美術品を手に、銀座を代表するギャラリーの数々を訪問し、
昔話 『わらしべ長者』 のように、物々交換してもらおうという企画。
それが・・・
キラリトギンザの向かいに位置する銀座中央通りビル。
その7階にあるギャラリーゴトウにやってきました。
今年でオープン20周年を迎える現代美術の画廊です。
オーナーは、後藤眞理子さん。
もともとは、小学校の音楽の教師をされていたそうですが、
アート好きが高じて、ギャラリストへ転身、ゼロから画廊を立ち上げたのだそうです。
もちろん音楽は今でも大好きだそうで、画廊内では素敵な音楽が絶えず流れていました。
また、一流の演奏家を招いて、Gallery Concertを定期的に開催しているとのこと。
アートと音楽のコラボレーションが楽しめると、ファンの多い企画なのだそうです。
・・・と、まるでサロンのように居心地のいい空間なので、
ついついのんびりとしてしまい、本題をすっかり忘れていました。
作品の交換をよろしくお願いいたしますm(__)m
ベテランから若手まで、数多くのアーティストを扱っているギャラリーゴトウ。
その中から、今回後藤さんが選んでくれたのは、團上祐志さんの作品でした。
「若手作家繋がりってことで、うちのギャラリーで一番の若手はどうかしら?」
「若手って、今、おいくつなんですか?」
「22歳だったかしら」
「若っ!!・・・ってことは、もしかして、まだ学生ですか?」
「武蔵野美術大学の学生ですよ」
後藤さんには申し訳ないのですが、
この時、僕は内心でこう思っていました。
"ベテランの作品のがいいなぁ・・・"
しかし、この後、後藤さんから衝撃の事実が伝えられました。
なんと團上さんは、学生にもかかわらず、アメリカの画廊からオファーがあり、
学業を休学して、ロサンゼルスやニューヨークなどで、活動をしていたのだそうです。
"ひょっとすると、かなりの逸材なのでは?"
さらに、後藤さんは、こんな事実も教えてくれました。
昨年、ギャラリーゴトウで團上さんの個展が開催されていた時のこと。
銀座風月堂の社長さんが、團上さんの絵画を一目で気に入り、
リニューアルオープンする新しい店内に飾りたいと申し出たのだそうです。
しかも、その團上さんの絵画ありきで、
新店舗を建築家やデザイナーが店内の設計を行ったのだそうです。
なんと末恐ろしい22歳なのでしょう。
ちなみに、こちらが銀座風月堂の店内の様子です。
店内の中心に飾られているのが、團上さんの 《真空《重力と恩寵より》》 という絵画。
存在感はあるのに、奥ゆかしい。
無個性のようでいて、一度見たら忘れられない個性がある作品でした。
銀座風月堂の社長さんが気に入るのも納得です。
銀座風月堂に飾られているのは、抽象画のシリーズですが。
今回、後藤さんが交換してくれたのは、團上さんのもう一つのシリーズ。
《無題の肖像》 と題されたシリーズです。
ネットの画面では伝わらないかもしれませんが。
実物は、表面がかなりテカテカとしています。
まるで信楽焼の表面のようなテクスチャーです。
また、肖像画とはいうものの、誰とは特定できず。
目の前の誰かをモデルに描いているというよりは、
記憶の中の誰かを思い浮かべながら描いているかのような印象を受けました。
同じ世代、同じ肖像という題材でも、
町田さんと團上さんの作品では、全く異なる味わいがあるものですね。
さてさて、團上さんの作品が我が家に来て数日後。
ふと頭を過ったことがありました。
"あれっ?そういえば、この数か月内に、
「團上」 って (珍しい) 苗字をどこかで目にしたような??"
記憶の糸を必死に手繰り寄せます。
その結果・・・・・・・あっ!
数か月前に、團上さんからFacebookの友達申請があったわ!!
その時は、誰だか存じ上げなかったのですが、
何事においても 「来るもの拒まず」 の精神なので、申請を受け付けたのでした。
まさか今回の交換のことを見越してのFacebookの友達申請だったのでは?
芸術家の才能でなく、予知能力も備えている。
なんと末恐ろしい22歳なのでしょう。
【今回ご協力いただいた画廊】
ギャラリーゴトウ
住所:東京都中央区銀座1‐7‐5 中央通りビル7階
1位を目指して、ランキングに挑戦中!
