オンオフがある自分を猛反省しました。
こちらは、スタッフさんが撮ってくれたトークショー前の一コマ↓




なんてお辞儀が深いのでしょう!
人間性が素晴らしすぎます。
ギョ光、もとい、後光が差して見えました。





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