昨年、加島美術で開催され、日本美術ファンの間で、
大きな話題となった “SEITEI~渡辺省亭 蘇る!孤高の神絵師” 。
「世界のSEITEI」 こと渡辺省亭を、日本で本格的に紹介した展覧会です。
この展覧会を通じて、省亭のファンになったという方は少なくありません。
そんな省亭ファンの皆さま、
そして、残念ながら昨年、省亭デビューを逃してしまった皆さまに、嬉しいサプライズ!
‘省亭の聖地’ 加島美術にて、いまふたたびの省亭展が開催されています。
その名も、“SEITEIリターンズ!!~渡邊省亭展~”。
ビックリマークが1つでなく、2つ。
気合が入っていることが、ひしひしと伝わってきます。
タイトルに ‟リターンズ” とはありますが、
展示作品は、昨年出展された作品のリターンズというわけではありません。
そのほとんどが、今回新たに集められたもの。
まだ見ぬ省亭です。
それらの中でも特に今回の目玉ともいうべき作品が、
一月から十二月までそれぞれの月をテーマに描いた 《十二ヶ月》。
十二幅対がズラッと並んだ様は圧巻です。
省亭の筆が冴え渡っているのはもちろんのこと、
状態もすこぶる美しく、まるで出来立てホヤホヤかのような印象を受けました。
春らしいのは3月だけ、夏らしいのは7月だけ、
と、冷静に考えると、気候のバランスがやや偏っていましたが (笑)
絵としての完成度の高さが、それをカバーしていました。
また、省亭といえば、無線七宝を生んだ濤川惣助とのコンビで、
赤坂迎賓館の花鳥の間を飾る七宝焼30枚を制作したことでも知られています。
そんな伝説のコンビも、今回の展覧会にリターンズ。
省亭が下絵を描き、濤川惣助が仕上げた無線七宝の作品も展示されています。
この作品に限らず、ガラスケースなしでの展示のため、
(もちろん作品を傷つけない範囲で) ギリギリまで近づいて鑑賞することが可能。
是非、近づいて、思いっきりガン見してくださいませ。
「きれいな筆致してるだろ。ウソみたいだろ。七宝なんだぜ。それで。」
と呟いてしまうこと必至です。
今回出展されていた作品の中で、個人的にお気に入りなのは、《牡丹之図》。
牡丹の花からハラハラと落ちる花芯。
その様子が、まるでスローモーションのように感じられます。
何の変哲もない情景なのに、省亭の手にかかると、
映画のワンシーンのごとく、ドラマチックな情景に。
スズメも渋いイイ演技をしています。
高倉健に匹敵するレベル。
渋いと言えば、こちらの作品も。
月にウサギというド定番のモチーフも、
省亭の手にかかると、こんなにもハードボイルドな作風に。
ウサギがかなりダンディです。
さいとうたかを感。
ちなみに、もっとハードボイルドな作品もありました。
竹に鶴。
どちらも吉祥のモチーフのはずなのですが・・・。
なぜか、そんなにおめでたい気がしません。
ジリジリと間合いを詰めてくる鶴に、若干の恐怖すら感じます。
鶴というよりも、小型の恐竜のよう。
『ジュラシック・ワールド』 のワンシーンのようです。
さて、いよいよ来週土曜16時より、"SEITEIリターンズ!!" の関連イベントとして、
泉屋博古館分館分館長・野地耕一郎さんと、鳥博士・高橋君とのギャラリートークが開催されます。
おかげさまで参加希望のご応募が多かったようです。
惜しくも抽選に漏れてしまった方、是非トークを聞きたかったという方に朗報。
なんと、ギャラリートークセッションの様子が、
渡邊省亭のfacebookページで、ライブ配信されるそうです!!
当日までに、ページをフォローくださいませ。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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大きな話題となった “SEITEI~渡辺省亭 蘇る!孤高の神絵師” 。
「世界のSEITEI」 こと渡辺省亭を、日本で本格的に紹介した展覧会です。
この展覧会を通じて、省亭のファンになったという方は少なくありません。
そんな省亭ファンの皆さま、
そして、残念ながら昨年、省亭デビューを逃してしまった皆さまに、嬉しいサプライズ!
‘省亭の聖地’ 加島美術にて、いまふたたびの省亭展が開催されています。
その名も、“SEITEIリターンズ!!~渡邊省亭展~”。
ビックリマークが1つでなく、2つ。
気合が入っていることが、ひしひしと伝わってきます。
タイトルに ‟リターンズ” とはありますが、
展示作品は、昨年出展された作品のリターンズというわけではありません。
そのほとんどが、今回新たに集められたもの。
まだ見ぬ省亭です。
それらの中でも特に今回の目玉ともいうべき作品が、
一月から十二月までそれぞれの月をテーマに描いた 《十二ヶ月》。
十二幅対がズラッと並んだ様は圧巻です。
省亭の筆が冴え渡っているのはもちろんのこと、
状態もすこぶる美しく、まるで出来立てホヤホヤかのような印象を受けました。
春らしいのは3月だけ、夏らしいのは7月だけ、
と、冷静に考えると、気候のバランスがやや偏っていましたが (笑)
絵としての完成度の高さが、それをカバーしていました。
また、省亭といえば、無線七宝を生んだ濤川惣助とのコンビで、
赤坂迎賓館の花鳥の間を飾る七宝焼30枚を制作したことでも知られています。
そんな伝説のコンビも、今回の展覧会にリターンズ。
省亭が下絵を描き、濤川惣助が仕上げた無線七宝の作品も展示されています。
この作品に限らず、ガラスケースなしでの展示のため、
(もちろん作品を傷つけない範囲で) ギリギリまで近づいて鑑賞することが可能。
是非、近づいて、思いっきりガン見してくださいませ。
「きれいな筆致してるだろ。ウソみたいだろ。七宝なんだぜ。それで。」
と呟いてしまうこと必至です。
今回出展されていた作品の中で、個人的にお気に入りなのは、《牡丹之図》。
牡丹の花からハラハラと落ちる花芯。
その様子が、まるでスローモーションのように感じられます。
何の変哲もない情景なのに、省亭の手にかかると、
映画のワンシーンのごとく、ドラマチックな情景に。
スズメも渋いイイ演技をしています。
高倉健に匹敵するレベル。
渋いと言えば、こちらの作品も。
月にウサギというド定番のモチーフも、
省亭の手にかかると、こんなにもハードボイルドな作風に。
ウサギがかなりダンディです。
さいとうたかを感。
ちなみに、もっとハードボイルドな作品もありました。
竹に鶴。
どちらも吉祥のモチーフのはずなのですが・・・。
なぜか、そんなにおめでたい気がしません。
ジリジリと間合いを詰めてくる鶴に、若干の恐怖すら感じます。
鶴というよりも、小型の恐竜のよう。
『ジュラシック・ワールド』 のワンシーンのようです。
さて、いよいよ来週土曜16時より、"SEITEIリターンズ!!" の関連イベントとして、
泉屋博古館分館分館長・野地耕一郎さんと、鳥博士・高橋君とのギャラリートークが開催されます。
おかげさまで参加希望のご応募が多かったようです。
惜しくも抽選に漏れてしまった方、是非トークを聞きたかったという方に朗報。
なんと、ギャラリートークセッションの様子が、
渡邊省亭のfacebookページで、ライブ配信されるそうです!!
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