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昔話 『わらしべ長者』 のように、物々交換してもらおうという企画。
それが・・・
キラリトギンザの向かいに位置する銀座中央通りビル。
その7階にあるギャラリーゴトウにやってきました。
今年でオープン20周年を迎える現代美術の画廊です。
オーナーは、後藤眞理子さん。
もともとは、小学校の音楽の教師をされていたそうですが、
アート好きが高じて、ギャラリストへ転身、ゼロから画廊を立ち上げたのだそうです。
もちろん音楽は今でも大好きだそうで、画廊内では素敵な音楽が絶えず流れていました。
また、一流の演奏家を招いて、Gallery Concertを定期的に開催しているとのこと。
アートと音楽のコラボレーションが楽しめると、ファンの多い企画なのだそうです。
・・・と、まるでサロンのように居心地のいい空間なので、
ついついのんびりとしてしまい、本題をすっかり忘れていました。
作品の交換をよろしくお願いいたしますm(__)m
ベテランから若手まで、数多くのアーティストを扱っているギャラリーゴトウ。
その中から、今回後藤さんが選んでくれたのは、團上祐志さんの作品でした。
「若手作家繋がりってことで、うちのギャラリーで一番の若手はどうかしら?」
「若手って、今、おいくつなんですか?」
「22歳だったかしら」
「若っ!!・・・ってことは、もしかして、まだ学生ですか?」
「武蔵野美術大学の学生ですよ」
後藤さんには申し訳ないのですが、
この時、僕は内心でこう思っていました。
"ベテランの作品のがいいなぁ・・・"
しかし、この後、後藤さんから衝撃の事実が伝えられました。
なんと團上さんは、学生にもかかわらず、アメリカの画廊からオファーがあり、
学業を休学して、ロサンゼルスやニューヨークなどで、活動をしていたのだそうです。
"ひょっとすると、かなりの逸材なのでは?"
さらに、後藤さんは、こんな事実も教えてくれました。
昨年、ギャラリーゴトウで團上さんの個展が開催されていた時のこと。
銀座風月堂の社長さんが、團上さんの絵画を一目で気に入り、
リニューアルオープンする新しい店内に飾りたいと申し出たのだそうです。
しかも、その團上さんの絵画ありきで、
新店舗を建築家やデザイナーが店内の設計を行ったのだそうです。
なんと末恐ろしい22歳なのでしょう。
ちなみに、こちらが銀座風月堂の店内の様子です。
店内の中心に飾られているのが、團上さんの 《真空《重力と恩寵より》》 という絵画。
存在感はあるのに、奥ゆかしい。
無個性のようでいて、一度見たら忘れられない個性がある作品でした。
銀座風月堂の社長さんが気に入るのも納得です。
銀座風月堂に飾られているのは、抽象画のシリーズですが。
今回、後藤さんが交換してくれたのは、團上さんのもう一つのシリーズ。
《無題の肖像》 と題されたシリーズです。
ネットの画面では伝わらないかもしれませんが。
実物は、表面がかなりテカテカとしています。
まるで信楽焼の表面のようなテクスチャーです。
また、肖像画とはいうものの、誰とは特定できず。
目の前の誰かをモデルに描いているというよりは、
記憶の中の誰かを思い浮かべながら描いているかのような印象を受けました。
同じ世代、同じ肖像という題材でも、
町田さんと團上さんの作品では、全く異なる味わいがあるものですね。
さてさて、團上さんの作品が我が家に来て数日後。
ふと頭を過ったことがありました。
"あれっ?そういえば、この数か月内に、
「團上」 って (珍しい) 苗字をどこかで目にしたような??"
記憶の糸を必死に手繰り寄せます。
その結果・・・・・・・あっ!
数か月前に、團上さんからFacebookの友達申請があったわ!!
その時は、誰だか存じ上げなかったのですが、
何事においても 「来るもの拒まず」 の精神なので、申請を受け付けたのでした。
まさか今回の交換のことを見越してのFacebookの友達申請だったのでは?
芸術家の才能でなく、予知能力も備えている。
なんと末恐ろしい22歳なのでしょう。
【今回ご協力いただいた画廊】
ギャラリーゴトウ
住所:東京都中央区銀座1‐7‐5 中央通りビル7階
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